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松本理事長平成23年新年ご挨拶

  新年明けましておめでとうございます。

 昨年の一年の世相を表す漢字は「暑」となり、 探査機「はやぶさ」が大気圏突入時の猛烈な「暑さ」に耐え、無事帰還し、 日本の未来への希望を届けたなど明るい話題がある一方、記録的な「猛暑」日の連続により、熱中症にかかる人が続出したなどの理由で選ばれましたが、「暑」に対して皆様はいかが感じられたでしょうか。私自身暑さにかなり弱く、クーラーのかかった職場からクーラーのない自宅に帰るときの体調管理が大変だったのを覚えています。

 さて、体調といえば、中途失聴難聴者や要約筆記の間で全国的に話題になったことですが、昨年、喜寿を迎えられた天皇陛下が
「耳がやや遠くなり、周囲の人には私に話をするときには少し大きな声で話してくれるように頼んでいます。(中略)他の人の会話はかなり字幕に頼ります。(中略)高齢化が進む今日の社会において、高齢者への理解がますます進み、高齢者へ十分配慮した建物や町が整備されていくことを切に願っています。」
と述べられました。この発言にはこれまで感じたことのない、心を揺さぶるような感銘を受けました。

 ここには大きく二つの意味があり、ご自身の障害を受容されたこと、その障害に対し配慮を社会に求めたことです。これは私たち中途失聴難聴者に大きな勇気をもたらしたと同時に要約筆記者の役割も重要になっていくのではないかと思います。

 こうした会見は全国民にテレビや新聞、インターネット等でも報道され、耳が不自由になった方にとっては社会に対し理解と何らかの配慮を考える重要な機会になったのではないでしょうか。

 こうした機会を受けて今年は私たち中途失聴難聴者や要約筆記者も一緒になって積極的に社会に広く啓発できるような年にしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。



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