は が き 通 信 Number.24−P1
POST CARD CORRESPONDENCE 1993.11.25
ごあいさつ

いかがお過ごしでしょうか。1993年はどうでしたか?
私は12月2日フィリピンに出発するので、準備をボツポツやっているところです。
さて、かねてより調査中だったネパール計画が進行中です。車イスで誰でも宿泊が自由にできるように検討され、現地での福祉情報センターの役目もかねたペンションの建設計画です。今はちょうど土地を購入した段階で、これから建築が始まります。現場はカトマンズー国際空港から車で10分の所、ヒマラヤがよく見えます。気侯は日本の九州と似ていますし、一泊500円くらいですから、ぜひ皆さんに長期利用をしていただきたいと願っています。では良いお年を!          
1993年11月25日 向坊弘道
広島のガンバルマン

HO

みなさん、お元気ですか。広島のガンバルマンです。
早速に、はがき通信届きました。
みなさんの 日々の格闘、ガンバル情報読ませていただき はがき通信が励みになっていることを嬉しく思います。これからも、頚髄損傷でも出来る 特異技をみせていただきますよう、みいだしていただきますようよろしく お願いいたします。

◎日記コーナー
9月19日から2泊3日で瀬戸大橋(観光クルージング)ー祖谷かずら橋一高知桂浜(闘犬)ー松山(道後温泉)ー広島 と旅行できました。
かずら橋は観光客が多く渡ることが出来ませんでした。揺れが大きく恐くて。与島からの観光船、闘犬センターは車イスOKでした。

◎改造コーナー
電動車イスのクッションが悪いと思われませんか。合板(3〜4mm厚)1枚に取り替え、床ズレ防止のクッションをのせると湾曲し、おしりの丸みにフィットし重心も下がり安定度も向上します。
後部にステップを付けましよう。2人乗りで長距離のデート・ドライブに最高。子供さんのおられる方は喜ぶと思いますよ。

寒くなります。暖房きかして頑張りましよう。 9月30日

追伸
・・・とにかく、タイヘンデスヨ、1日を生活することだけでも不安との格闘ですから。やりたいことの多いこと 痒い所に手がとどかず、一つ一つ みな他力本願ですからイズレは 施設に入る日が来ると思いますが、今日の日 自宅で出来ることを何でもやってみようと 一生懸命 頑張っているつもりです。トニカク ストレスを解消することが一番ですね。身体も出来るだけ動かしてもらわないと 硬くなります。お手伝いさん、ヘルパーさん、友だちしだいで生活、行動半径が変わりますね・人生変わりますよ。・・・


絵が趣味のこューフェイス

宮崎県 HK

宮崎は日向市からHK(28)といいます。
21歳の時、自分の不注意で一人相撲の事故を起こし、ケイツイの5、6を損傷しました。左腕のわずかな動きを残して、肩からつま先まで全て麻痺しています。趣味は絵を描くことです。
ロに絵筆をくわえて描いたり、パソコンを使って描いたりし、市美展や障害者絵画展など色々なものに出展しています。「みっちゃんの小冒険」(エフェー出版)という絵本の挿し絵を描きました。良かったら買って下さい。
これから宜しくお願いします。
10月14日



(もう少しつけ加えます:松井)

事故後4年間は病院やリハビリセンターを転々とし、その後障害者施設に入りました。2年ほどいたでしようか。向坊さんとはがき通信のことを知ったのもその時です。そして今年4月、自分の部屋を建ててもらい施設を退所しました。
自分は口に絵筆をくわえて絵を描くのですが、施設ではそれがままなりません。それで思い切って施設を退所し、今はヘルパーや両親に支えられながら、毎日絵を描いたりパソコンを使ったりして過ごしています。


17年ぶりの飛行機で念願のハワイヘ

MI


念願のハワイヘ

実は、8月23日から4泊6日の念願のハワイ旅行に、総勢8名で行ってきました。びっくりされたでしよ。
5〜6年前から七沢の看護婦・山田さんとハワイ旅行の計画を立てていました。半信半疑で預金をしていたのですが、今年、3月に山田さんが定年を迎えたので、本格的に計画が進みました。
はじめKツーリストに相談していましたが、ハンディキヤブが確保できないため、途中で話しがストップしました。チンコントロールの電動車イスは、私の足なので移動手段がないと、どこにも行けません。海外経験のある金子さんから「厚木のアルファー旅行センター」を紹介してもらいました。アルファー旅行センターと山田さんの執念のおかげで、ホテル、JALの航空券、ハンディキャブで1日の観光などがとれ、なんとか実現に向かうことができました。本当は、諦めようとしましたが、女性の執念は凄いなぁと思いました。

メンバーは、山田さんを始め看護婦さん2名と、老人施設職員の2名、山田さんのお嬢さんと我が妻の8名です。介助に関してはベテランの美女たちを引き連れての旅です。
搭乗して気づいたこと電動車イスのバッテリーをドライバッテリーに替え、万全の準備をしましたが、旅立ちの日が近ずくにつれ、楽しみと共に不安が増していきました。当日は、横浜市のハンディキヤブを利用して成田に行きました。成田の第2ターミナルに早く着き過ぎたので、見学しながら回っていると山田さんたちと合流した時、山田さんの瞳がギラギラと輝いていました。

JALカウンターで搭乗手続きが早く終わったので、係員の人が特別に、ファーストクラスの待合い室に案内してくれました。豪華な雰囲気と美女に見とれながら、電動車イスの繰作をしていたので、誤って大きなガラスを割りそうになり、冷や汗をかきました。
障害者は、他の乗客より先に、機内に座らせます。JALの職員の移動の仕方は、『どうやるのかナ』と見ていると、どうも私のような大きな身体の人を移動したことがないようでした。看護婦さんふたりで、JALの機内用手動車イスに移してもらいましたが、車イスが小さすぎて、足が車イスのステップに乗らなく、引きずっていました。車イスの高さを少し高くすれば、ステップにも乗るし、移動にも楽だと思いました。それから、飛行機のビジネスクラスの座席へと移りました。ビジネスクラスで大丈夫だろうと思っていましたが、私には、やはり、小さすぎました。身長は、184cmですが、褥瘡予防のローホクッションをお尻の下に敷くため、座高が6cmは高くなっています。座席から頭ひとつ皆より出ていました。眺めは良いのですが、頭の支えがなく首が辛かったです。日本人も体格も立派になりつつあるのだから、座席は大きくしてもらいたいと思いました。

耳の不自由な女性と隣り合わせて座っていると、左隣のかわいい女性が、私の肩をボンボンとたたき、何やら、身ぶりで『荷物を上にあげてほしい。自分であげらないので手伝って!』と言っているようですが、私には分からずにいると、妻が気がついて、スチュアーデスに頼んで荷物をあげてもらいました。彼女は耳が不自由なので、身ぶりで訴えていたのに、私には分かりませんでした。情けなく思いました。妻が身ぶりで『夫は、身体が動かない』と伝えたら、彼女は、ほほ笑みながら頷いてくれました。微笑みのなかに、お互いのなにかが理解しあえるような暖かさを感じました。機内食事など、スチュアーデスが手話が分からず焦っていたのを見て、これからのスチュアーデスは、手話も必要であるナアと感じました。

緊張と不安の機内

私は、17年ぶりの飛行機に乗り、緊張と不安で初めての機内食も喉を通らず、眠ることもなかなか出来ませんでした。座っている間に、段々とお尻がずれ背もたれの座席から頭が隠れるほどずっこけて楽なんですが、ずっこけ過ぎて前の座席に膝が強く当たったため、看護婦さんに頼んで2度も座り直してもらいました。怪我をしてはじめての経験で工夫すらできず、普段は汗など全くかかないのに、首や肩に汗をかき苦しみに耐えながらハワイに着きました。
帰りは、航空会社に事情をしっかり伝えたので、広い座席を確保してくれました。また、妻が、身体がずれないようにさらしで、胸と背もたれを巻いて固定したのでずれることもなく、飛行機にも慣れ、よく眠れて楽でした。飛行機は航空会社によって座席の大きさが違うようです。今度、海外へ行くときは、外国の飛行機を利用しようと考えています。

ハワイの風が心地よく

ホノルル空港に無事着いて、飛行機の扉を開けた途端、熱風でムツとしました。電動車イスに皆で乗せてもらうと安心し、気持ちがホッとして元気が出てくるようでした。やはり、私の電動車イスは、座り心地が良く、なんと言っても自分の足だから……。空港の外へ出ると、開放感と共にハワイの風が、とても心地よく感じました。思っていたよりも暑く感じませんでした。
ハワイのハンディキヤブは大きなバンで、横から出入りし座席のない助手席に電動車イスを固定しました。助手席に固定して乗ったのは、はじめてでしたが、眺めがとても良く、スピード感が実感できてたいへん気持ちが良かったです。運転手のマークさんは、体格も立派で筋肉粒々としていて顔もゴツイ!が、そんな中にも優しさが感じられました。ハンディキヤブでの1日の観光も、マークさんが来てくれました。この仕事を10年間もされていて、私のチンコントロールの電動車イスを初めて見たと言っていたので、操作方法を教えると驚いていました。また、昨年、お兄さんが後ろから銃で撃たれ、頚髄損傷になられたと聞いて驚きました。アメリカの銃社会の怖さを感じました。

ハワイでの滞在は、毎日が新鮮で、皆で夜遅くまで飲んで騒いで寝不足になりましたが、とても楽しかったです。ふと、学生時代を思い出しました。しかし、女性はよくしゃべりますね。びっくりしました。ハワイは、歩道も広く、段差がないのでのびのびと行動でき、レストランやお店も、段差がないので気兼ねなく自由に出入りできます。しかし、電動車イスのドライバッティリーの容量が小さいので、外出するときも充電器を持って、ときどき、充電していました。

福祉の心が違う

ワイキキで、電動車イスに乗られている方に会いましたが、電動車イスのドライバッテリーの容量の大きさやスピードの速さにびっくりしました。私の電動車イスは、6kmで走りますが、ついて行くことすらできず離される一方です。信号を渡るにも、私の電動車イスでギリギリ渡れるぐらいでした。もっと、スピードを出せたらと思いました。スピードを出せることで安全なこともあると思いました。今仙のチンコントロールの電動車イスは、安全性などの理由で、まだ6kmになりませんが、現に私が6kmで走っていても危険を感じたことは一度もありません。安全性が心配なら、6km以上で走れるチンコントロールの電動車イスを作って頂きたいと思いました。また、日本の車イスマークとハワイの車イスマークの違いに気づきました。ハワイの方がスピード感ある車イスマークになっていることです。こんな所にも、福祉の心が違うように感じました。
外国人の私を見る眼差しも暖かく、声をかけてくれたりとても親切でした。どんな人も、皆、平等であるお国がらを感じました。

ワイキキの海で泳げたら

ワイキキの海は透き通っていて、夜明け前から日没まで海の色が変わり、一日中、海を見ていても飽きないほどでした。ワイキキの海で、泳いでいる人たちをみていると、私も元気な頃に一度、ワイキキの海で泳いでみたかったと思いました。また、タンタラスの丘で見た夜景はとても素晴らしく椅麗で、宝石をちりばめたように光り輝き、とても感動的でした。私の記憶から一生消えることはないと思います。一緒に旅行に行ってくれた、皆に感謝したいと思います。
初めての旅行で、色々な体験をし、工夫などしながらなんとかなるものだと思いました。今回は、本当に良い経験になり、自信がつきました。また旅行したいと思っています。
みなさんにお願いがあります。
今、私は、各航空会社の座席の広さをクラス別に調べてみたいと思っています。何か資料や情報がありましたら教えて下さい。よろしくお願い致します。

(これは、松井宛の私信としてIさんが送って下さった手紙でしたが、Iさんの了解を得て通信として掲載し、見出しも編集で付けさせていただきました)


やっとエンジンが掛かり始めました

MI


はがき通信の皆さん、こんにちわ。
今年の夏はほとんど太陽が顔を出さないという、それでいてなぜか蒸し暑く、ジトッと汗ばむような、とてもひどい天候続きの夏でしたが、皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか。私は7月頃から体調を崩してしまいましたが、暑さ寒さも彼岸まで……とはよく言ったもので、それに合わせるようにカラッとした天候になり始めた、秋分の日頃から少しづつ体調が回復し始めてきたところです。それまでは朝、起きた時点から全身がだるく、お昼近くになると段々息苦しくなってきて食事をしている間も体を起こしているのが辛く、背中はヒータでも背負っているかのようにカッカとほてっているのに、両手は氷水にでもつけているかのように冷たく感じ、痛いのか痺れているのか良く分からないイヤな気分になり、食事が終わるとすぐに部屋に戻って横になるような毎日でした。

また、『はがき通信16号』でTH様のお便りの中に、<便がたまっていると排尿困難がおきやすく、尿がたまっていると排便困難がおきやすい>(抜粋)、と書かれておられますが、私もまさにこれと同じ状態に陥ることがたびたびあり、その都度、看護婦さんや職員に浣腸をお願いしていましたが、ある時、せき損の入所者から「そのくらい手が動けば自己導尿ができますよ」と聞いたので早速、看護婦長さんにお願いしてカテーテルを取り寄せてもらい、そのような状態になったときには最初に自己導尿をするようにしました。それ以後、浣腸をお願いすることもなくなり、かなり気分を良くしているところです。
そんなことで7月から約3ヶ月間、リハビリもほとんど開店休業状態でしたが、最近になってやっとエンジンが掛かり始めました。今年の冬は早くきそうです。そうなると今度は寒さで体が動かなくなるので、その前にひと頑張りしなければと思っています。私は暑いのも寒いのも両方駄目で、長袖のTシャツを着て汗ばまない程度に暖かい時が丁度いい感じです。という所でなんだかダラダラと長くなりましたのでこの辺で失礼致します。皆さんもどうぞお体を大切に。またこの次もよろしくお願い致します。
10月10日


“健康治療器具”について

福岡市 AM


秋も深まり、朝夕は寒さを感じるようになりました。はがき通信のみな様お変わりありませんか。
おたずねします。会員のみな様でどなたか何かの健康治療器具をお使いの方がいらっしやいますか。
実はバイオビームというのを勧められています。磁力で血行を良くしいろんな疾病や症状をなおすというのです。ガンが治癒したとか車椅子の人があるけるようになったとか、成功例ばかり言うし、親なら子を救うのは当たり前と自信満々です。こちらも車椅子で生きると決めながら夜間の体交がないのはいいな等と横着心が出るし、ふらつくのです。こんな器具をこんなふうに使っている等ありましたら、お知らせ下さい。
             
10月19日


TO HAGAKI通信さま××××

TETSU-YA

ち−っす!ってことで、TETSU−YAです。お久しぶりです。
今回は最近いろんなところへ遊びに行っているでそのへんのことを書こうと思います。 あ−、その前に俺っちの原稿と曲が本に登載されたんですよ。コンピューターミュージックっていう本なんですけど、曲は付録のフロッピーに入ってます。金一封もらっちゃいました(笑)。競馬でいったらGⅢ、プロレスでいたらメンフィスあたりを制覇したようなもんですよ。なにいってんだってか。
(いいえ、いよいよ音楽界“トミー星野”の誕生ですよ:松井)
ま−、俺にとっちゃ、こんなもんただの踏み台だな。たいしたことね−。
で、プロレス観にいってきました。これが超デンジャラスだった。
FMWっていう有刺鉄線、流血バリバリみたいな過激な団体なんだけど、プロレスファンながらショウってわかってるんだけど、いざ椅子をなぎ倒しながらウォーつといって来られると恐エー恐エー。戦いの場は体育館の中なら何処でもOKっていうルールなんですよ。もうCHAOS状態。そんで、体はかじかんで車椅子繰作はできなくなるし、ツレは逃げ回ってるし、クソガキどもは突っ込んでくるしで椅子は飛んでくるしで、あたっても感覚ねーから痛くねーけど(笑)、テメーら少しは身障者に気イー使えよって強気な俺も思っちゃいました(笑)。
でも出入りの時、階段とかすすんで移動を手伝ってくれて

SPECIAL THANXでした。また行こう××××××。
あとは最近、東京タワーとか上野動物園行ったりしました。
コンサートのことは後でまた書きます。結論は身障者はいろいろと優遇されるなってことですね。
つてことで、たこ焼き食べ過ぎて気持ち悪イーんで強引に終わります(笑)。
まったね−。SEE−YA。
あ−、あといろいろ電話してきてくれる人ありがとうございます。
あと自分で電話出られるんで何時でもOKっす。

P.S 麩沢SAN 旅行のパンフありがとうございました。

(通信と一緒に“死屍魔卑/TETSU−YA”作曲のテープA面3曲、B面6曲を同封していただきました。8面はとてもきれいな音でしたが、A面は雑音がひどかったですよ。テープはGさんに聴いていただきました)


TETSU−YA曲“死屍魔卑”を聴いて

RG


いい! いいですねえ!
私も音楽が好きでふだん欠かせないものの一つです。正直に言ってこのテープにあまり期待していなかったのですが、スイマセンここまで聴かせてくれるとは思っておりませんでした。
私の好みの曲ばっかり。
Way to Go !!


街の明かりの一つに

HS


私は家々の窓に明かりが灯る夕暮れ時が好きです。今はマンションやアパートが多くなってしまったけど、台所から聞こえてくる夕食の仕度をする音や匂いを嗅ぐと、何かとても懐かしい幸せな気分になれるからです。灯る明かりとその下にある、人々の生活の音や匂いが心を暖かくしてくれます。
通勤に車で15分ほどかかりますが、今ごろになると帰りはもうとっぷりと日も暮れています。商店街にネオンや明かりが入り、行き交う人のざわめきが車の窓ごしにも感じられます。そんな風景を眺めていると、今そこに車いすの自分が交じって他の人のように買い物や、通りを歩いていてもちっともおかしくないような気がします。脳裏にある風景の中で、車いすの私はきれいにとけ込んでいるのです。街中の活気がずっと地域社会で、ごくあたり前に暮らしていたいという気持ちを掻き立てます。大勢の人や雑踏の中にいても、一人でいるよりも深い孤独を感じることもあります。

言いたいことがうまくまとまりませんが、街の明かりに強く引かれ、魅せられる気持ちが段々とふくらむこの頃、いつの日かその明かりの一つを自分の手で作り上げることができたらと願います。               
11月5日


Hello Everyone!

RG


サッカーは惜しかったですねえ。
日本が2−1のままTime upになろうかというその時に、まさかの同点ゴール。
そんなバカな…
ううむ 勝負の世界は厳しいい。

話しは変わって、9月末に広島へ行った帰りに向坊氏宅へお邪魔しお世話になりました。
向坊氏はもちろん、ヘルパーの大田さんのパワーにはただ、圧倒されてしまいました。<<御礼
自宅は九州最北端の海辺の側で人家はまばら「こんな所にたった一人で、」というのが第一印象でしたが、向坊氏だとなぜか納得。(^^;)
次の日、氏と車椅子で千畳敷のある海岸まで下りていきましたが、目の前には海と空が広がり、他に何もなく、時間や俗世間を忘れさせてくれてとても心が落ち着きました。
駅で帰り間際、短い時間でしたが私には難しい仏教の話しを聞かせていただきました。
「人間は海面の泡のような存在だ」と言われた言葉が印象的で又そのとおりだと感じました。
そして無限の宇宙の時の中、我々はあまりにも小さくて無意味な存在ですが、だからこそ常に挑戦する人生を選びたいと感じました。

また話しは変わって、
先日は松井先生&清家氏とお会いできてとても HaPPy&Lucky。
先生は皆様にとても慕われておられる様子でしたので一度お目にかかれればと思っておりましたが、お会いできて納得。
& 高木先生(鹿児島経済大学)を紹介していただきサンキュウベリーマッチです。(ボランティアの学生さんを紹介してもらい)お陰様でとても行動がしやすくなりました。 次の機会には
Let's play a KARAOKE.
でデュエットいたしましょう。
(ウンッ イキクタナイッテ、、)
鹿児島市 RG : nifty-GED03005


ストレッチャー型電動車イスに出会って1年

RG


はがき通信の皆さん、紅葉が美しい晩秋、いかがお過ごしですか。小生は“小さい秋”を見つけに東に、西にと走り回っています。
そうです。ご存知の長いストレッチャー型電動車イスに乗ってです。“小さい秋”に出会うたびに深い感動のため息をついています。紅葉の素晴らしさに酔っています。そんな小生のコッケイなスタイルを見て別の意味のタメ息をもらすご仁もおられるようです。しかし大自然の前では、少しも気になりません。小生も天然の美にとけこんだのかな。まさかね。でも自然美は小生を救ってくれます。 ストレッチャー型電動車イスに出会い1年が経過しました。すでに1000キロメートルを走破しましたが、足回り、電気系統等すべての面で満足すべき結果を得ています。むろん無事故無違反です。交通ルールは厳守。1年間は無事に過ぎましたが、タイヤは丸坊主、肉体的にかなり疲れが出ています。今後はメカに対する過信も含め自己規制厳しくさらに安全運転に徹して車イス生活を実のあるものにしたいと考えています。
最初の海見物に始まり、桜見物、若葉見物、花火見物、公園散策、ショッピング、通院、図書館通い等の自由な外出をフォローして下さる多くの方々に深謝します。皆さんのご支援なくしてはこの夢のような生き様は考えられません。
本当に有り難う。
秋の好日を皆さんに 11月14日


8年ぶりの病院生活

KM


皆さんお元気ですか。僕は今、病院のベッドの上で手紙を書いています。
8年ぶりの病院生活です。規則正しい生活に少し疲れを感じています。無事に手術を受けられるか不安になってきました(笑)。
今回の入院の目的は、玉タマの摘出手術を受けることにあります。別に男を放棄してMr.レディーになるのが目的ではありません。実は現在きんタマが3つあります。
あっ!女性の読者の方、失礼しました。

第三の玉タマの存在に気づいたのは2年前です。
<精索水滴(セイサクスイリュウ)と言って睾丸を包む陰嚢に水が溜まる病気です>
今すぐ治療の必要はないとの診断で、そのまま2年が過ぎましたが、今年の夏 原因不明の熱に悩まされ病院へ行ったところ第三の玉タマが原因であることが解り手術を受けることになったのです。手術は11月9日頃になりそうですが、前立腺の腫れから熱が出てしまって早く熱を下げないと手術が延期しそうです。ど〜ショ。
男性の皆さん、ときどき睾丸のチェックをお勧めします。2個1セットですから多すぎる方も少ない方も早めに病院へ行きましよう。あなたも第三の玉タマの影が忍び寄っているかもしれませんよ。
退屈な病院生活ですが、色んな考えをもった若者と出会えて新鮮な刺激に浸っています。別府(大分県)の重度リハビリセンターから来た ST君(C7)は『ヘルプメイト クラブ』“助け合いクラブ”という健全者と共に住み良い町作りを実践している行動的で努力家な若者です。障害者やお年寄りが利用しやすい様に階段や段差を無くす運動を自分たちの活動資金と会費で賄っているのです。4、5人から始めたクラブも今では40人余りの会員を持つはどになったそうです。

驚くことに彼の友人が『はがき通信』を読んでいるらしく、彼自身も購読を望んでいます。スタッフの皆さん彼を仲間に加えて貰えますか。
今回の推薦CDは、ホーリー コールのニューアルバム『ドント、スモーク、イン、ベッド』彼女のちょっと低い声が、ハートに休息を与えてくれますヨ。年のせいか秋が淋しく感じる今日この頃、オシヤレなジャズで・‥OLD FRIENDSのピアノのトリオが気分を明るくしてくれます。
レコード番号→TELARC
             CD−83309
美しいピアノを聴きながら読書など楽しみたい方は マイケル ジョーンズの『ピアノのある風景』
レコード番号→NARADA
CY−3311をお奨めします。
では、皆さんお元気で。僕は手術室へ向かいます(熟も下がり、今日、予定通りPMl:00〜オペが始まります)
。         
11月9日仏滅