ホーム > みみっと > 平成19年版 > 平成20年 2月29日:初稿 平成20年 4月 4日:更新

松本理事長-長男高校合格感激の記録

当協会の通常総会が終わり忙しさも一段落。

毎年、春になると皆さんは桜のことに関心を寄せると思いますが、僕は自宅前にある長町駅から西多賀方面に向かう欅(けやき)並木にどういう訳かすごく関心を持っているんですね。

青葉通りとか定禅寺通りの欅並木もグーですが、自宅前の欅は身近にあることやベランダからもいつも見ているためかけっこう愛着があるんです。
今の時期は若い葉が出て緑色というより明るい緑色になり、見ていると爽やかな気持ちに。
これから夏に向けて葉が大きくなり、そして多くなり、青々と茂って、夏の厳しい暑さを和らげる木陰を作ることになるでしょう。
この過程を眺めるのが楽しみです。

さて、このところ我が家に普段と違った生活の変化がありました。そのことをお話してみようかと。

我が家には性格がおおざっぱでギターが好きな血液型O型の息子と小さなことがあまり気にならないピアノの好きなB型の娘がいます。
今年の春にはこんなイベントが。
息子の中学校卒業、高校入学と娘の小学校卒業、中学校入学と慌ただしい日々を送り、盆と正月がいっぺんに来たとはこのことかと実感した日々に。

特に息子の高校入試のことで長々とお話しを。
滑り止めのために私立高校をとりあえず合格したあと、安心したためか公立高校受験勉強を集中的にやろうともせず、しまいにはアコギギターとエレキギターに夢中になり、あげくの果てにはテレビゲームやる日々に。
親である僕として本音を言えば、安い給料で私立高校に行かせる余裕がないものだから、いい加減にしろと叱っているも効果はさっぱりなし。
それどころが、3月7日の受験当日の朝、ギターをひく・・・。
冷や汗どころが、あきらめが芽生えた。
受験が終わり、自宅に帰った息子に「どうだった」と聞くと「だめかも」。
もう、こっちも公立高校の合格はあきらめの心境に。
それから、私立高校の入学金や学費、制服や学校関係の諸経費が何度か頭に浮かんだことか。
こづかいを減らさなければならない。
これはつらい。
酒もスコッチウィスキーから芋焼酎に変えるかも。
13日の合格発表当日は落ちるとわかってはいても朝から息子以上に緊張した。
とりあえず、受かっても落ちてもメールをくれと息子に伝えて会社に。
発表は午後3時に高校の掲示板前に出される。朝からそれまでなんと長かったことか。
しかし、午後3時30分になっても連絡なし・・・。その30分間がな~んと長かったことか。
もしや不合格になったから親に心配かけまいとメールをしなかったかも・・・。
息子に決心して「どうだったの」メール。
「バスが遅れてまだ高校に着いていない」との返事。
さすがに足がガクッとした。
しばらくしてから、携帯がメール着信の振動を。
「サクラサク」か「サクラチル」か・・・。
胃の中で胃酸がドクドクと分泌されているのがわかる。あ~痛い。
なんとなくメールを開く指が重い。
開ける。
「サクラサク」。
「チル」ではなく「サク」。
何度か確認した。
疑う訳ではないか、携帯に合格表示の写真を撮って送信しろと。
確かに息子の受験番号のあった画像が届く。
息子が小学校の時から将来なりたかった消防士と縁のある番号。
確かに「119」番があった。
親としてはもう、腰が抜けるほどこれは嬉しかった。
その日の晩は家族全員で焼肉屋へ食べ放題。

このぐーだらな息子がよく受かったと思ったが、振り返ってみれば、受験前に山形県高畠町にある有名な学問の神様がいると言われる寺社の亀岡文殊(かめおかもんじゅ)堂に行った。
京都の切戸や奈良の安倍と並ぶ日本三大文殊の一つで、文殊様に知恵を授かろうと訪れてお参した効果がでたかもしれない。
神頼みはすごいと、自分では納得しているが・・・。

今はひと安心だが、あと3年後がもっと恐ろしい・・・。
今度は息子の大学入試、娘の高校入試なのだから。

とりあえず、毎年、亀岡文殊堂に行くことにしようかと。


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