ホーム > 協会案内 > 中途失聴・難聴者とは > 平成20年 2月29日:初稿 平成20年 4月 4日:更新

冊子ほちょうきとりて案内

当協会にて、耳の不自由な会員たちが普段感じていることをつづった
「ほちょうきとりて」を出版しました。

1冊700円プラス送料です。



     なんちょう点描

     しごとのはざま

     家族ですらも

     いつもどこかで

                        わかりあいたい

                        しあわせはそこに

                        生きてゆくということ

                        田舎流ノートテイク活用術


前書きにある編集担当の太田さんの言葉を抜粋します。

天国におられる安斉みどり様--
聴覚を失ったあなたは私たちが所属する協会に入会されましたが、80歳をすぎてもなお手話を覚えようと一生懸命でしたね。そして、いつか自宅で手話教室を開くのが夢だったという話をうかがいました。

私たちは、あなたのご家族の厚意によるご寄付を「安斉みどり募金」と名付けて本の出版に使わせて頂こうと決心しました。それから5年の歳月が流れたでしょうか、企画の頓挫や紆余曲折を経て、ようやく日の目を見ることができました。
これはほんのささやかではありますが、人生の途上で音を失った人たちの胸の内や本音、心の叫び、変革へのヒントなどを綴ってみました。この本によって難聴者や中途失聴者に対する人間的理解がいっそう広まればこの上ない歓びです。少なくとも、ろう者の素晴らしい言語として認知されている手話には敬意を払いつつ、これが世に隠れておられる難聴者や中途失聴者にとってほとんど縁がないか、全く知らない現実にご理解とご支援を頂ければ幸いです。ろう者にはろう者の生き方があり、難聴者や中途失聴者にもそれぞれの生き方がある。幸せや平和を願う心は健聴の方々と何ひとつ異なるものではありません。
最後に、なかなか進まない私たちの本づくりを最後まで辛抱強く見守って下さったご息女の板垣様、失聴に閉ざされた心を開いて原稿を寄せて下さった多くの会員の皆様に心から感謝申し上げます。
なお、この本のタイトルは、歌を詠むのが趣味でおられた安斉みどり様の晩年の作品の一部から頂戴させていただきました。

         補聴器をとりて
            奈落の静けさに
                眠る幸あり 難聴の吾











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