日本職業リハビリテーション学会は北海道・東北ブロック、関東ブロック、中部ブロック、近畿ブロック、中国・四国ブロック、九州・沖縄ブロックといった6つのブロックをもち、地域レベルでの研究や活動を行っています。
その中で、ここ中部ブロックは、山梨県、長野県、新潟県、富山県、石川県、福井県、静岡県、愛知県、岐阜県、三重県という日本の中央部に属する10県を有し、広い地域を受け持っています。そのため会員相互の直接交流がしづらいという課題を抱えていますが、1996年7月現在の会員数は92名で、東海地域を中心に活発な活動が行われています。
ここで、中部ブロックが誕生した1991年度以降に行ってきた活動を簡単にご紹介しましょう。
- 1991年度
- 学会第19回大会の開催(名古屋市)
- 通信「TUBE」創刊号・号外・2号の発行
- 1992年度
- 第1回中部職業リハビリテーションミニセミナーの開催(名古屋市)
- テーマ「障害者が生き生きと働くために−働くことと自立に視点をあてて−」
- 障害者の労働保障国際シンポジウム(名古屋市)
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- 研究部会の発足(社会システム部会、評価・訓練部会、精神障害者職業リハビリテーション部会)
- 通信「TUBE」3号・4号・5号の発行
- 1993年度
- 第2回中部職業リハビリテーションミニセミナーの開催(津市)
- テーマ「職業的重度障害者について考える−三重県の職リハ関係者からの現状報告と提言−」
- 研究部会の運営(社会システム部会、評価・訓練部会、精神障害者職業リハビリテーション部会)
- 新任者ワークショップの開催(名古屋市)
- 通信「TUBE」6号・7号・8号の発行
- 翻訳グループ(Erwin Seyfried著 "Requirements for the successful integration of disabled people into working life" の翻訳)
- 1994年度
- 第3回中部職業リハビリテーションミニセミナーの開催(蒲郡市)
- テーマ「三河の障害者の生活−障害者をとりまく環境の変化と新しい動き−」
- 研究部会の運営(社会システム部会、評価・訓練部会、精神障害者職業リハビリテーション部会)
- 通信「TUBE」9号・10号・11号の発行
- 新任者ワークショップ(蒲郡市)
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- 中堅者ワークショップ(名古屋市)
- 翻訳グループの継続
- 1995年度
- 第4回中部職業リハビリテーションミニセミナーの開催(岐阜市)
- テーマ「地域で働き、地域で生きる」
- 通信「TUBE」12号・13号・14号の発行
- 学会第24回大会の準備
以上のように、多岐に渡った活動を行っています。中心となるのは、地域性を重視したミニセミナーの開催と会員それぞれの興味・関心に合わせた研究部会の運営、そして通信「TUBE」の発行です。少ない予算と事務局体制の中で、少しでもこの地域の職業リハビリテーション環境が進展し、相互のネットワークの形成に寄与できればと頑張っています。会員以外の方でも諸活動への参加は可能です。関心のある方はどうぞご協力お願いします。