こだま360号 2008年5月号


  目次
視点…1
【特集】 春! 人権・平和・生活向上を目ざして!…4
障都連総会報告…8
支部活動 東西南北…9
視覚障害者9条の会主催講演会のご案内…11
教養講座変質への動き…14
【連載43】なぜか附属盲学校の放送室で生まれた点字ワープロ第1号機(6)…17
【読者投稿】会員動向…23
情報アラカルト…27
ありがとうコーナー…29
役員会だより…31
日程情報…32
編集後記…35
(目次 終わり)

   視点
 JR東日本が、10年をかけて山手線全駅に可動式ホーム柵(以下、可動柵)を設置すると発表した。3月31日の記者会見で清野智社長が述べたのである。これを報じたNHKラジオで私の目は覚めた。社長会見の1週間前の私たちの要請にはその雰囲気さえなかった。エープリルフールか?と思ったほどだった。10数年前から東視協は、これを我がこととして求めてきただけに本当に嬉しい。
 山手線の可動柵設置のこの方針は、JR東日本の経営計画「グループ経営ビジョン2020」(3月末決定)の1つであり、2、3の駅で試行的に実施して、10年後には29全駅に設置するとしている。
 「視覚障害者の2人に1人、全盲者の3人に2人が駅ホームから落ちている」との東視協まちづくり委員会の調査を発表したのが1994年10月のことだった。これが可動柵設置への大きな流れをつくった。
 次にどんな時に落ちるのかの調査に取り組んだ。電車を降り階段などを探して落ちることが多いことを知った。これが「点字版山手線乗換えガイド」の発行(1999年12月)につながる。それだけではない。私たちは、交通バリアフリー法に可動柵を位置づけてほしいと国会議員に求めた。鉄道記念日(10月14日)・バリアフリー法施行日(11月15日)・鉄道死傷事故ゼロの日(2月1日)には、毎年国土交通省やJRなどへの要請、国会議員との懇談、宣伝行動を行なってきた。バリアフリー新法審議の参議院国土交通委員会に全視協を代表し、参考人として私は「落ちない駅ホームを1日も早く」と議員たちに訴えた。2006年4月20日のことだった。参議院のバリアフリー新法の付帯決議に可動柵設置が盛り込まれたのも成果だった。
 視覚障害者の切実な願いと私たちの運動が、国やJR・鉄道事業者を確かに動かしているのだ。ここに確信を持ちたい。
 しかし、喜んでばかりはいられない。計画の「10年後」には大いに不満だ。あまりに遅すぎる。それだけではない。どの駅に設置するか、いつから始めるかについてはまだ決まっていない(JR本社広報室)としている。ホームのスペースが狭い駅、乗降客が多い駅などで試行するようだが、10年後の完成をどう進めていくかしっかりした計画ではない。
 今、大切なことは、計画を実施させる、早める運動である。駒込から、大塚から、大崎から、田町から可動柵を付けろという声を上げていこうではないか。声を上げるしかけを東視協でつくりたい。
 3月30日に舎人線で可動柵が実現した。6月14日には副都心線にも可動柵がお目見えする。都営地下鉄大江戸線も可動柵の事業化を始めている。10年の計画をせめて3年にしたい。そのための運動をしようではないか。可動柵は、命と安全重視を鉄道で実現することなのだから。そして、東視協がこの運動の主役に!
     編集委員  山城 完治

   【特集】 春! 人権・平和・生活向上を目ざして!
 5月のメーデーに始まり、憲法・平和へと私たちの運動が始まります。今回は、それぞれの行事に参加された方々の報告を掲載いたします。
     ・・・・・・・
  第79回中央メーデー、第41回障害者メーデー大成功
     北部  杉田 直枝
 5月1日、第79回中央メーデー44,000人、第41回障害者メーデー250人に参加。メーデー集会に参加する前に、「視覚障害者にも利用しやすい金融機関に求める署名」行動を行いました。
 メーデー会場代々木公園に入ると、会場は超満員。集会での発言は、障害者の代表がそれぞれの立場からアピールしていました。視覚障害者からは、栗山さんがガソリン問題についての発言でした。
 都の教育庁支部からいただいた弁当をいっぱい食べ、いよいよデモ行進。まず障害者団体が先頭になって行進。私たちは東視協の横断幕を持ちながら、シュプレヒコール「日本国憲法を守れ!」「障害者権利条約を直ちに批准せよ!」「応益負担反対!」などを沿道の人に呼びかけながら代々木公園から恵比寿東公園の2.5キロのコースを歩きました。お天気に恵まれ、夏のような日差しの中、久しぶりによい汗をかき、今年のメーデーも大成功でした。

  5.3憲法記念日集会に参加して
     南部  田中 章治
 今年は憲法施行61年。去る5月3日に「生かそう憲法、輝け9条 2008年5.3憲法集会&銀座パレード ― 武力で平和はつくれない・Stop! 海外派兵恒久法」が開催されました。日比谷公会堂で開催された集会では、湯川れい子さん(音楽評論家)、アン・ライトさん(元米陸軍大佐)、福島社民党党首、志位共産党委員長から、それぞれすばらしい発言がありました。
 集会には4,300人が集まり、東視協、全視協からは15名ほどが参加しました。私が特に印象に残っているのは、憲法は「守る」だけではなく、「生かす」ということの大切さです。現政権によって おびやかされつつある生存権、働く権利、法の下の平等を実現するために「みんなで行動しよう」という訴えに最も共感させられました。

  平和は続くどこまでも
     南部  野島 潔
 南部恒例の国民平和大行進に、夢の島から川崎市役所まで約35キロを歩くつもりで参加しました。
 今年は50周年の行進とあって、9条世界会議のイギリスやフィリピンからの参加者と、南部から4名をはじめ全視協14名を含めた1,400人が、6日の出発集会に集まりました。続く7日は前日終了した港区役所を出発し、京急蒲田駅まで暑さに負けず平和をアピールしてきましたが、ここで東視協で南部だけの2名は力尽きてリタイアとなりました。

   障都連総会報告
     副会長  内田 邦子
 午前中は質問と回答、意見交換でした。中でも昨年1年間、全国視覚障害児(者)親の会東京支部、大田区障害者連絡会(大障連)が障都連に加盟しました。
 活動の報告では、生活と健康を守る会の生保の裁判ではあまりにひどい実態に「命にかかわる」として裁判を早め、6月には結審となるとのこと、また、東京都教育委員会の性教育と民主的教育への攻撃が強まっている中、元都立 七生(ななお)養護学校 金崎校長の降任・処分撤回を求める請求に対して、これを認めた運動の報告があり、「地域の団体や人たちに知ってもらう活動を通して勝利に結びついた」との発言がありました。

   支部活動 東西南北
 今月は南部と西部の活動を紹介します。
     ・・・・・・
  塚原さん おめでとう!
     南部  西原 和子
 皆さん こんにちは、こちら南部支部です。
 4月14日に行われた支部例会は、数ヵ月前に結婚された塚原さんを囲んでお祝いをしました。
 まずは下奥さんの音頭で乾杯。続いてプレゼントの贈呈、私たちからサラダボウルをさしあげました。
 改まった儀式はここまでにして、後はオードブルをつまみながらおしゃべりタイムとなりました。「お二人の出会いは?」「奥様はどちらの方?」「通勤は何線を利用するんですか?」などなど。塚原さんは、どんな質問にも丁寧に答えていました。
 先輩既婚者からのアドバイスは一言もないまま、タイムアップ!お開きとなりました。
 幸せ真っただ中の彼が、私たちにも幸せを分けてくれました。さて、今度はいつこのような機会を持てるかなあ?!!

  バーベキューパーティーで交流会
     西部  原島 利武
 晴れと雨が2日くらいで繰り返す日が続いていた4月13日(日)、小降りの雨から曇りになり、じっとしていると冷えてくる青梅線西立川駅に12時集合。
 すぐそばの昭和記念公園バーベキューガーデンに向かった。途中の道は広々として、人があまりいなかったので、行楽日和だ、などと冗談を言いながら歩いた。
 会員・家族16人、元会員家族3人、ボランティアなど3人、合計22人とにぎやかになった。借りた調理器具、注文してあった食材を使い、牛サーロインステーキ、豚ロース、ホタテ貝、焼きそば、野菜などを味わった。アルコールなど飲み物も飲み、自己紹介をして、あたたかい気持ちになり楽しく時を過ごした。
 希望者は2次会に出かけました。

   視覚障害者9条の会主催講演会のご案内
 日ごろより、視覚障害者9条の会に対し、ご支援・ご協力をいただき、誠にありがとうございます。当会は2006年9月の結成以来、「平和憲法を守りたい」と願う視覚障害者、関係者の多数派の結集を目ざして活動をいたしております。
 ところで、今回は、戦前の盲学校とそこに学んでいた視覚障害者の状況について学習したいと考えております。昭和10年代、すなわち1930年代半ばから45年の終戦にいたるまでの時期は、日本軍国主義がアジアへの領土拡張政策を展開し、無謀な戦争へと突き進んだ時代でした。そんな中、盲学校も例外なく時代の波に大きく翻弄されました。そこに生きた視覚障害者たちは何を考え、いかなる行動をとったのでしょうか。はるばる京都からこの方面の研究での第一人者の岸先生をお招きし、講演をお願いしました。必ずや私たちにとっての、今日に生きる教訓がうかがえるものと確信いたしております。多くの皆さんのご参加をお待ちいたしております。
     ― 記 ―
日時:2008年5月17日(土)午後6時〜8時
会場:東京都障害者福祉会館2階洋室
内容:第1部 アコーディオンと一緒に歌おう
       出演  5・5(ゴーゴー)アコーディオンサークル
   第2部 講演「戦争と盲学校 ― 昭和10年代を中心に」
       講師  岸 博実(ひろみ)氏(京都府立盲学校教諭)
参加費:1,000円(資料代、ソフトドリンク代を含む)
連絡先:田中章治 048−285−9935(自宅)

   教養講座変質への動き
     事務局  山城 完治
 民主主義を壊す石原都政の病はすすんでいます。東視協が運営を担当して毎月開催している「晴眼者と共に学ぶ視覚障害者教養講座」(以下、教養講座)が変質させられようとしています。
 教養講座は、東視協の要求を受けて美濃部革新都政の下で1973年4月から今日まで35年間行なわれています。73年から約15年間は、年12回を東視協、都盲協が6回ずつ担当していました。都盲協がこの講座から撤退する事態を受けて、東視協が12回全てを担当する形となりました。尚、都盲協は、教養講座から退きましたが、その代わりに合唱教室を担当しています。
 教養講座は、「視覚障害者の教養を高め、日常生活を豊かにし、社会活動への参加と自立を促進する」(平成18年度版 障害者施策の概要、東京都福祉保健局障害者施策推進部205ページ)ことを目的として社会教育充実の一環として実施されています。
 東視協は、各支部が講座のテーマや講師について具体的に提案し、講座の運営者を2人(今年度は山城と織田津友子さん)を出して東京都教育庁の担当者と共に講座を運営しています。
 社会教育、とりわけ視覚障害者の社会参加を促進する観点から、講座は伝統的に自主性を大切にしてきました。時宜に合ったテーマと内容を、テーマにふさわしい講師に学ぶことを大切にしてきました。
 それが石原都政になってから目に見えて崩されてきました。私たちの推薦した講師に対して、東京都に批判的だから許可しないことがふえてきました。この数年は、講座の講師を決める場として「講師選定委員会が設置され、担当課以外からも部長・課長が出席して、提案を受けて議論し決めています。講座にきたこともなく、視覚障害者を知らない人たちに議論する意味がどこにあるのか私には全く理解できません。テーマや講師の政治的立場についての嗅覚は優れているのかもしれません。
 最近こんなことがありました。7月の講座でビール工場の見学を提案したところ、ビール工場はダメだと言ってきました。10年ほど前に生麦のビール工場を見学したことがありますし、ビール工場見学のどこが悪いのか私たちには、理解できません。視覚障害者を子供扱いしているのではないかと担当者に抗議しています。
 このような状況の下で、運営者として私たちも困っています。運営者といっても、主催する東京都のお手伝いの位置づけですから、テーマや講師について担当者と一緒に会議で説明することも許されていません。早め早めに企画を立てて、東京都が異議を唱えそうな内容については説明の時間を確保するなどの配慮も必要です。その意味で各支部の提案を早めにお願いしたいと思いますし、講座に参加して、声を出していただければとの思いを強くしています。
 視覚障害者は情報障害者です。社会教育となると視覚障害者にはほとんどありません。唯一教養講座があるだけです。ですから、この講座を守り発展させる意味は大きいと思わざるをえません。

   【連載43】なぜか附属盲学校の放送室で生まれた点字ワープロ第1号機(6)
     北部  長谷川 貞夫
 いつまでたっても、題名が「なぜか附属盲学校の放送室で生まれた点字ワープロ第1号機」から離れられません。それは、途中で新しい話題が入ってくることと、私が附属盲学校勤務中は、研究職でないために専用の研究室も研究費もなかったから、この「放送室」が何ともありがたく、また懐かしいのです。
 今回は、宮城県の仙台市にある「ありのまま舎」より、第10回「ありのまま功績賞」をいただきました。それで今度は、その時のごあいさつなどを紹介させていただきます。
 私は5月5日に「ありのまま舎」より「ありのまま自立大賞自立功績賞」をいただきました。
 授賞理由は、私が20歳の頃より約半世紀にわたって行なってきた点字教科書運動、録音図書館設立活動、視覚障害者用ワープロ開発、ATMなどの公共情報端末、テレビ電話による視覚障害者遠隔支援、体表点字による盲ろう者用電話などによる視覚障害者・盲ろう者の情報バリアフリーの活動に対してでした。
 受賞者としてのお礼のごあいさつでは、現在行なっている盲ろう者用電話の開発を中心に、ルイ・ブライユによる点字の発明と、モールスによるモールス通信との係わりの観点をご説明させていただきました。
 視覚障害者の文字であり、また2進符号でもある点字と、2進符号で始まったモールス通信とは、現在のIT時代において、点字を体表点字へと展開させることにより、初めてコンピュータで点字を指から離して目で見るように点字という文字が読めるようになりました。このことが、視覚に障害のある人や広く人間の文化にどのような影響をもたらすかは、今後の問題と考えます。
 次は、その授賞式においてごあいさつさせていただいた内容です。
     ・・・・・・・
 私がこの度受賞させていただきました長谷川貞夫でございます。これ以上に嬉しいことはございません。これを励みとさせていただき、一層これまでやってきたことの延長の上で励みたいと思います。
 私が最も尊敬する人は「ルイ・ブライユ」であります。点字を今から約180年前に発明いたしました。大変この方は悲劇的な方で、点字を発明しながら、自分の点字が世の中に認められる前に亡くなってしまいました。
 現在は、まさにテレビ、携帯電話、インターネットなどで代表されるIT時代でございます。このIT時代の最も先駆けとなった人は「モールス通信」の発明で有名な「モールス」でございます。
 モールスは1837年に最初の通信の実験をいたしました。ルイ・ブライユはその12年前の1825年に15歳の一盲人でありましたけれども、フランスにおいて既に点字を発明していました。
 このモールスの実験よりも12年前に先立つルイ・ブライユの点字の発明の本質は、「目で文字を読めない視覚障害者に光を使わないで指の触覚で文字を伝える」という方法でした。
 一方、モールス通信の発明の本質は、「遠く離れていて文字を伝えられない人に、同じその時間に文字を伝える」という方法でした。この12年に前後して生まれた2つの発明が現在のコンピュータ時代においてこそ初めて繋ぐことができるようになりました。それは、体表点字がルイ・ブライユの指先の触覚で読む点字の延長線上の点字であるからです。その応用の一つが体表点字による盲ろう者用携帯電話でございます。
 この現在のIT時代において、最も先にこのルイ・ブライユの点字の恩恵を受けなければならない人は、情報の面で、目も耳も不自由なヘレンケラーのような「盲ろう者」の方々であると思います。
 そして、その次に情報に不自由なのは、視覚障害者と聴覚障害者かと思います。
 視覚障害者の情報が不自由なことによる障害の一つに、思う場所に行くことができないなどの移動障害があります。これについては、道を歩いていて、どの方向が東西南北のいずれであるか、また、GPSなどにより目的地と現在いる場所が、どういう位置関係かということを体表点字で伝えることができると思っています。
 これらの技術は、いずれもルイ・ブライユの文字の応用で可能です。体表点字の技術をこれからも盲ろう者、視覚障害者はじめ多くの人々に役立つものにしていきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

   【読者投稿】会員動向
 今月はご自分の近況をお2人からいただきました。日ごろのご苦労など日常生活・職場でがんばっている様子がよくわかります。
     ・・・・・・
  新しい職場が決まるまで
      北部  荒屋敷 健
 東視協に再入会させてもらい、早いもので1年になろうとしています。
 再入会の昨年5月の総会の時、1度は決まっていた就職が7月下旬には膝の痛みや腰痛で、仕事を続けられずあえなく離職、治療をしながら再就職先探しの日々でした。膝の痛みと共に手も痛め、さらにアパートは湿気が強く、医師から体に水分がたまりやすいのは湿気が悪いと言われました。膝が悪いのは膝蓋靭帯の損傷が原因と言われました。階段は控えるようになど仕事をするのに条件が言い渡されました。
 生活も洋式に変えてベッド生活になり、東視協の仲間から鍼治療をしてもらい、今回、何とか就職することができたのは東視協の会長をはじめ、雇用をすすめる会の励まし・アドバイスなど力強い後押しのほか、新年会で決意表明したことが実現しました。東視協の仲間のあたたかい心に支えられ、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
 現在の職場が最後だという気持ちとやりたかった仕事の1つであった特養に就職できて、何人かの方から運がいいよといわれました。50歳過ぎると仕事はなかなかないし、まだ仕事をしていなかったかもしれません。
 特養の仕事も何とか形ができつつあります。同僚とも良い関係ができ、いくつかの要望も求められたりします。利用者さんとの人間関係づくりは大変なこともありますが、でもやらなくてはという強い気持ちが入り混じっています。あせらずゆっくりやってほしいと励まされています。本当によかったなあと思いつつ、この気持ちを大切にして定年の60歳まで走り続けたいと思います。

   東視協の皆様へ
     西部  吉田 洋子
 東視協の皆様、西部支部の皆様、あたたかいお見舞い、ありがとうございます。
 昨年12月30日(日)、西部支部で忘年会をやり、2次会にカラオケに行くため階段を下りている時、後ろから転んだ人と一緒に階下に転落してしまいました。気がつくと地面に倒れ、足が動かない…救急病院で応急措置をしてもらい、翌年1月4日に一橋病院に入院しました。
 左足首骨折(脛骨・腓骨)で正月早々入院なんて「運がない!」「ついてない!」と思い、毎日天井ばかり見ていました。事故後2週間は激痛と寝不足で、また「仕事のこと」や「歩けるのか?」と毎日考え不安でした。不安ながらも西部支部の仲間たちが、お見舞いに来てくださり、涙が出るくらいとても嬉しかったです。
 小平という小さな田舎町で、何度もお見舞いに来てくださって、ありがとうございました。また、雪降る中、ご夫妻で来られびっくりしました。悪天候で駅より遠く頭が下がる思いだったです。皆様のあたたかい励ましで胸が熱くなりました。
 お蔭さまで、4月5日(土)に退院できました。約3ヵ月の入院生活、貸してもらったラジカセ・CD・テープ等、部屋(4人)の人と音楽鑑賞などして過ごしました。日常生活に困らない品物をいただき、シャンプー・洗剤・歯ブラシセット・菓子・イチゴ・メロンなど、ありがとうございました。
 体調を早く直し、また活動できる日を楽しみにしております。ありがとうございました。

   情報アラカルト
 1.ハーティ割引率 アップされます
 NTTドコモでは、障害者割引サービス(ハーティ割引)を、6月から60パーセントに引き上げます。これまでは全ての通話料から、50パーセントの割引でした。6月から、60パーセントに引き上げられることになります。このサービスは、誰かと話したり、メールのやり取りなど通信料も含まれています。現在、ハーティ割引を利用している方は自動的に対象となりますので、特に手続きをする必要はありません。

 2.南部支部の西村早苗さんから、たくさんのテープ図書をいただきました。例えば、「女歌100年史」「中国5000年」「花を旅する」などです。興味のある方は、事務所までご連絡下さい。

 3.事業委員会から
 お待たせしました! 素麺と新茶の販売を始めます。素麺1箱20束入り1400円。値上げラッシュのこの頃ですが、値上げしない予定です。お茶は100グラム入り1000円です。冷やし中華1000円、カレールー1000円、コーンスープ1000円も販売していますので、皆さん、ご協力よろしくお願いします。事務所にお電話下さい。

   ありがとうコーナー (省略)

   役員会だより
 1.第42回東視協総会に参加して下さい
 6月1日に行われる総会に参加し、積極的に発言して下さい。皆さんのお手元には、点字・活字・テープ版の議案書が届いていると思います。各支部でも、議案書討議を行なって下さい。また支部ごとに参加人数と、委任の数をまとめて下さい。昼食は会で用意します。連絡は事務所(03−6410−7118)までお願いします。

 2.総会後に交流会をします
 総会終了後、交流会を予定しています。場所は障害者会館A2・3です。参加費もできる限り安くしたいと考えています。こちらにもたくさんの方に参加していただき、大いに語り合いましょう。参加される方は事務局までご連絡下さい。

 3.「私の要求」を、各支部でまとめていただき、事務局まで提出して下さい。今回は、皆さんがよく利用する場所に、エスコートゾーン設置の要望も集めていますので、よろしくお願いします。

   日程情報
5/12(月) 南部支部例会
  同    全視協情報委員会
  同    視覚障害者9条の会 印刷作業・会議
5/13(火) 事務局会議
5/14(水) 障館相談・織田津友子
5/15(木) こだま5月号活字版発行
  同    まちづくり委員会
5/17(土) 事務局作業
  同    視覚障害者9条の会 講演と文化の集い
  同    ステッキーズレッスン
  同    青学部例会(予定)
5/18(日) 東視協役員会
5/19(月) 手をつなごう代表者会議
5/20(火) 事務局会議
5/21(水) 障館相談・鈴木 彰
  同    障都連三役会議
5/22(木) 事務局作業
  同    松野 仁 バイオリンコンサート
5/23(金) 組織委員会
5/24(土) 事務局作業
  同    会計監査
5/25(日) 女性部例会
  同    教養講座「邦楽を味わおう、楽しもう!」
5/26(月) かーなづーちレッスン
5/27(火) 事務局会議
5/28(水) 障館相談・栗山 健
5/29(木) 事務局作業
5/31(土) 事務局作業
6/1(日)  第42回東視協総会
  同    親睦・交流会
6/2(月)  点民編集委員会
6/3(火)  事務局会議
6/4(水)  障館相談・織田津友子
6/5(木)  事務局作業
  同    こだま編集委員会
6/6(金)  雇用をすすめる会
6/7(土)  事務局作業
  同    ステッキーズレッスン
  同    東部支部例会
6/9(月)  南部支部例会
  同    全視協情報問題会議
6/10(火) 事務局会議
6/11(水) 障館相談・山城完治
6/12(木) 事務局作業
6/14(土) こだま6月号点字版発行
  同    北部支部例会
6/15(日) 東視協役員会

   編集後記
 やっと春らしくなったと思ったら毎日雨が続き、すっきりした五月晴れはあまりありません。また、気温の上がり下がりが激しく風邪などをひいている人も多く見かけます。皆さん、大丈夫ですか。
 東視協第42回総会が6月1日に行われますが、昨年から今年にかけて会を辞めたり亡くなったりした方が多く、現在の東視協会員数は132名です。総会では会員拡大のための議論を皆さんで行い、以前のような会員数に早くしたいものです。
 東視協のアドレスが変わりました。現在のアドレスもそのまま使いますが、会員の皆さんからのメールは新しいメールアドレスに送っていただけると事務作業が捗ります。新しいアドレスは jimu−toshikyo@kcd.biglobe.ne.jp
 「私の要求」などもこのアドレスに送ってください。
 支部での議案書討議をして、総会を盛り上げましょう。

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