スライド1 奇跡の一本松 イエローライトアップ 平成28年2月19日 すべての人がいきいきと暮らせるまちに -東日本大震災から5年を迎えて- 岩手県陸前高田市 佐々木敦美 スライド2 東日本大震災被害の状況 陸前高田市 震度 6弱 浸水高 17.6m(最大) 地盤沈下 84p(最大) 人口 24,246人※ 死亡者 1,553人(関連死含む) 行方不明者 205人 世帯数 8,069世帯※ 住家全壊 3,805世帯 半壊 236世帯 ※人口、世帯数はH23.2.28時点 スライド3 東日本大震災検証報告 災害時要援護者 津波死亡・不明(N=317) 本人が災害時要援護者※だった8.5% 同行者に災害時要援護者がいた15.8% 同行者に災害時要援護者はいなかった52.7% わからない23.0% 津波遭遇(N=324) 本人が災害時要援護者※だった5.9% 同行者に災害時要援護者がいた14.2% 同行者に災害時要援護者はいなかった70.4% わからない9.6% 被害無し(N=4011) 本人が災害時要援護者※だった6.1% 同行者に災害時要援護者がいた12.6% 同行者に災害時要援護者はいなかった74.8% わからない6.5% ※Nは母数 ※最近は、「要配慮者」と呼ばれているが、 本調査のアンケート時では「要援護者」の呼称を用いた。 スライド4 検証から得たもの 1.避難が何よりも重要 2.避難所に逃げたら終わりではない 3.公的な役割を持つ人の安全の確保 4.災害に強い安全なまちづくり 5.誰もが安全に生活できる社会の実現 ↓ 〇福祉避難所の指定  高齢者対応 6ヶ所  障がい児者対応 2ヶ所 〇避難行動要支援者名簿の作成  約790名登録 〇「避難マニュアル」「避難所運営  マニュアル」等の作成 要配慮者の避難 スライド5 災害時における確実な情報伝達 要配慮者の支援 〇防災行政無線配信の多様化 電話、ラジオ、メール、インターネット 〇個別受信機配布の拡大 〇緊急通報装置設置の拡大 65才以上独居⇒障がい者まで 携帯機器の無償貸与 〇自主防災組織の育成支援 おねがいカードの活用について スライド6 津波防災対策 スライド7 ベルトコンベヤでの土砂搬送終了 平成26年3月〜27年9月稼働 1日あたりダンプカー約4千台分の土砂を搬送 10年かかる作業を1年半で完了 スライド8 魅力的なまちなかづくり スライド9 進む生活再建 災害公営住宅 平成28年度完成(予定) 災害公営住宅 市内11団地 スライド10 生活再建にあたっての課題 住宅地となる高台の造成⇒平成31年3月終了 仮設住宅の解体・集約 47団地 1,236世帯 3,040人 (2月末現在) スライド11 ふるさと納税の再開 平成27年7月 【寄附金の活用メニュー】 1.子ども支援 2.高齢者・障がい者支援 3.農林水産業・商工業等の振興 4.移住・定住促進 5.環境美化 6.コミュニティ活動・NPO団体等支援 7.文化財保護活用 8.その他のふるさとづくり スライド12 陸前高田市のふるさと納税の特徴 特産品の発送はわたしたちが心をこめて! 返礼品の発送業務は授産施設の方々にご協力いただきます。 もちろんきちんとした施設外就労として、 誇りをもって、感謝の気持ちと共に発送します。 これも陸前高田市が目指す「ノーマライゼーション」 という言葉のいらないまちづくりへのワンステップです。 「一般社団法人ドリームプロジェクト」について スライド13 障がい者雇用の拡大 復興の戦力として 新たなビジネスパートナーとして スライド14 介護認定からの卒業 自身の努力で 介護サービスから自立した人に 卒業証書を授与 ↓卒業後は… 市と社会福祉協議会が連携 介護予防教室などを通じて継続支援 スライド15 ノーマライゼーションという言葉のいらないまちづくり