こだま 2004年12月号(319号)


   視 点
 去る12月5日、日曜日の夕刻東京都障害者福祉会館において、東視協と全視協・全国雇用連の共催により、先月2日に毎日新聞社より「第41回点字毎日文化賞」を授与された橋本宗明氏の『受章を祝う会』が開かれた。当日は、東視協会員はもとより全視協加盟の多くの仲間が駆けつけ、60余名の参加で盛り上がった祝賀会となった。本賞については、点字毎日9月26日号及び11月14日号に詳しく掲載されているので参照して頂きたいと思うが、これは今更いうまでもなく視覚障害者の世界では最も権威のある顕彰の一つである。
 ここで、今回橋本氏がこれを受賞された意義について考えてみたい。当日のご本人の弁や参加者の言葉からも明らかなように、今日の視覚障害者の自立と社会参加に橋本氏がその代表として関わった全視協の運動が大きく貢献したことが評価されたものであり、その辺で喜びを共有する所である。
 振り返れば1967年東視協結成直後に組織された全視協であるから、共に37年を迎えているが、この間の1972年から89年までの働き盛りの全視協を17年の間会長として組織をリードして来られたことは誠に天晴れであり、敬服に耐えない。思い起こせば、この時機は多くの活動の中で様々な貴重な成果と今日の運動につながる教訓を残してきた。例えば例を挙げると①日本の社会保障の根幹という堀木訴訟、②視覚障害者の歩行権確立を目指す上野裁判、③中途視覚障害者の職場復帰、④雇用推進のための国家公務員の点字採用試験、⑤読書権を求める公共図書館のサービス拡充と点字図書の価格差補償、⑥全視協・東視協事務所確保のための収益事業開催と募金活動等・・・・。
 思いめぐらせるときりが無い程である。これらの実績は、単に全視協のみならず多くの視覚障害者にそれまでには考えられなかったような幸せをもたらしたといっても過言ではなかろう。
 振り返って見ると、東視協と全視協の結成の年1967年には美濃部革新都政、翌71年には黒田革新府政が産まれ、それまで草の根運動だった障害者権利回復に伴う要求運動が一気に花開き、高揚期を迎えていた。東視協結成間もない頃から執行委員長として、これをまとめていた橋本氏を発足5年目にして全視協会長として迎え入れたことは、今にしてみるなら当然のことであったのだ。
 最後に当日お祝いに集った仲間のおおよその声を集めると、かつて障害を哀れみとして温情にすがっていた時代は一変し、人間の尊厳を基調とした権利回復とこれを進める要求が今日の憲法で保証された当然のこととして常識化しつつあることを今回の橋本氏の受賞が物語っているといえよう。従って、我々はこのことに誇りと確信をもって道半ばといわれる視覚障害者の明るい明日を目指し、共に頑張る決意を固めて会はお開きとなった。                                       (編集委員会)

ーこの間の要請行動からー
                          事務局長 山城完治
 東視協は、11月に5回の要請行動を行いました。1日の点字記念日にちなんだ東京三菱銀行及び東京都の3局要請、2日の練馬区自転車対策課長要請、19日の国土交通省・警察庁・国会各党要請、25日の練馬区土木部長要請、同日の東京地下鉄要請、同日の全国雇用連厚生労働省要請、手をつなごう集会の厚生労働省・国土交通省・民営鉄道協会・国会各党要請、これらの行動の主な成果は、①東京地下鉄13号線(2007年開業)は、可動式ホーム柵を設置する方向で進んでいることが確認された、②申し出によって東京地下鉄定期券に切り込みを付けることになった、③点字・テープ版「広報東京都」に教養講座(東視協が企画)の講師とテーマが掲載されるようになったことなどです。運動は実ることを先ず確認し合いたいと思います。
 同時に要請行動によって、障害者福祉と私達の社会参加促進への逆風が強まっていることを痛感します。厚生労働省は、障害者福祉予算を切り捨てる仕組みというべきいわゆるグランドデザイン案を提示、福祉サービス利用への費用負担徴収などを強行しようとしています。支援費制度における業者一覧や、契約書などの点字・テープ情報の提供を東京都は本気で進めようとはしません。練馬区では、職員削減によって、放置自転車対策をそれこそ放置しています。
 一方目を世界に転じて見ると、国連は、障害者差別禁止条約制定を進めています。障害者も一人の市民として、社会の益が享受できる仕組みを作ろうというのがその趣旨です。この趣旨を具体化するために日本でも差別禁止法制定運動が始まっています。差別や危険は、具体的な指摘と当事者の運動によって改善されるのが歴史ではないでしょうか。分かり難い新紙幣の問題も出ています。お札の問題は社会が視覚障害者を市民として受け入れていない現れだと私は思います。課題は沢山、でも一歩から。要請行動を振り返って今強く思っています。

障全協第38回全国集会報告
                            副会長 西原清松
 去る11月28日の日曜日障害者と家族の生活と権利を守る第38回全国集会が両国のKFCホテルのアネックスという所で開催されました。
 今回の集会・行動は障害者施策の介護保険への統合問題を含む「改革のグランドデザイン案」が先の社会保障審議会の「障害者部会」で提案され、その案では支援費制度を廃止し、新たに「障害福祉サービス法」を制定することや福祉サービス・公費医療負担制度における応益負担の導入、従来居宅介護サービスとしていた移動介護(ガイドヘルパー)を「生活支援事業」に組み替え、一般財源化による自治体メニュー事業に変更するなど従来の施策のあり方を大きく変質させる方向が打ち出されています。
 問題なのは内容だけでなく、今年の年末までに新たな法案をまとめ、来年2月の通常国会に上程し、3月中に強行成立させ4月1日から支援費制度に代わって「障害福祉サービス法」で施策を進めるというきわめて短期間で、障害者に何も説明もなく、重要法案を強行するというものです。
 記念講演では神戸大学の二宮淳美氏が「今進行中の障害者の福祉及び教育政策が社会保障の構造改革とどういう風にからんでいるのか、社会保障の構造改革というのは一体どういう争点を以て進行しているのか」ということを中心に講演されました。もともと日本の戦後の福祉というのは、応能負担原理という原則の下でこれまで進行してきた。応能負担原理即ち上から取って、金を下に廻すということが戦後の福祉の大原則であったという話だったと思います。
 続いて、特別報告ということで、8月23日から9月3日まで開かれた「国連・障害者権利条約制定の特別委員会」の傍聴ということで障都連事務局長の市橋博氏から報告がありました。
 午後は、29日の各省交渉に向けての分科会がありました。 参加者は約200人という発表でした。

     ー沖縄コンベンションセンターに4500人ー
      日本の歌声祭典に参加して
                         ステッキーズ 田中禎一
 日本の歌声祭典は歌声運動の全国大会として毎年開かれています。今年は去る11月20日から23日まで始めて沖縄で開かれ、東視協歌声サークル「ステッキーズ」の有志が参加しました。ピースサンデーや歌声喫茶で一緒に活動している港区ピースサンデーの方々のツアーにステッキーズの有志5人とボランティアなど8人が参加させてもらい、飛行機やホテルをとってもらいました。
 11月20日の朝7時に羽田空港に集合、8時5分発の全日空機で10時半過ぎに那覇空港に着。この日はバスでちゅらうみ水族館に向かいました。東京出身で現在は沖縄に住み三線を弾いておられる樋口さんのガイドで楽しくバスの中を過ごし、帰りには今基地移転に反対して座り込みをしている辺野古のテントを訪問。現地の様子を直接聞き、海岸にいって年辺野古の美しい海辺に立ち、こんな素晴らしい海を埋め立てて基地を作るなんて・・・という思いをシュプレヒコールに託しました。
 翌21日は、宜野湾のコンベンションセンターにいって午前中は練習、午後1時半から祭典のメインイベントである大音楽会「いちゃりば・ちょうでい」(出会えば兄弟)に参加。ステッキーズのメンバーは第2部の「かりうしユイマール」というステージで、全国から集まった障害者・高齢者・福祉関係者など500人余りの仲間と一緒に「豌豆の花」「素敵な友達」「願い」の3曲を歌いました。音楽会は沖縄の民族芸能や全国から集まったいくつもの合唱団、ゲスト出演の「普天間かおり」、「きたがわてつ」など多彩で充実したもので参加者数は4500人と発表されました。
 夜はステッキーズの仲間で沖縄舞踊を楽しみながら沖縄料理でちょっと豪華な夕食。特に沖縄の豚肉の味は素晴らしいです。
 そして夜の10時からピースサンデーの人達との交流会。喫茶店を借り切り、前日ガイドをしてくれた樋口さんの三線と私のピアノでビールや泡盛を飲みながら夜中の12時まで歌いまくりました。
 三日目(22日)は、ステッキーズでレンタカーを借りて沖縄南部方面を見学。現地のボランティアの案内で玉泉洞という大きな洞窟を歩いたり、蛇を首にかけて写真を撮ったり、民族楽器に触れて体験したり、そしてひめゆりの塔や平和の礎を見学しました。この夜にも、大歌声ビヤホールがあり、参加したいと思っていましたが、さすがにくたびれて全員リタイヤ。 最終日は、首里城を見学して昔の琉球王朝を偲び、海鮮市場で昼食後土産物の買い物をして、3時50分発の全日空機で帰京。羽田空港で港ピースサンデーの人達と23日の歌声喫茶(11月号既報)で会うことを約束して解散しました。
 来年の日本の歌声祭典は11月に広島で開かれるそうです。東視協会員の皆さんステッキーズに入会し、できたら来年広島へ歌いに行きませんか。そして23日の歌声喫茶に多くの参加を待っています。

 新年の集いのご案内       
                          北部ブロック
 2005年最初の東視協行事である「新年の集い」に皆さんご参加下さい。一言抱負、特技の披露、ゲームなどを用意しています。普段余あまり逢わない仲間と暖かーい交流をして、元気をもらい合いましょう。参加される方は、各ブロックでまとめて頂きますよう 宜しくお願いします。
 「こけこっこ!色とりどりのパフォマンス」
       ー記ー
 日時:2005年1月9日(日)午後1時半から3時半まで
 会場:障害者会館
 費用:3000円
 申し込み:風間(3999-5708)織田津友子(3944-0736)、各ブロック長にお申し込み下さい。
 申し込み締め切り:12月30日
 なお ドタキャンなど欠席される場合参加費を頂く場合があります。ご了承下さい。

 『17才のオルゴール』見に来て下さいね!
                           北部 松本広子
 12月18日(土)に日本障害者センター主催で青年劇場の『17才のオルゴール』を上演します。このセンターには東視協の事務所も入居してます。
 センターがお芝居を主催する目的など難しいことはよく分かりませんが、ともかく私が音声ガイドを作成したんですから見にきて! 演出の人などと一生懸命話し合い作りました。舞台背景、役者の動きなどちゃんと分かるようにしたつもりです。
 このお芝居は、車椅子の少女の物語です。ボランティアの子と同じ男の子を好きになってしまうんです。二人の、というより各々の心の葛藤がすごい! ボランティアって?友情って?・・・家族の深い愛情を感じます。ボランティアをしてる若い人達に見てほしいお芝居です。
 調布って遠そうだけど、新宿から15分なんですよ。私の音声ガイドじゃなくて、お芝居を見に来て!
       ー記ー
 日時:12月18日(土)午後1時開演
 場所:調布グリーンホール大ホール
 入場料:一般4500円、学生及び 20才未満2500円


  障都連年末募金にご協力下さい!   
                        障都連副会長 西原清松
 障都連は、障全協の中核としてこの間、「日本障害者フォーラム」の結成や国連権利条約特別委員会の傍聴、また障害者の要求実現のための交渉など、多面に亘って活動してきました。特にフォーラムの結成は障害者運動に新たな道を開くものと確信しています。
 障都連は、皆様の多大なご協力により、新宿大久保に「日本障害者センター」を設立し活用すると共に、情報提供や相談のセンターとしても活用されています。 障都連の財政は、加盟団体の会費や事業活動などを収入としていますが、要請行動に向けての印刷費、専従職員の年末一時金を補償するため厳しい財政が続いています。そこで、今年も皆様に年末募金をお願いしたいと思います。
 いつも勝手なお願いで恐縮ですが、障害者運動を前進させ、障害者と家族の生活と権利を守るために、障都連年末募金へのご協力をお願い申しあげます。
 ご協力頂ける方は、ブロック会、ブロック長・事務局にお声をかけて下さい。振替用紙が必要な方も、事務局までお知らせ下さい。記入済みの振替用紙を送らせて頂きます。宜しくお願いします。

【連載15】「ESA点字プリン ターシリーズの芽生え」
                            北部 長谷川貞雄
 さて、前号からの続きになるが、昭和50年頃としてはまだ珍しかったコンピュータ雑誌「コンピュートピア」の昭和50年10月号に私のことが紹介されていたようである。内容から見て、その年の4月に私が日本ME学会で研究発表したことを報じた朝日新聞からの引用であったようである。その雑誌記事を見て、10月末頃に電子技術総合研究所・電子計算機室長の矢田光治氏と東京都立工業技術センターの平塚尚一氏が私を訪ねてきた。現在専門としているコンピュータ技術で、障害者を援助できるかという相談であった。
 平塚氏は、4月の朝日新聞の記事を見て、一度は付属盲学校へ私を訪ねて来ていた。折悪しく、その時私が不在で平塚氏に会えなかった。その来訪における話の結果、自動点訳プログラムと点字プリンターの開発を、具体的に進めようということになった。点字プリンターの見本については、10月9日のNHKワイド番組「スタジオ102」での放送以来、丁度付属盲学校の放送室の隅に、岡崎式点字データタイプライターが置いてあった。そ点字データタイプライターは、正直なところプリント速度が遅く、また音が大きかった。それらを改良した試作機が、平塚尚一氏により、昭和51年春までに作られた。これも紙テープで動いたものである。それは試作機であったが、プリント速度は速く、また音も静かであった。
 そのプリントの方式は、細い金属製のチューブの中を、ワイヤーがピストン運動のように僅かに往復し、点字を印字するものであった。チューブとワイヤのセットが3本あり、1マスを2度の打点で構成させる方式であった。また、チューブは、柔軟で弾力性があり、点字の行頭から行末まで自由に動く長さのものであり、ワイヤーを駆動する動力源はモーターであった。この実用機がESA731となり、現在の「ジェー・ティー・アール」から発売された。
 ESA731の特徴は、点字キーが付いていて、RS232Cで通信回線を通して他のシステムと情報交換ができることであった。このRS232Cが付いている所が岡崎式のものと決定的に違う所であった。RS232Cのポートが付いていることは、他のコンピュータシステムと直接に接続したり、今日のパソコン通信のように通信回線を通して交信することができるのである。さすがコンピュータ技術の専門家の作である。
 このESA731は、現在職業リハビリテーションセンター職員の石田透氏が、千葉電子計算センターに勤務していた、昭和57年の頃、仕事に多く使っていた。また平塚氏から石田氏の使用により改良点を指摘してもらい、大いにプリンターの改良が進んだと聞いたことがある。
 一方、筑波大学付属盲学校の遠藤利三教諭も平塚氏の開発に協力していた。 このESA731の点字キーボードを取り去り、ESA721とした点字プリンターが、音が静かで故障が少ない機種として、全国的に普及した。そして、この機械が、日本「アイ・ビー・エム」が誕生させた「てんやく広場」など、今日のパソコン点訳の基礎を築いたと私は思っている。しかし、昭和51年春の時点では、まだ試作機であり、私の自動点訳で耐久性の実験を行っていたのである。
 昭和50年12月に、もう一つ忘れられないことがある。それはパーキンスタイプライターで書いた点字を機械が読みとり、そのデータから字に変換する実験を行ったことである。この点字を機械で読みとる部分はグループの研究であり、決して私のものではない。
 三菱財団が、昭和48年から社会福祉事業を援助することになった。確か初年度の予算は5千万円であった。その助成金に日本点字図書館が応募し、何件かの応募と共に日本点字図書館の申請が認められたのである。その研究テーマは、「点字カセットシステムの開発」ということであった。「カセット」などというと今更何だということになるかも知れないが、当時はコンピュータデータを記録するには、紙のテープかカード、又はオープン録音テープの幅2倍ほどの磁気テープに記録するより仕方がなかった。
 ところが、ミニコンピュータが出現し、デジタルカセットテープが新しい情報媒体として脚光を浴び、実用化されるようになった。そのカセットテープに点字データを記録し、ピンディスプレーで本を読むようにしようというものであった。後にアメリカから入ってきたカセットテープによる初期のバーサブレイルの日本版ということになる。しかし、日本点字図書館の最終的目標は、点訳奉仕者により作られるただ1冊だけの点訳書を、何とか複製することであった。それには、紙に書かれた点字を機械で読みとる。 その点字データで点字プリンターにより点訳書を何冊にも複製することであったと思う。しかし、現在となって見れば、パソコン点訳でその目的は果たされている。ところが、当時は現在のことが予想できなかった。そこで日点を中心として、「点字カセットシステム開発研究会」が発足した。この研究会が発足するには、基になった会がある。それは現日本点字図書館長(現理事長)の田中徹二氏が、東京都立心身障害者福祉センター職員の頃、田中氏が中心となり「視覚障害者補償機器開発研究会」を発足させていた。最初は、視覚障害者の歩行を助ける超音波歩行眼鏡のようなことをテーマにしたが、丁度日点に対する三菱基金からの援助があり、テーマに併せ「点字カセットシステム開発研究会」となった。そして中心となる研究者として東京工業大学の高井先生を迎えたが、その後間もなく亡くなられたので、新たに同大学の長谷川健介先生と芝浦工業大学の入江正俊先生を迎えて研究を続けることになった。

    教養講座
   「いい汗かこう!音楽体操」に参加して
                            東部 神作悦穂
 11月の教養講座は女性部の担当でした。私はこの教養講座を受けて久しぶりに体育の授業を受けたような気になりました。今行っている学校では、2年生なので体育の授業がありません。ですから久しぶりに沢山身体を動かしました。
 この体操は、床にひもで枠を作りガムテープで止めてその枠内で体操をします。音楽に合わせて足踏みをする、それに手を上下・前後・左右に動かします。先生のかけ声と音楽に合わせて参加者は真剣にやっていました。枠からはみ出さないように足で確認しながらやるこの運動は視覚障害者のために考案された体操で、エアロビクスの雰囲気も体験できます。本当は一番若いのにかなり疲れました。でも心地よい汗をかいて良かったです。またこのような機会があったら参加したいです。
 視覚障害者でも楽しく参加できるこのような講座が沢山あると良いと思います。

  情報アラカルト
   1.ホッカイロあれこれ
 冬は冷え性の人にはつらい季節。身近な冷え性対策グッズといえば懐炉でしょう。最近では用途に合わせたものや可愛いデザインのものなどが登場しています。足先の冷えに対応した「貼る足ホットン靴下用足裏全体」は懐炉が足形になっていて足裏全体にぴったり貼って使うもの、「つま先用貼るホッカイロ」は、つま先を挟み込むようにして貼って使うので、つま先の温度が5度アップするタイプ、女性に嬉しいものとして、低い温度でお腹や腰をじんわり温めて痛みを和らげるタイプの懐炉、持っているだけで楽しいキャラクターものの「プリポカミッキー&フレンズ」は、色鮮やかで形は花形、ハート形、絵柄は20種類あります。 風水を取り入れた、懐炉も登場。金運のイエロー、健康のグリーン、厄除け開運のラベンダーの3種類です。寒い冬懐炉で身も心も温まりませんか。
   2.簡単雑煮
 独身の人も手軽にできてお正月気分。お椀に焼いた餅とインスタント味噌汁かお吸い物を入れて熱湯を注ぐだけ。切り三つ葉を散らせば更に美味しさアップ。ぜひ試して下さい。

      ー編集委員会よりー
 皆さん、こだま編集委員会から来月 (2005年1月号)に関わってお知らせとお願いをさせて頂きます。
 一つは、発行日を1週遅らせることについてのお知らせです。こだまは点字版を毎月第2土曜日に発行し、それを墨訳・音訳しています。来年1月は、9日に新年の集いがありますので、準備などの都合から15日に点字版を作り、活字版・テープ版と発行していきます。ご了解下さい。
 二つは、酉年生まれの方の抱負の募集についてです。会員総ての方の産まれ年を把握していない事情のもとで、漏れを防ぐために該当の方にはぜひ原稿を寄せて頂きたいと思います。一言の場合は、電話頂ければメモをします。以上宜しくお願い致します。

ありがとうコーナー(省略)

   事務局だより
 1.点字・テープ版「広報東京都」が掲載しなくなっていた東京都晴眼者と共に学ぶ、視覚障害者教養講座のテーマと講師名が掲載されるようになりました。生活文化局要請の成果です。
 2.東京地下鉄は、今年4月から申し出に応じて定期券に切り込みを入れて、視覚障害者にも表裏が分かるようにしています。同社要請で確認しました。数年前からの運動が実りました。
 3.会費を納めて下さい。また、会費の滞りを防ぐために前納して頂くようお願いしています。先ずは納入状況を会計の高山米子(03-3697-7403)さん若しくは各ブロックの財政担当者までお問い合わせ下さい。上記の要求運動の成果を支えているのは貴方の会費です。
 4.皆さんにご協力頂いています「視覚障害者の就労促進と社会参加推進のための新たな事業構想についてのアンケート」は、11月末現在で28名の方から回答を頂いています。しかし、28名では、会員の声を反映できる数とはいえません。そこで将来像委員会では、少なくとも50人から回答を頂くようにしたいと考えています。そこで、今月号に再度アンケート用紙と返信用封筒を同封させて頂きます。回答されていない方はぜひご協力頂きますようお願い致します。

   日程情報
 12/15(水):「弱い者いじめの3種、4種郵便反対連絡会議、郵政民営化準備室要請、衆議院院内集会
 12/16(木):『こだま』12月号活字版発行
 12/18(土):「ステッキーズ」レッスン
  同:東部ブロック忘年会
  同:日本障害者センター「17才のオルゴール」演劇鑑賞会
  第3週:こだま12月号テープ版発行
 12/19(日):東視協役員会
  同:教養講座「重複視覚障害者の就労と社会参加」、午後1時半障館教室
  同:南部ブロック”望年会”
 12/21(火):将来像委員会
 12/22(水):パソコン教室
 12/23(木・休):歌声喫茶(「ステッキーズ」など主催)
 12/25(土):青年学生部例会
  同:ヒューマンアシスタント制度延長運動対策会議
 12/26(日):「かーなづーち」 レッスン
 12/27(月):街づくり委員会(予定)
 12/30(木):年賀状発送
 1/4(火):巣鴨駅頭署名行動
 1/6(木):『こだま』編集委員会
 1/9(日):2005年東視協新年の集い、午後1時半から4時、障館
 1/15(土):『こだま』1月号点字版発行
  同:「ステッキーズ」レッスン
  同:東部ブロック会
 1/16(日):東視協役員会
 1/23(日):教養講座「あんま・マッサージの効果と現代における役割」、
午後1時半障館教室
 1/27(木):街づくり委員会
 1/30(日):差別禁止法シンポジウム(全視協主催)
§障館相談:
  12/15(鈴木彰)、12/22(織田洋)、1/12 (西原和子)
§事務局作業(木曜事務所、土曜障館)
 12/16、18,25
 1/6、8,13,15

    編集後記   
 やっと少しは寒くなったようです。空気が乾燥して風邪をひいている人がちらほら出ているようです。気をつけて下さい。
 橋本さんの祝賀会には東視協・全視協の仲間が50数名集いました。橋本さんと古くから活動している人もお見えになり、運動の広さを感じました。橋本さんの活躍イコール東視協全視協の運動の拡がりを感じました。後に続く私達も第2の橋本さん、黒岩さんを目指したいものです。
 イラクではアメリカがいまだ無差別攻撃を続けています。自民党は憲法改正をして9条の平和条項を無くそうとしています。きな臭い動きに目を見張り、阻止する運動を強めて行かなければいけません。あと3週間で2005年。来年こそ私達の年にしましょう。  酉(とり)のように羽ばたこう。


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