第33回総合リハビリテーション研究大会

日時:2010年9月3日(金)・4日(土)

場所:東京大学 安田講堂・山上会館(〒113-8654 文京区本郷7-3-1)

大会参加費:一般3,000円、学生1,000円、
研修会費(9月3日18時〜):一般2,000円(但し、大会参加者は1,000円)、学生800円(但し、大会参加者は600円)

主催:財団法人 日本障害者リハビリテーション協会

後援(順不同): 内閣府、厚生労働省、文部科学省、国土交通省、経済産業省、社会福祉法人全国社会福祉協議会、独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構、 日本障害フォーラム、日本ロボット学会

1.テーマ:「総合リハビリテーションの新生をめざして」

2.開催趣旨:

 リハビリテーションをめぐる状況は大きく変化しています。生活機能の低下のある人々(高齢者や慢性疾患患者など)や、関与する専門職が増え、 また当事者(患者・障害者・利用者、そしてその家族)の積極的な参加が必要になり、真の連携のシステム・プログラムが必要となってきました。
 「総合リハビリテーション」のあり方やすすめ方について再考し、原点に戻って皆で力を合わせてつくっていくのが大きな課題です。 そこで、今回から3回(3年)連続して「総合リハビリテーションの新生」という共通テーマを掘り下げていくことになりました。 また、毎年1回の総合リハビリテーション研究大会以外にも、セミナーなどでテーマを掘り下げる機会をもうけることにしています。
 これまでの固定観念を一度取り払って、新しいリハビリテーションを作りましょう。


3.プログラム(敬称略)

9月3日(金)(安田講堂)

13:30−13:40

主催者挨拶:金田 一郎(日本障害者リハビリテーション協会会長)

実行委員長挨拶:大川 弥生(国立長寿医療研究センター研究所生活機能賦活研究部)

13:40−17:10

シンポジウム:「総合リハビリテーションの新生」

座長:上田 敏(元東京大学医学部)
    阿部 一彦(日本身体障害者団体連合会、東北福祉大学総合福祉学部)

    大川 弥生(国立長寿医療研究センター研究所 生活機能賦活研究部)
    上田 敏(元東京大学医学部)
    半田 一登(日本理学療法士協会)
    松本 吉央((独)産業技術総合研究所)
    阿部 一彦(日本身体障害者団体連合会、東北福祉大学総合福祉学部)
    氏田 照子(日本発達障害ネットワーク)
    桐原 尚之(全国「精神病」者集団)

【同時開催】

18:00−20:40

研修会:「ICF(国際生活機能分類)の理解と活用」 

講師:大川 弥生(国立長寿医療研究センター研究所 生活機能賦活研究部)




9月4日(土)

9:30−10:50(安田講堂)

「総合リハビリテーションの視点から「働くこと」を考える」 

座長:松井 亮輔(法政大学)
    木村 伸也(愛知医科大学医学部 特任教授)

    小川 浩(大妻女子大学 人間関係学部)(職業リハビリテーション分野)
    増田 一世(埼玉・やどかりの里)(精神障害分野)
    安田 武晴(読売新聞 社会部 青森支局)(労働・雇用分野)
    藤井 克徳(日本障害者協議会)

11:00−12:15(安田講堂)

「総合リハビリテーションの視点から災害を考える」

座長:大川 弥生(国立長寿医療研究センター研究所)

    河村 宏(支援技術開発機構)(日本障害者リハビリテーション協会としての取り組み)
    大川 弥生(国立長寿医療研究センター研究所)(生活機能低下予防に向けた災害対策)
    山崎 登(NHK解説委員)




【分科会】

13:00−16:00(山上会館)

1.教 育:子供のための支援の連続性を考える

座長:松矢 勝宏(目白大学人間学部子ども学科)
    吉川 一義(金沢大学人間社会研究域 教授)

    親の立場から
    大久保 常明(全日本手をつなぐ育成会)

    幼児期の支援と地域における機関連携
    矢本 聰(仙台市発達相談支援センター)

    通常教育における支援と機関連携
    杉江 哲治(石川県立いしかわ特別支援学校地域相談部)

    特別支援学校における介護福祉士との連携
    田添 敦孝(東京都立墨東特別支援学校)

    青年期の生活・就労支援と機関連携
    安部 倫久(社会福祉法人 交響、広島人権擁護センターほっと)

    発達期の生活を支援する医療
    有馬 正高(東京都立東部療育センター)

2.総合リハビリテーションに生かす工学

座長:山内 繁(早稲田大学)
    松本 吉央((独)産業技術総合研究所 知能システム研究部門 グループ長)

    リハビリテーションの現場での機器開発
    飯島 浩(横浜市リハビリテーションセンター)

    支援機器の開発プロセスの課題
    井上 剛伸(国立身体障害者リハビリテーションセンター)

    実証試験に参加するための常識
    山内 繁(早稲田大学)

    社会参加実現の具体例
    高橋 功次(タカハシ補装具)

    行動をみる・蓄積する技術
    佐藤 知正(東京大学 工学部 教授)

    生活理解にもとづく支援の設計
    西田 佳史((独)産業技術総合研究所 デジタルヒューマン工学センター)

    若手から・これからの支援機器開発
    安藤 健(早稲田大学)

    建築の立場から・企業の立場から
    田村 巌(ミサワホーム)

3.総合リハビリテーションセンターにおける医療部門の位置づけ及び役割と機能
―現状と課題及び今後の展望―

座長:伊藤 利之(横浜市総合リハビリテーションセンター)
    上小鶴 正弘(埼玉県総合リハビリテーションセンター センター長)

    総合リハビリテーションセンターにおける医療部門の位置づけ
    伊藤 利之(横浜市総合リハビリテーションセンター)(医学)

    診療部門の課題と展望
    酒井 郁子(千葉大学看護学部)(看護)

    機能訓練部門の課題と展望
    中村 春基(兵庫県立総合リハビリテーションセンター)(作業療法)

    社会・職業部門から見た医療部門の課題
    小田島 明(国立障害者リハビリテーションセンター)(ソーシャルワーク)

    地域支援部門から見た医療部門の課題
    土屋 辰男(神奈川リハセンター地域支援センター)(理学療法)

【同時開催】

13:00〜16:00(安田講堂)

市民講座:みんなでつくる総合リハビリテーション

座長:上田 敏(元東京大学医学部)、川名 紀美(元朝日新聞論説委員)

    大川 弥生(国立長寿医療研究センター研究所)
    大日方 邦子(チェアスキー、パラリンピック金メダリスト)
    大山 泰弘(日本理化学工業渇長)

 

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