2014年11月度 山行部例会報告
三重県の赤目四十八滝(ソフト)
 





    
  実施日 2014年11月16日(日)
  天  気 晴れ
  参加者 視障:8名  晴眼:8名  合計:16名
  コース 鶴橋駅08:18〜近鉄急行〜09:19赤目口駅09:30〜三重交通バス〜
09:45赤目滝・体操10:00〜日本サンショウウオセンター見学〜
赤目滝散策路〜行者滝〜不動滝〜乙女滝〜千手滝〜布曳滝〜龍ヶ壺〜
陰陽滝〜百畳岩〜七色岩〜姉妹滝〜柿窪滝〜昼食場所(昼食)〜
同じコースを引き返す。
赤目滝15:15〜三重交通バス〜15:35赤目口駅15:46〜近鉄急行〜
16:50鶴橋駅・解散。
  感 想

  秋の行楽日和で、しかも日曜日だったので、赤目口駅から赤目滝行きのバスは超満員、
  積み残しの人を残して発車した。
  赤目滝で下車、さっそく名物のへこきまんじゅうを買って参加者全員に配って食べた。
  温かくて、さつまいもの甘味だけだが、十分な甘さだった。
  入山料を支払い、オオサンショウウオを見て、渓谷に入ると美しい清流と、紅葉しかかった
  カエデが両岸に確認できた。
  オオサンショウウオは姿を見せてくれなかったが、大きなアマゴが悠然と群れを成して
  泳いでた。
  KS・Lに、要所要所で語り部役をしてもらいました。
  大きな一枚岩の河原に降りて昼食休憩、少し離れた所にトイレもあったので、安心して
  飲み物を飲むことが出来た。
  1時間以上の休憩をとり、今後の例会案内や、次年度の例会について説明した。
           





参加者からの感想文

紅葉の赤目四十八滝

  現地に着いたら、いきなりのおやつでした。
  温かい方がおいしいやろって事で、作り立ての「へこきまんじゅう」をいただきました。
  さつま芋の生地で焼き上げた、忍者の形をしたお饅頭です。 うん、おいしい!感激。
  これが食べれただけで、この例会に参加した価値がありました(笑)
  
  それから、赤目四十八滝の入口にあるサンショウウオセンターで見学。オオサンショウウオにはそれぞれ
  名前が付いてました。
  にこにこちゃんなど名前はかわいいのですが、見かけはかわいいとは程遠いですね(汗)
  
  さて、いよいよ滝の方へ登って行きます。歩きやすい所も多かったのですが、例によって私の苦手な足元
  の悪い階段も何か所かあって、げっそり。やはり、これはソフトの上だと確信。
  帰りの下りはどうしようと内心焦りました。
  お昼を食べた場所のトイレは、そこに行くまでがミドルみたいな道でした。ひえ〜!今日1番の難所。
  
  登り始めの紅葉はまだ少し早いかな?って感じだったようですが、上に行くにつれて、紅・黄・緑が鮮やか
  で、滝ともマッチして、とても見事な景色だったようです。滝の音も、川の流れの音もステキでした。
  滝にはそれぞれの特徴を取って付けられた名前がありました。不動滝・千手滝・布曳滝(ぬのびきのたき)
  などなど。
  リーダーのKさんがいろいろ説明してくれはりました。後の方で聞こえない人達には、Kさんがもう1度説明
  し直してくれました。みんなが聞けて良かったです。
  
  「赤目」の由来は、役行者が修行中に赤い目の牛に乗った不動明王に出会ったとの言い伝えからだ
  そうです。下山途中に、石でできた赤い目のその牛を触りました。御利益あるかな?
  滝やたくさんの紅葉した木々でマイナスイオンをいっぱい浴びました。
  ステキな秋の1日でした。お世話いただいた方々、ありがとうございました。
  赤目のホームページを見てたら、忍者修行体験とかありました。次はこれやりたい!
  伊賀のKさんをリーダーにみんなで忍者になりませんか?(笑)
    


2014年11月度 山行部例会
三重県の赤目四十八滝(ソフト)に参加して

  自称「伊賀の影丸」こと忍者の里、伊賀のKです。実はこの赤目四十八滝は、三重県名張市にあって、
  私はそのお隣の伊賀市に住んでいますが、かつては伊賀忍者も奥深いここまでわざわざ来て、修行
  に励んだと言われているとのこと。又、伊賀忍者だけでなく、古くは神秘的な山岳信仰である修験道
  を拓いた役行者さんも、ここ赤目四十八滝に籠もり厳しい修行に励み、悟りを拓いている時、赤目の
  牛に乗った不動明王が現れたということから、ここが「赤目」という名前になったそうである。
  
  それに反して、自称「伊賀の影丸」は、ここ赤目四十八滝に下見と合わせ二度も来て、まったく修行
  らしいことはいっさい何もせず、ご利益だけをおねだりするのは厚かましくて、不動明王さんの怒りの
  鉄拳をくらいそうです。
  
  さて今回はコースリーダーのK事務局長から急に「語り部をやってくれ」と言われ、昨年4月かざぐるま
  入会以来、今回はサブリーダー役が3回目で、いつも通り最後尾からそーっと忍者のようにくっついて
  行くつもりが、何と初めて先頭に立たされ、忍者らしくない私となってしまった。
  ただ、いざ赤目四十八滝の遊歩道に入る前に、私の忍者仲間から頑張ってとエールが送られ気が
  休まりました。それは、忍者「へこき饅頭」と忍者オオサンショウウオ「にこにこちゃん」でした。
  忍者の形をした「へこき饅頭」は、さつまいも生地を焼き上げた和風スイートポテトで、出来立ての
  あっつあっつでほっくほっくで実に美味い!
  下見の時、Kさんがこれは本番の時、必ずかざぐるま全員でこの食感を共有しようと決心されたおかげで、
  入り口の売店「たまきやさん」で熱いお茶までいただきながら、やさしい甘さが口じゅうに伝わり一気に
  平らげました。満足!満足!
  スタート時に、これからそうとう体力がいるアップダウンに向け、忍者「へこき饅頭」が力をつけて
  くれました。
 
  入り口からすぐの日本オオサンショウウオセンターには、9種50余匹ものオオサンショーウオが水槽で
  棲息し、体長1mを超えるものも数匹いたかな。
  とにかく、なんと、3000万年前の化石とほとんど変わらない姿でここにいるなんて、まさに「生きた化石」
  で驚き以外のなにものでもありません。実際の川での生態では、昼間は岩陰などに身を潜め、夜になる
  と動きはじめるとあって、まさにオオサンショウウオはまるで忍者なのです。
  Hさんお気に入りの忍者「にこにこちゃん」に見送られ、この滝川でのオオサンショウウオとの遭遇の
  サプライズを期待して、いざ日本の滝百選の赤目四十八滝の遊歩道からの滝参りへGO!!
  どの滝も少し色づいた紅葉とマッチし、滝の心地よい音を聞きながら、いっぱいのマイナスイオンのシャワー
  を浴びながら、いつまでも飽きることはなかったが、滝参りと言うだけあって私は仏像の名前の付く滝に
  惚れ込んでしまった。赤目の牛に乗った「不動明王」が現れたという「不動滝」、「千手観音」の千手のように
  落水し絵のような美しさの「千手滝」、川向こうで行けなかったが修験者が信仰する「大日如来」から
  名付けられた「大日滝」など、お寺参りと同じ感覚で滝参りし、お賽銭はしなかったが、思わず心の中で
  そーと手を合わせた。
 
  尚、語り部としては、失敗又失敗で、あまり役にたたなかったと反省(3つ)しています。
  まず第一は、行楽日和とあって、バスも超満員であったが、狭い遊歩道はたくさんの人が次から次へと
  押し寄せるため、立ち止まって説明することがなかなか出来ない所が多く、とても後方まで声が届かず、
  すみませんでした。Kさんにほとんどフォローしていただき助かりました。
  
  第二は、へたな語り部の話よりも、触感による体験重視と考えていたのに、大事なところをうかっとして
  パスしてしまいました。まず、赤目牛の像のところでは、赤目をなでると目にも良くご利益があるといわれ、
  第一の体験スポットを、先頭を行く私が気が付かずスルーしてしまいました。
  何とか帰りにリベンジでできましたが、すみませんでした。
  私は欲張りで、赤目だけでなく、ボケ防止に頭も丁寧になでました。
  もう一つ、昼食の休憩したところのもう直ぐのところに「雨降滝」といって、すずめの涙のような雨のしずく
  が落ちる滝があることを下見で確認しておきながら、自分の手が滝つぼとなる体験をせずに、昼食後
  そのままUターンしてしまいました。すみませーん!
  
  最後に、ペアを組ませてもらった体験参加のYさんにもすみません!
  遊歩道というものの奥に行くにしたがい、アップダウンの不規則な石段が多く、初めての先頭でサポート
  にろくに集中できず何度も転倒させてしましました。
   
  今回は滝の落ちる音、渓流の流れる音が途切れることなく心地よく流れ、マイナスイオンを一杯に浴び
  ながら、心洗われ秋の赤目を満喫できました。
  そして、私の感想文の投稿があまりにも遅く、1ヶ月前に既に投稿を済ませたHさんの感想文を参照
  させていただきました。
  次回は必ず忍者修行の場所もありますので、手裏剣を投げあいましょう。
  
  最後に、今回一人の脱落者もなく、一人の怪我人もなく、そしてS代表が心配された「へこき饅頭」による
  ガス中毒者もなく、全員元気に予定のコースを完歩できたのも、見守ってくれた赤目の牛に乗った
  不動明王様のお陰かな?合掌!
    


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