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設立に至るまでの経過

 
平成7年まで別々に活動していた東北難聴者友の会塩釜難聴者友の会宮城県聴覚障害者青年の会をまとめ、平成8年3月31日に「宮城県・仙台市難聴者中途失聴者協会」を発足した。

本会は、中途失聴・難聴者にとっても暮らしよい社会作りをめざして各種方策に取り組んできた。設立当初より邦画への字幕上映の要望を行い、平成9年に放送法一部改正に伴い関係団体とともにテレビ局に対して字幕放送拡充運動を広げた。

平成10年にはコミュニケーション手段確立のために手話・読話等を習得する場として「トータルコミュニケーション教室」を開催すると共に公的補助を求め、平成11年度より宮城県及び仙台市の障害者社会参加総合推進事業の一部として受託。

平成12年度には宮城県NPO活動助成金を得て「中途失聴・難聴者の理解促進」啓発リーフレット・パンフレットを作成し、「耳のシンボルマーク」普及活動と併せて力をいれてきた。

平成14年度には仙台市より委託事業として要約筆記奉仕員養成事業を、次いで平成15年度より宮城県からも同様に受託。

トータルコミュニケーション教室の成果発表の一環として平成14年より「ウェルフェア」(仙台市福祉まつり)において手話ソングでステージ発表。また、機関誌「みみっと」を年6回発行し、情報の提供や活動の周知を図る。日本耳鼻咽喉科学会宮城県地方支部会主催の「耳の日イベント」において社会参加における相談コーナーを担う他、当会主催の「補聴器セミナー」「人工内耳説明と相談の会」を開催。

これらの活動を通して設立当初には約40名の正会員数だったのが、現在約90名に増加、賛同者も増えてきた。

さらに、当会設立と同時に社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会に加盟し、各県と連携を取りながら要約筆記者の制度化や広域派遣、災害対策、放送バリアフリー等に努めてきた。
平成17年10月に障害者自立支援法が成立されたことから、中途失聴・難聴者が地域で福祉サービスや情報保障の支援を受け、自立した社会参加を実現するために、社会的に認知・信頼された特定非営利活動法人組織としての転換が求められ始めた。


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