盲ろう者向け通訳・介助員派遣について  「盲ろう者」ってなに?  「盲ろう者」とは、有名なヘレン・ケラーのように目と耳の両方に障害を併せ持つ人のことをいいます。                 盲ろう者はその2つの障害を持っているがゆえにひとりで移動、情報入手、コミュニケーションを行うことが困難です。  また、全く見えないきこえない人もいれば、少し見えて少しきこえる人もいます。その障害の程度はまちまちです。  コミュニケーション方法も、その障害の程度や生まれ育った環境により、手話や点字をベースにした「触手話」や「指点字」、  手のひらに文字を書く「手の平書き」など様々です。   「盲ろう者向け通訳・介助員」ってなに?   上記のように多様な盲ろう者を支援しているのが、「盲ろう者向け通訳・介助員」です。  下表の3つの困難に対して、聴覚だけでなく視覚的な支援もし、盲ろう者の自己決定、社会参加を可能にする重要な役割を  担っています。     ●盲ろう者の困難:移動   通訳・介助員の支援:歩行介助  支援例:目的地まで、徒歩・公共交通機関などを利用して安全に移動できるように同行する。 ●盲ろう者の困難:情報入手  通訳・介助員の支援:情報提供  支援例:郵便物の代読、店の商品の場所・値段等、目に見える情報。雷の音や放送等、聞こえる情報を伝える。 ●盲ろう者の困難:コミュニケーション  通訳・介助員の支援:通訳  支援例:知人・友人との会話、講演会等の場面で、弱視手話や触手話・音声・手の平書きなどの方法で通訳する。