こだま349号 2007年6月号
  目次
視点…1
東視協第41回総会報告…4
2007年度 東視協役員紹介…7
新役員抱負…7
特別決議案…9
第41回総会アピール(案)…16
全視協第28回兵庫大会報告…21
大会・旅行参加者の感想…23
生演奏に感動!…29
情報アラカルト…30
ありがとうコーナー…33
役員会だより…34
日程情報…35
編集後記…38


  視点
 6月5日は、世界環境の日、そしてドイツのハイリゲンダムで行なわれている先進国首脳会議(サミット)で温室効果ガス排出削減が大きなテーマとなっている。そこで今回は、環境問題について考えてみたい。
 国連と科学者でつくる「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)が、今年2月に地球温暖化に関する最新の科学的知見を集約した報告書(第4次)をまとめている。
 平均気温について前回報告書は、過去100年間(1901〜2000年)で0.6度上がったとしたが、今回(1906〜2005年)は0.74度上がっている。
 原因に関して報告書は、温暖化をもたらしているのは人類が排出した二酸化炭素などの温室効果ガスであることはまちがいないとしている。
 将来については、今世紀末までに平均気温が最大で6.4度(前回は4.8度)上がり、影響は数世紀にわたって続くと予測している。
 地球温暖化の進行が、科学的に確実といえるようになってきたということだろう。
 また報告書は、地球規模で起きている異常気象も初めて温暖化と関連づけた。世界各地を襲っている豪雨・猛暑・暖冬・大型台風の出現など異常気象は温暖化と無縁ではなく、今後さらに頻発するようになるという。
 だが、報告書の深刻さに比べると対策は中途半端と言わざるをえない。国際的な対策である京都議定書(1997年)がめざす温室効果がスの排出削減は一向に進んでいない。世界最大の排出国の米国が、議定書から離脱している。経済拡大に伴って排出量を増やす中国・インドには削減義務がない。対策が2012年までしか決められていない。
 報告書の指摘を先進国の首脳が、とりわけ米国が受け入れざるをえなくなってきている。米国では200を超える議会で温室効果ガス削減への声が上がっているという。フォードやクライスラーなどの大手自動車メーカーも温室効果ガス削減に足を踏み出している。
 しかし、米国は温室効果ガス削減に方針を転換してはいない。排出目標をあいまいにしようと動いている。2050年までに90年比で世界の排出量を半減させるという目標を、サミットの宣言に書きこもうと奮闘するドイツのメルケル首相に強く抵抗しているのがブッシュ大統領だ。新しい世界への対応をめざすEUと、これまでのやり方に固執する米国、その米国に引きずられながら、中途半端な対策しか提示しない安倍首相の姿がある。
 世界は確実に変化している。これを地球環境と人類が共存する方向で進めなければならない。そして、これを推進する最大の力は草の根、私たち一人ひとりの声と取り組み、そして運動なのではないだろうか。
      編集委員  山城 完治

  東視協第41回総会報告
     事務局長  織田 津友子
 東視協の第41回総会が、5月20日、港区立勤労福祉会館を会場に開催され、49名(委任45名)の会員が出席しました。
 総会では2006年度運動のまとめと同決算を承認し、2007年度運動方針と同予算を決め、2007年度役員を選出しました。
 菅井孝雄さんと樽谷明さんが議長となって進められた討論では、地域支援事業関係の取り組みで13の議会に陳情を行い、移動支援事業において荒川区・葛飾区(35時間)、豊島区(20時間)、中野区(15時間)で無料を勝ち取り、日常生活用具給付事業の自己負担においては、中野区無料、新宿・豊島区が3パーセントになったことが報告されました。
 情勢と運動方針案についての討論では、大江戸線に可動柵設置を事業化することは文書で出されているか、音響信号機での夜間対応を考えてほしいなど議題に対する発言よりも要望が出されました。また、規約改正の提案がされ、会の名称は「東京視覚障害者協会(略称 東視協)」と決まりました。また、ブロックは支部となり、東・西・南・北支部となりました。役員では副会長が3名から2名に変わりました。
 総会では、「生かそう憲法、守ろう9条、今こそ私たちは改憲反対のゆるぎない多数派の獲得をめざして行動します」と「ガイドヘルプ日常生活用具給付事業の維持・拡充と応益負担の中止を求める決議」の特別決議と「第41回総会アピール」を採択し、以下の役員を選出しました。
 また、この総会に、市橋博氏(障都連事務局長)と可知佳代子東京都議会議員(日本共産党)氏から連帯のご挨拶をいただき、コカコーラボトリング社よりお茶の寄贈をいただきました。心よりお礼申し上げます。
 尚、総会では新事務所を5月20日開設と決め、東視協活動の新たな1歩を踏み出しました。

  2007年度 東視協役員紹介(敬称略)
 会長  鈴木彰
 副会長 内田邦子、田中章治
 事務局長 織田津友子
 事務局次長 栗山健、菅井孝雄
 会計 高山米子
 運営委員 稲垣実、梅村秀、織田洋、小板橋靖彦、沢真由美、滝沢由紀子、野島潔、山中由紀子
 会計監査 井上毅三、土井茂樹

  「新役員抱負」
  明日の東視協のために
    事務局次長  菅井孝雄
 私は去る5月20日に開かれた東視協第41回総会に事務局次長に立候補し、多数の支持を得、信任されてその任に当たり始めました。とはいっても種を明かせばある執行部幹部から、すでに地元杉並での重い任務から解放されている私に「ここらで東視協で一役買ってほしい」との声がかかり、特に断る理由もなかったからというのが真相です。しかしながら引き受けたからには後に続く後輩が、我々視覚障害者の未来のために力強く活動できるよう、これを縁の下から支えるために力を尽くしたいと思っておりますので、何分よろしくお願い申し上げるしだいです。抽象的にはなりますが抱負を3つ掲げておきます。
 1.会員(特に幹部役員クラス)の信頼関係を固めるために常にその接点を追求し和合につとめます。
 2.東視協本体とNPO法人視覚障害者サポート・ゆいの役割の違いを認識しつつ、運動と事業が両輪となって発展できるよう努力します。
 3.記念すべき40周年の年が将来においても思い出に残る1ページとなるようこれに関連する事業の成功のため汗を流します。

  ご挨拶
    運営委員  山中由紀子
 第41回総会で、新しく南支部長に選ばれました山中由紀子です。1型糖尿病という病気を抱えていますが、皆さんと一緒に和やかでなんでも話し合っていける南支部(旧南部ブロック)にしていければと思います。皆さん、よろしくお願いします。

  『特別決議案』障害者自立支援法における応益負担の中止を求める決議(案)
 施行から1年が経過した障害者自立支援法(以下、自立支援法)、この法律は第1条において「(前略)障害者及び障害児がその有する能力及び適性に応じ自立した日常生活、または社会生活を営むことができるよう、必要な障害福祉サービスに係わる給付その他の支援を行い、もって障害者及び障害児の福祉の増進を図るとともに、障害の有無にかかわらず国民が相互に人格と個性を尊重し安心して暮らすことのできる地域社会の実現に寄与することを目的とする。」と述べています。その名と目的において申し分のないこの法律ですが、その実は、障害者から福祉を遠ざけて、自立にバリアを持ち込んでいます。その仕組みの代表が、サービスを受ける度に利用料を徴収するいわゆる応益負担です。
 視覚障害者の場合、移動支援・ホームヘルプ・日常生活用具給付など、これまで無料だったものがサービスを受ける度にお金が取られるようになりました。移動支援を伴う安心・安全な外出に、音声体温計・体重計など生きる為に欠かせない道具を利用する為には費用負担が伴います。高額な点字書と活字書との価格差を補う制度にまで負担増が強いられています。これは、福祉サービスを利用する度に一発ビンタをはられるのと同じです。自民・公明の政治を見るにつけ、ビンタがパンチになりはしないか心配です。それが嫌なら福祉は受けるな! そういわれているように感じます。
 しかし、このまま黙ってはいられません。私たちは、日本障害者協議会などの進める共同の運動に参加しながら、移動支援・日常生活用具給付の存続と拡充を求める請願・陳情書を、東京都と11区1市の議会に提出する運動に取り組みました。
 これが実り、移動支援事業においては、無料(荒川区)、35時間まで無料(葛飾区)、20時間まで無料(豊島区)、15時間まで無料(中野区)、利用料3%(豊島区)。また、日常生活用具給付事業においては、原則自己負担なし(中野区)、応能負担(荒川区)、3%(豊島区・新宿区)の貴重な成果を得ました。
 「見直してよ! 障害者自立支援法10.31大フォーラム」の1万5千名の大集会などの運動に押されて国は、費用負担の上限額を引き下げるなどの軽減策を講じました。しかし、全ての障害者が願う応益負担の仕組みを見直そうとはしません。
 障害者、とりわけ視覚障害者は、低所得者が多いと言われています。視覚障害者の就業率23.9%(2002年厚生労働省)は、それを端的に示しています。この下での応益負担は、必要な福祉サービスを受けることを、自立と社会参加をあきらめさせる仕組みであり、自立支援法の目的を台無しにするものです。
 国連は障害者権利条約を採択しました。障害者の平等と社会参加の実現は、世界の流れ、社会と地域の差し迫った課題です。
 障害者の平等・社会参加・自立を阻む仕組み、これが応益負担です。その廃止を私たちは、国に強く求めます。
           2007年5月20日
           東京視力障害者の生活と権利を守る会 第41回総会

  『特別決議案』「生かそう憲法、守ろう9条、今こそ私たちは改憲反対のゆるぎない多数派の獲得をめざして行動します」
 今年は日本国憲法が施行されてから60年の記念すべき年です。この60年、憲法は多くの人々によって支持され、社会に定着してきました。
 この憲法は、国民主権、基本的人権の尊重、恒久平和の3原則をもっています。また、第25条によって、まがりなりにも障害者福祉をはじめとする社会保障制度が、私たちの生活を支えてきました。全国には「憲法を暮らしに生かそう」というスローガンを掲げる革新自治体が多数生まれています。
 とりわけ、前文と第9条に代表される平和憲法の理念は、この21世紀の世界においてますます輝きを増し、国内だけでなく、世界中の平和を求める人々に注目され、支持されています。まさに「憲法9条、今こそ旬」なのです。
 しかし、安倍首相と自民・公明の政府与党はこの流れに逆行し、アメリカの要求に従ってこの国を「戦争できる国」にするため、「集団的自衛権の行使」への道を開こうと、特に第9条を「目のかたき」に扱い、改憲をめざしています。この通常国会の冒頭、安倍首相は自らの「任期中の改憲」を公言し、そのための「改憲手続き法案」の成立を多くの国民の反対の声を無視して強行しました。これはまさに民主主義を踏みにじる暴走であり、私たちは強く抗議するものです。
 安倍内閣は、また先の国会での教育基本法の改悪に加えて、米軍基地再編特措法、イラク派兵特措法の延長、教育関連3法改悪、少年法の改悪などを強行しようとしています。これが安倍内閣の掲げる「美しい国」の正体なのです。
 最近の各マスコミの世論調査の結果は、この国で「憲法9条を変えない」との声が、「9条改憲」の声を大きく引き離していることを示しています。そして、こうした傾向がこの数年、ますます強まっていることも明らかにされました。これは9条の会をはじめとする全国各地の運動の成果であり、9条を改憲して「米国の戦略に従って海外で戦争をする国」を作り上げようとする安部内閣に対抗する力強いエネルギーの反映に他なりません。私たちは平和憲法の尊さを学び、憲法を変えようとする勢力の真の狙いを仲間に知らせるなどして、「憲法を守りたい」と願う国民の圧倒的過半数の獲得を目指して、あらゆる活動を進めていくことをここに決議します。
           2007年5月20日
           東京視力障害者の生活と権利を守る会 第41回総会

  第41回総会アピール(案)
 都民の皆さん、私たちは、本日、港区立勤労福祉会館において、第41回総会を行ないました。
 昨年4月に障害者自立支援法が実施され、応能負担から応益負担に切り替わったことで、大幅な負担増、サービス利用の抑制など、その影響は障害者や家族の生活を直撃しています。しかし同時に、自立支援法に反対する運動が粘り強く取り組まれています。私たちも地域生活支援事業の切捨てを食い止めようと13の議会に請願・陳情を行い、荒川区で無料、葛飾区で35時間まで無料などの成果を勝ち取りました。また、数年越しの運動で、障害者会館のパソコンがウインドウズになりました。東京都の定期刊行物(点字版)作成配布事業を改善させ、東視協の会員にも配布されるようになりました。東京メトロ丸ノ内線全線の可動式ホーム柵の設置が進んでいます。さらに、都営大江戸線にも可動式ホーム柵設置を事業化することが発表されました。東視協の長年にわたる運動の成果です。音響式信号機と点字ブロックを、会員の願いに基づいて拡げました。特別養護老人ホームに働く視覚障害マッサージ師への都の補助金制度を継続させるとともに、仲間の就労を支援しました。17項目を越える要求を実らせた運動と、仲間の団結を強める活動を総括し、さらに進めることを確認しあいました。
 安倍自公政権の政治は、福祉と国民の生活、日本の未来を大企業とブッシュ政権繁栄の犠牲にしようとしています。福祉に応益負担という名のバリアを設け、障害程度区分認定によって障害者福祉から追い出す障害者自立支援法といえるでしょう。このことは福祉施策に対する国の責任を投げ捨てて、財政支援から手を引こうとしています。
 介護保険制度改悪、今年10月からの営業開始に向けて郵政民営化が確実に進められています。そして医療から国民を遠ざけ、世界の各地で戦争をするための米軍の再編に全面的に協力し、戦争をする国民を育てる人間づくり、5月14日に参議院で改憲手続き法案(国民投票法案)が自民・公明によって強行採決されました。今後は国会の発議(両院の3分の2以上の賛成が必要)を許さない闘いが重要となります。同時に9条をはじめとする憲法改悪阻止の行動も強めていかなければなりません。
 石原都政は、福祉や都民施策を切り捨ててオリンピックを口実にしながら、毎年1千億円のお金をつぎ込み、大企業に大盤振る舞いをしています。これは都民の暮らしを削ったお金で、空気を汚す大型道路と、破綻続きの臨海部開発に都民の血税を投入する最悪のシナリオです。
 都民の皆さん、このような下でも私たちの運動によって、障害者の平等な暮らしと社会参加の促進は世界の流れ、社会と地域の課題に押し上げられつつあります。
 国連においては、障害者権利条約が採択されました。障害者自立支援法の応益負担をやめてほしいとの声が全国に拡がっています。すでに6千を超えた9条の会の憲法9条を守る運動も全国に拡がっています。
 平和を守り、人権を大切にし、民主主義を徹底させる政治と社会が強く求められているのではないでしょうか。
 私たちは、このことに確信を持って、今日からまた多くの皆さんと手を携えて次のように歩みます。
 一、障害者を生み出す最大の暴力ー戦争への道と体制作り、憲法9条改悪に反対します。
 一、ガイドヘルプ・日常生活用具給付など、視覚障害者の暮らしと社会参加・人権を守り、拡げる運動を具体的に進めます。障害者自立支援法の応益負担の中止を国に求める運動を行ないます。
 一、東視協活動を一人でも多くの視覚障害者・家族・関係者に拡げ、会員を増やします。
 一、視覚障害者の平等な暮らしの実現と社会参加の促進をめざして、安心して歩ける街、自由な読み書き、能力を生かした就労など仲間の具体的な願いに根ざし、その実現を進めます。
 一、文化・スポーツ・レクリエーションを大切にし、明るく幅広い会活動をめざします。
 一、共に学び、よく話し合う会活動をめざします。
           2007年5月20日
           東京視力障害者の生活と権利を守る会 第41回総会

  全視協第28回兵庫大会報告
 去る6月1日〜3日まで、兵庫県神戸市北区「しあわせの村」で行なわれた全視協兵庫大会に東視協から26名が参加し、新しい活動への1歩をかみしめてきました。
 大会は、1日目、2日目の代議員総会に始まり、2日目からは全国の仲間が集まり活動交流を深めてきました。詳しい内容については、点字民報にゆずり、ここでは東視協提案の第4号議案「永続可能な全視協の基盤を確保するための提案に対する修正案について」と、参加者の感想を中心にお知らせします。
 第4号議案の修正案は簡単にいうと、現在、行なっている事務所維持分担金の額を1,500円から1,000円に据え置くよう提案をしました。この修正に対し、全国の仲間から支持の意見が出され、東視協の修正が採択されました。東視協としては、次期大会までに全視協の財政を抜本的に改善し、全視協活動と事務所維持運営が安定的に行えるような提案をしてほしいと訴えてきました。全視協の新たな提案を望みます。

  大会・旅行参加者の感想
織田津友子:全視協大会会場の「しあわせの村」は、鳥のさえずりがよく聞こえてすばらしい場所です。でも広すぎて全盲の単独移動が難しい。有志旅行の有馬温泉ではカラオケ大会となり、ここぞとばかり何曲も歌う人がいたのに、私は持ち歌がありませんでした。今から十八番(おはこ)の歌を練習しましょう。

織田洋:財政の分科会に参加しましたが、全視協の財政を本当に考えているのだろうかという不思議な意見を述べている人がいました。「中央は資料の提供だけでいい、専従職員の配置はお金の無駄遣い」と言っていました。組織でちゃんと話ができているのかと驚きました。六甲山に行きましたが、半日では物足りない気分でした。誰か一緒に行きませんか!

加藤厚実:今大会は初めて代議員という立場で総会から参加しましたが、視覚障害者の生活を取り巻く環境は相変わらず厳しく、やらなければいけない運動も山ほどあるということを、改めて実感させてくれるものとなりました。
 活動交流集会では、全視協40年の歩みをプロの講釈師が語りあげるという記念行事は最高でした。そして最後は有馬温泉と六甲山の散策、それに神戸牛のステーキと、とても充実した4日間でした。

小原寿賀子:3日間ともお天気がよく楽しい大会でした。特に有馬温泉はとてもよかったです。また、誘ってほしいと思います。

佐藤直子:いやあ、晴れてよかった。兵庫の皆さん、ありがとう!でございます。印象に残ることはいろいろありますが、東視協の皆さん、歌のうまい人が多いですね。それと神戸観光ボランティアの椎橋さんの言葉「神戸市の実情は夕張並み」です。表面上は、阪神大震災の傷も癒え、復興したかにみえますがまだまだ大変なんですね。

菅井しげ子:老後の分科会でご自分の86年にわたる人生を切々と語られ、最後の全大会でもしっかりとした決意を述べておられた高知県の高齢会員には驚かされました。私もできるだけ見習いたいと思いました。

菅井孝雄:「老後を語り合う」分科会には東視協から28パーセントに当たる7人もが参加しており、その関心の高さが表れておりましたが、その割には発言が少なく、当方一人がはりきっていたようで申し訳ない気持でした。内容についてはいずれ点民で紹介されると思いますからそちらを見てください。

杉田直枝:新神戸駅にボランティアがいなかった。今回すごく感じたのは、ボランティアさんの数が少ないことと、いたとしても声を出してくれないことでした。腰に小さな鈴でもつけていてもらえたらと思います。3日の朝食は、男性には、ご飯のお代わりができなかったのは、気の毒でした。お昼のお茶は紙パックではなく、ペットボトルにしてもらいたかった。
 有馬温泉ロイヤルのマキコさんの対応が、テキパキとおもてなししてもらえたので、嬉しかった。神戸牛ステーキがおいしく、肉嫌いの私が誰にもあげず全部平らげた。「こんなこと、初めて」。

鈴木彰:大会に参加された皆さん、お疲れ様でした。私は財政及び老後を考える分科会を担当しました鈴木彰です。代議員総会では、財政問題に時間を割いていただいて、これからの全視協運動に大いに役立ったように思います。帰宅後、疲れがどっと出ました。これも年のせいかなぁ、と…。

高山米子:2年前の福岡大会で点民の件が議題に出されて、兵庫大会までに何からかの措置をとるということでしたが、それもなされずに役員を減らしただけの財政削減でした。役員を減らせば運動もそのまま停滞するのでちょっとがっかりしました。
 「しあわせの村」は敷地が仮設住宅の跡と聞いて、あまりにも遠いのでびっくりしました。有志旅行は楽しかったです

田中章治:全視協副会長として初めての大会で任務もいろいろあり、忙しい3日間でした。何とか無事終了し、正直言ってほっとしています。東視協の旅行では、有馬温泉の大変塩辛くて茶色のお湯(これは人の話によります)に浸かることができ、良い思い出になりました。

西原和子:私は、平和の分科会とまちづくりの分科会に参加しました。特に平和の分科会では、「イラク派兵差止訴訟」弁護団の一人である玉木ひろ子さんからお話を聞きました。私たちは平和な毎日を過ごしていますが、知らないうちに戦争に手をかしていることを改めて知り、こんなことに国税を使わせてはいけないと思いました。
 大会終了後の旅行では、ちょっとはしゃぎすぎて次の日はぐったり、ちょっとみんなに心配かけたかな? 以後、気をつけまーす。

野島潔:3泊4日の旅でとても疲れましたが、大会分科会で同席した、86才の方のパワーに元気をもらい、16年ぶりの全視協執行委員復帰に、気持ちを新たにしています。

若宮康宏:全視協の40年の活動が堀木・上野の裁判にもみられるように闘いの歴史をつくったことに改めて感動した。帰りに行った有馬温泉の露天風呂は最高だった。年寄りは風呂が一番!

  生演奏に感動!!
    北支部  井出 政美
 5月の教養講座は、「楽しもう!アルパの演奏、感じようアルパの世界」というテーマでした。「アルパ」という楽器は、ラテンアメリカの民族音楽であるフォルクローレで用いられる弦楽器で、スペイン語では、「ハープ」を意味するそうです。
 直接、生で音楽を聴く機会が少ないので、大変良かったです。「故郷(ふるさと)」や「川の流れのように」など知っている曲が演奏されたり、パラグアイ、ベネズエラ、アルゼンチンのすばらしい曲を演奏していただきました。
 「アルパ」は小学生の子供がすっぽり入るくらいの大きい楽器で、運ぶには大変そうだなあと思いました。機会があれば、また生演奏を聴けたらいいなあと思います。
 教養講座にあまり参加したことがありませんでしたが、本当に楽しく過ごさせていただきました。どうもありがとうございました。

  情報アラカルト
 1.記念日について
 1年365日、いろいろな記念日があります。中でも6月は記念日の多い月といわれているそうです。今月は記念日を紹介します。

6月1日:「チューインガムの日」
 これは平安時代に「歯固めの日」と称して硬い物を食べる行事が、1日に行われたところから「チューインガムの日」とされた。
4日:「虫歯予防デー」
5日:「世界環境デー」
10日:「時の記念日」
11日:「傘の日」
 この時期に梅雨入りするところから「傘の日」とされた。
17日:「父の日」
 6月の第3 日曜日が「父の日」とされ、今年は17日です。
 記念日カレンダーもちゃんとあるそうですから、興味のある方はそちらをご覧ください。

 2.こんなグッズはいかがですか
 「ファンディー アンブレラ カバー」(ぬれた傘を収納するカバー)は、携帯に便利なトートバッグ型のもので、ぬれた傘を袋に収納すると、電車に乗車した際など、他人に迷惑がかからない。使い方は折りたたまれたカバーを引き出して長い袋状にしてぬれた傘を入れる。カバーはファスナーで2つに分離できるので、溜まった水を捨てるのに便利。色はオレンジ・ブラック・ピンクなど6種類ある。大きさは幅9cm、奥行き4.5cm、高さ11cm、袋を伸ばした時の長さは69cm、参考価格780円。オートバックスやジョイフルホンダに置いてある。販売店のお問い合わせは イー レヴォリューション 03−5209−1165まで。

  ありがとうコーナー(省略)

  役員会だより
 1. 5月20日に第41回総会が行われたので、役員会はありませんでした。
 今年度も毎月第3日曜日の午後に障害者会館で役員会を行い、毎週火曜日の夕方、午後6時過ぎから、事務局会議を事務所で行います。何かありましたら03−6410−7118までご連絡ください。

 2.各支部の支部会議は、
 東支部 第1 土曜日の夜間(障害者会館)
 西支部 第2 日曜日(国立公民館)
 南支部 第2 月曜日夜間(障害者会館)
 北支部 第1 土曜日夜間(事務所)
で行います。

  日程情報
6/11(月)  特マの会と対都・厚労省交渉
  同   南支部例会
  同   点民編集委員会
  同   革新都政をつくる会会議
6/12(火)  事務局会議
6/13(水)  障館相談 担当・山城完治
6/14(木)  こだま活字版発行
6/16(土)  事務局作業
  同   「ステッキーズ」レッスン
  同   青学部例会(予定)
6/16(土)、17(日)  全視協執行委員会
6/17(日)  東視協役員会
  同   40周年記念実行委員会
6/18(月)  手つな代表者会議
  同   事務局会議
6/20(水)  障館相談  担当・鈴木彰
6/22(金)  組織委員会
6/24(日)  教養講座「全盲医師として、どこまでできるか」 講師 大里晃弘 13時30分
6/25(月)  「かーなづーち」レッスン
6/27(水)  障館相談 担当・栗山健
6/28(木)  まちづくり委員会
6/30(土)  事務局作業(予定)
7/2(月)  点民編集委員会
7/3(火)  事務局会議
7/4(水)  障館相談 担当・織田津友子
7/5(木)  事務局作業
  同   こだま編集委員会
7/6(金)   雇用をすすめる会
7/7(土)  北支部例会
  同   東支部例会
  同   「ステッキーズ」レッスン
7/8(日)  西支部例会
7/9(月)  南支部例会
7/10(火)  事務局会議
7/11(水)  障館相談 担当・山城完治
7/12(木)  事務局作業
7/14(土)  こだま7月号点字版発行

  編集後記
 全視協大会も終り一息、とはいかず、すぐ夏季要請行動の準備が始まります。皆さんの要求を1つでも実現するために東視協の出番がきました。7月の後半から対都交渉が始まりますので、石原都政に負けないようがんばって交渉に参加してください。