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日本のロボット技術はなぜ災害現場に登場しない?

今回の大震災に関連し,本来なら国の研究機関や大学がこれまで地道に(あるいは華々しく)取り組んで来た人型ロボット,パワードスーツ,レスキューロボットがなぜ震災現場に登場しないのかという疑問を素朴に感じます.とくに大量の放射線を浴びるような極限作業環境下でこそ,人に代わってロボット技術が活躍できるのではないか.一方で,家庭用の掃除ロボット「ルンバ」を開発した米国iRobot社のロボット4台が防衛省の要請で今回の原子炉付近の作業現場に投入される予定であることが数日前のニュースで流れていた.日本における研究開発は「研究としての価値がどれほどあるのか」に重点が置かれがちである.「実用に供すること」の価値・大切さをここであらためて見直す必要があるように強く感じた.

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計画停電の影響でエスカレーターが止まる

関東周辺では公共交通機関のエスカレーターが使用禁止になっている場面に出会う。節電の必要性は十分理解できるが、上下移動に困難な人たちに対する配慮が忘れられてしまっているように思われる。一方で街を眺めると、電力を大量に消費している娯楽商業施設が目に留まる。日本のバリアフリーは本当の意味ではまだ根付いていないのではないかとふと感じた。
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