JANNET障害分野NGO連絡会 メールマガジン 第230号 11月号 2022年11月30日発行 ―目 次―  トピックス 〜会員団体の活動報告〜 1. コロナ禍における南太平洋医療隊の活動 南太平洋医療隊 代表 河村 康二 〜会員団体の活動報告〜 2. 認定NPO法人 難民を助ける会[AAR Japan]の団体活動報告 認定NPO法人難民を助ける会[AAR Japan]支援事業部マネージャー 野際 紗綾子 3. なぜこの国なの?なぜ障害分野なの? 法政大学 現代福祉学部 教授/ 日本障害者リハビリテーション協会 国際委員 佐野 竜平 4. グローバルフェスタJAPAN2022報告 野毛坂グローカル/東京工業大学2年 鈴木 大河 インフォメーション 1. 国連障害者の権利条約(UNCRPD)締約国情報 2. “令和4年度「障害者週間」オンラインセミナー”が始まります。 イベント情報 1. JDF全国フォーラム 2022年12月6日(火) 2. ICTサポートシンポジウム(第3回) 2022年12月12日(月) トピックス 〜会員団体の活動報告〜 1. コロナ禍における南太平洋医療隊の活動 南太平洋医療隊 代表 河村 康二 2019年12月初旬に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が中国武漢で報告されて以来、南太平洋医療隊のトンガ王国における活動は中断を余儀なくされています。 トンガ王国では当初、ワクチン接種率も高く、ロックダウンも功を奏し、COVID-19の感染症は蔓延していませんでしたが、2022年1月15日未明の海底火山で起きた大規模な噴火及び津波により被災をし、各国からの支援物資の搬入に伴い人の行き来が発生したことで感染者が急増しました。現在、トンガ王国のロックダウンは解除され、行き来は可能ですが災害とコロナ禍の状況を考え訪問には至っていません。 私達は出来る支援として、被災者や保健省に義援金を一般に募集し、保健省にはマリマリプログラムからの要望に応じて口腔衛生用品、コロナ対策の物品、義援金を、在日本トンガ王国大使館には義援金を寄贈しました。 また、トンガ王国での現地活動が出来ない状況で、トンガ人歯科スタッフのZOOMによるサマーキャンプでの講話、隊員による日本口腔衛生学会でのトンガ王国における活動の発表や、日本国内で歯科医療の恩恵を受けられない外国人の方へ歯科医療の提供等を行いました。 2020年、ZOOMを使用してトンガ人歯科スタッフは神奈川県立こども医療センターのアレルギー児サマーキャンプに参加しトンガ王国での活動をプレゼンし、NST(栄養サポートチーム)が作成する栄養指導のポスターのトンガ語版を作成しました。 2022年5月、日本口腔衛生学会では、WEBで開催したシンポジウムにて障害者歯科専門医遠藤眞美先生(隊員、日本大学松戸歯学部障害者歯科講座)が「支援が必要な高齢者への口腔健康サービスを考える」との演題で講演しました。その中ではトンガでの活動が紹介され、病院に受診できない高齢者、デイサービス施設に通所出来ない障がい者に対しての訪問歯科診療をトンガ人歯科セラピストと共に行い、技術移転をした経験や無歯顎の高齢者に対して摂食嚥下障害への口腔ケアの対応や訓練の実施を行った事例を取り上げ、SDGs , ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)、グローバルヘルス、Going Upstreamの観点から発表しました。 私の診療所のある川口市は日本で最も外国人が多く暮らしている町です。多くの外国人が何らかの理由で仮放免の扱いを受け、仕事をする事が禁止され、医療サービスを受けられません。私の診療所では「在日クルド人と共にHEVAL」の団体から依頼を受け歯科診療を行っています。「北関東医療相談会アミーゴス」の依頼を受け2021年11月に四谷イグナチオ教会にて行われた医療相談会に参加し、受診が必要な方へ歯科診療を提供しています。 コロナ禍でトンガ王国への渡航や活動は制約されていますが、感染状況が落ち着けばトンガ王国へ来訪し現地での活動を考えています。     2. 認定NPO法人 難民を助ける会[AAR Japan]の団体活動報告      認定NPO法人難民を助ける会[AAR Japan]支援事業部マネージャー 野際 紗綾子 特定非営利活動法人 難民を助ける会[AAR Japan](以下、AAR)は、1979年に、インドシナ難民を支援するために、政治・思想・宗教に偏らない市民団体として設立されました。緊急人道支援、障がい、地雷、感染症の分野を中心に、現在、日本を含む16ヵ国で活動していますが、今回は、近年の障がい分野に関連する活動についてご報告させていただきます。 AARの障がい分野の活動は、1980年代後半に、タイの難民キャンプで、避難中で地雷の被害に遭った人々に対する車いす等の補助具の配布からはじまりました。以降も、@モビリティーの促進支援として、車いすの製造・配布の活動、Aインクルーシブな就労支援として、障がい者のための職業訓練校の運営や就労斡旋の活動、Bインクルーシブ教育の推進支援、C災害被災者、難民支援、D地域に根差したインクルーシブな開発、E調査研究・提言活動を実施してきました。 2020年代に入ってから、世界は、新型コロナウィルスの感染拡大という大きな問題に直面し、AARも、職員や関係者の安全確保を第一に、活動地域から駐在員が退避することもありましたが、2022年には安全面で懸念のあるミャンマーやアフガニスタンを除き、多くの国々で駐在員を再派遣することができました。2022年には、2月のロシアのウクライナ侵攻で苦しむ、ウクライナ国内や隣国モルドバに避難した障がいのある方々の支援を行い、8月のパキスタンや日本の豪雨水害では、さらなる困難に直面した障がいのある方々への緊急支援活動も実施しました。 タジキスタン、ラオス、カンボジア、トルコ、ミャンマーでも、新型コロナウィルスの感染予防対策を徹底しながら、インクルーシブ教育、地域に根差したインクルーシブな開発、緊急人道支援活動を実施しています。また、ミャンマーでは、新型コロナウィルスの感染拡大で2020年3月から閉鎖していた障がい者のための職業訓練校を、2022年9月に再開しました。 各活動の詳細は、AARのウェブサイトでご覧いただけます(URL:https://aarjapan.gr.jp/)。すべての人に優しい世界の実現に向けて、私たちは、障がいの主流化と、障がいインクルーシブな教育、就労、災害被災者・難民支援等の活動を推進しつつ、これからは、活動現場の経験・知見をより良い未来につなげるべく、提言活動にも力を入れていく予定です。すべての人に優しい社会を築くことへのハードルは多いですが、皆で力を合わせれば、可能性は高まっていくと信じています。JANNETに加盟している団体の皆さんとともに活動に取り組んでいければ幸いです。 3.なぜこの国なの?なぜ障害分野なの? 法政大学 現代福祉学部 教授/ 日本障害者リハビリテーション協会 国際委員 佐野 竜平 ※去る2022年10月15日に開催した、(公財)日本障害者リハビリテーション協会主催『「リハ協カフェシンポジウム」第2弾』にてご登壇いただいた内容を、まとめていただきました。 2022年10月15日(金)、「リハ協カフェ2周年記念シンポジウム」の第2弾に登壇するチャンスをいただきました。主催者および参加された皆様に改めて深く御礼申し上げます。当日は「なぜこの国なの?」「なぜ障害分野なの?」という問いに回答していく形で発表しました。以下、3点にポイントを絞って紹介します。 1点目は、やはりどうしても6歳のときの事故に遡ります。年月を経て社会人になってから、今も残る手の障害についてようやく人前で話せるようになりました。3回に渡る手術や10年以上続いたリハビリ費用を親が工面してくれたことなどから、若かりし頃は受け入れ難かったです。今日、「多様性と包摂」という概念に触れることがあります。当時はまだ「右へ倣え」のように、見本を模倣し追随することを強く求められた時代でした。幼少時から抱えていた歯がゆい想いが、その後の職業人生の土台になっていきました。 2点目は、多様性溢れるアジアで自分を模索したことです。大学時代、アジアを中心に40以上の国・地域を訪問しました。殺伐かつ混沌とした現実が、その後の私の人生を大きく変えました。見方次第では「障害の有無に関わらず誰もが共生する社会」とも言えるアジアが、「自分は自分のままでいいのだ」と私自身のあり方を大きく見つめ直す契機になりました。 3点目は、障害当事者を中心とする情熱のある方々との出会いです。特に、やがて我が師と呼ぶようになる視覚障害を持つリーダーに会いに行ったときのことは忘れられません。その方は、私との面談の前に行っていた脳性麻痺の方との意見交換を録音し、繰り返し聞いていました。なぜ録音して聞いているのか尋ねると、さらりと「脱水機に乾いたタオルを入れて水を搾り取れるくらい、それほど湿っぽい人間になりなさい」と言われました。電話取り次ぎ対応をする事務局スタッフの列ができるほど多忙な方だったので、本当に衝撃的でした。 その後も紆余曲折、挫折や苦悩をたびたび経験している私です。大学教員として主に若者と社会をつなげる役割を担いながら、引き続き主にアジアに関わっています。     4. グローバルフェスタJAPAN2022報告 野毛坂グローカル/東京工業大学2年 鈴木 大河 2022年10月1日、2日に、東京国際フォーラムにてグローバルフェスタJAPAN2022が開催されました。野毛坂グローカルは、約20名の高校生や大学生が交代で担当してブース出展をし、私は野毛坂グローカルスタッフ/「誰ひとり取り残さない」小論文コンテスト共同実行委員長として参加しましたので、その模様や感想を報告させていただきます。 会場では昨年より大幅に多い100を超えるNGO、企業、大使館などがブース出展し、来場者も2日間で1万人をこえて賑わいました。 参加してまず私が驚いたことは、グローバルフェスタに大人や大学生だけでなく、多くの中学生や高校生が訪れていたことです。聞いてみると、「学校の課題として来た」という人もいましたが、国際協力に興味があって、その話を学校の先生にしたら、行くことをすすめられたという人もいました。 他の出展団体の方や様々な年代の方とお話しをさせていただきました。例えば、実際に何度か青年海外協力隊として派遣された経験をお持ちの方とお話しすることが出来ました。私もいつかは青年海外協力隊として派遣されたいと思っていましたので、現地での体験談などを伺い、自分自身のモチベーションを高められました。加えて、最も印象的だったことは同年代の大学生と交流が出来たことです。野毛坂グローカルに近い人にも大学生はいますが、また違った活動をしている方との交流は今まであまりありませんでした。 普段の活動の悩みであったり、どのようなモチベーションで活動しているのかについて共有することで、自身の活動を見直すきっかけになりました。 今年のグローバルフェスタでは、野毛坂グローカルが実施する小論文コンテストの広報が主なテーマでした。様々な「取り残される人」を来場者と一緒に考える機会にもなり、また最も取り残されがちな人として障害者がいます。今回は野毛坂グローカルのブースではJANNETのパンフレットも配布しましたが、私も障害から「誰ひとり取り残さない」を考えるよい機会になりました。 【SDGs「誰ひとりとりのこさない」小論文コンテスト】 25歳以下の若者対象を対象とした「誰ひとり取り残さない」をテーマにした作文・小論文コンテストです。大賞3万円x3名、入賞1万円x15名など。締切12月31日。 詳細  https://nogezaka-glocal.com/dh3/ ******************************************************************************** インフォメーション 1.国連障害者の権利条約(UNCRPD)締約国情報 (関連サイト:http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/right.html) 署名国・地域数164/ 締約国・地域数 185 (2022年11月末現在) https://treaties.un.org/Pages/ViewDetails.aspx?src=IND&mtdsg_no=IV-15&chapter=4&lang=en 2. “令和4年度「障害者週間」オンラインセミナー”が始まります。 毎年12月3日から9日は、「障害者週間」です。令和4年度の関連行事としまして、12月3日(土)より、内閣府ホームページにて「障害者週間」オンラインセミナー(録画)が配信されます。 JANNET正会員団体である、(公財)日本障害者リハビリテーション協会および(公社)日本発達障害連盟がエントリーしております。皆様、お時間がございます時にどうぞご覧ください。 【「障害者週間」オンラインセミナー】 日時: 令和4年12月3日(土)〜 28日(水)17時 会場: 内閣府ホームページ 参加方法 : 一般(無料) 視聴無料(どなたでも視聴可) 内容:障害及び障害のある人に関する理解を促進するため、オンライン配信により、障害者週間の趣旨にふさわしいセミナーを、各団体と連携し開催します。 URL: https://www8.cao.go.jp/shougai/kou-kei/r04shukan/main.html#seminar               イベント情報 1.JDF全国フォーラム 2022年12月6日(火) 障害者権利条約の日本の初めての審査が去る8月に終了し、その最終見解である「総括所見」が発表されました。本年度の全国フォーラムでは、総括所見を受けた今後の条約実施について話し合い、誰もが住みやすい社会の実現に向けて、新たな活動のスタートを切ります。 【JDF全国フォーラム 障害者権利条約の目指す社会へ ―「総括所見」を受けた新たな取り組みー】 日時:2022年12月6日(火)13:00-16:30 場所:オンライン開催(Zoomウェビナー) 参加費:1,000円  ※手話通訳、要約筆記、テキストデータ(スクリーンリーダー用)あり。 【プログラム(順不同)】 13:00 主催者挨拶 来賓挨拶・祝辞 外務省、内閣府、国連障害者の権利条約推進議員連盟、全国知事会 より予定 ご挨拶 障害者権利委員会立候補に向けて 田門 浩  ビデオメッセージ キム・ミヨン 障害者権利委員会副委員長   13:30 ■第一部 総括所見の実施に向けて 条約の目指す社会への展望 特別報告 石川 准 障害者政策委員会委員長(前障害者権利員会副委員長)   JDF構成団体からのメッセージ 阿部 一彦  日本障害フォーラム代表/日本身体障害者団体連合会会長 藤井 克徳  日本障害フォーラム副代表/日本障害者協議会代表 久保 厚子  全国手をつなぐ育成会連合会会長 岡田 久実子 全国精神保健福祉会連合会理事長   14:45 休憩 14:55 イエローリボンのご紹介  倉野 直紀 JDF企画委員/全日本ろうあ連盟本部事務所長 15:00 ■第二部 総括所見の実施に向けて 分野ごとの取り組みと課題   手話言語について(1〜4条など) 中西 久美子 全日本ろうあ連盟 法律の前にひとしく認められる権利(12条) 崔 栄繁 DPI日本会議 身体の自由及び安全(14条) 桐原 尚之 全国「精神病」者集団 個人をそのままの状態で保護すること(17条) 藤原 久美子 DPI日本会議 統計及び資料の収集(31条) 佐藤 久夫 日本障害者協議会 国内における実施及び監視(33条) 尾上 浩二 DPI日本会議 ほか予定   指定発言 辻川 圭乃 日本弁護士連合会 ほか   16:30 総括・閉会 ※プログラムは予告なく変更する場合がございます。   【お申し込み方法】 締め切り:12月2日(金) ●JDFホームページ(下記)から、ウェブフォームよりお申し込みください。 https://www.normanet.ne.jp/~jdf/ ※最新情報はHPにてお知らせしています。 ●下記申込必要事項をご記入のうえ、E-mailにてお申込みください。 送付先: jdf_info@dinf.ne.jp   お名前: ご所属: E-mail(必須。書き間違いにご注意ください。): ご連絡先(TEL、FAXなど。メールが届かない場合ご連絡いたします。): 必要事項[手話通訳・要約筆記・テキストデータ(スクリーンリーダー用)・その他 ] 【参加費】 1,000円:お申し込み後に、下記方法でご送金ください。 ■銀行振込 振込先:ゆうちょ銀行 〇一九店(ゼロイチキユウ店) 当座 0354869 名義 日本障害フォーラム(ニホンショウガイフォーラム) ■郵便振替 振替先:00120−5−354869 加入者名 日本障害フォーラム ※恐れ入りますが、振込手数料はご負担ください。 ※詳細は、下記JDFサイトへ、または事務局までお問い合わせください。 【お問い合わせ】 《日本障害フォーラム(JDF)事務局》 TEL: 03-5292-7628   FAX: 03-5292-7630    Eメール:jdf_info@dinf.ne.jp     2.ICTサポートシンポジウム(第3回) 2022年12月12日(月) 公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会では、今年度「障害者等のICT機器利用支援事業」を実施し、全国のICTサポートについて情報共有する仕組みの構築、実態調査の実施、ならびに、事例共有等のための連続シンポジウムを含む取り組みを行っています。 第3回目となる今回のシンポジウムでは、全国最多となる5つの「ICTサポートセンター」が設置されている愛知県の取り組みに焦点を当て、それぞれの活動のご紹介とディスカッション通じて、地域における障害のある人の支援とその連携について共に考えます。 日時:2022年12月12日(月)13:00〜15:30 会場:オンライン開催(zoom) 主催:公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会 参加:無料(事前登録制) ※手話通訳、要約筆記、テキストデータあり。 【プログラム】 13:00 開会挨拶と、障害者ICT機器支援ポータル「インクルサポーター」のご紹介 公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会 来賓挨拶  竹内 かおり  愛知県福祉局福祉部障害福祉課 社会参加推進グループ 課長補佐 13:15 愛知県の5つのICTサポートセンターの取り組み(各15分) 1.田中 芳則 (福)名古屋市総合リハビリテーション事業団・なごや福祉用具プラザ リハビリテーション工学技師 2.林 佑亮   (福)AJU自立の家 わだちコンピュータハウスIT事業部 3.星野 史充 (福)名古屋ライトハウス情報文化センター サービス事業部 4.山尾 崇寿 (福)名古屋市身体障害者福祉連合会・聴覚言語障害者情報文化センター 主幹 5.園田 大昭 (一社)愛知県聴覚障害者協会 あいち聴覚障害者センター (休憩) 14:30 パネルディスカッション(5つのICTサポートセンターによる) 進行 近藤 穣 なごや福祉用具プラザ所長 15:10  参加者からの質問等 15:30 閉会 ※プログラムは予告なく変更する場合がございます。 最新プログラムはこちら https://www.jsrpd.jp/ict/  【申込方法】 下記必要事項を、E-mailで事務局までお送りください。 お名前: ご所属: ご連絡先E-mail(必須。書き間違いにご注意ください。): 必要事項[手話通訳・要約筆記・テキストデータ(スクリーンリーダー用)・その他 ] WEBフォームからもお申込みいただけます。 ウェブフォームURL: https://forms.gle/GgMekzrE3qb62mBaA ※申し込み締め切り:2022年12月7日(水) お申し込みいただいた方にはZoomウェビナーのアドレスをお送りいたします。  【お申し込み、お問い合わせ先】 《日本障害者リハビリテーション協会 ICTサポート連携事務局》 担当:原田・村上・本田 TEL: 03-5273-0218   FAX: 03-5273-1523    Eメール:ict_support@jsrpd.jp        編集後記 新型コロナという苦境を脱しきれたとは言いきれませんが、個人・団体でできることを考え、国際協力活動を少しずつ前進させよう、という励みになる今月号の内容であったと思います。会員団体の報告の中では「災害」というキーワードがありました。災害時に障がい者はどのようにして身を守るか、避難後の生活をどうするか、これは中々難しい問題です。当協会も、今年度は防災をテーマに盲ろう者向けの研修会を開催しました。盲ろう者にとっては、まずは安全に避難することが一番の課題です。そのためには近隣にお住まいで、最低限の通訳ができ、移動・介助をしてくれる人が必要です。こうした人材、ソフトの面を充実させるためにも、より一層、啓発活動を進めていかなくてはなりません。そして、そこから得られた知見を海外にも提供できればと思う次第です。 (小林 真悟/JANNET広報・啓発委員) JANNET事務局では、会員の皆様よりメールマガジンに掲載する国際活動に関する情報を募集しております。団体会員様のイベント情報などありましたら事務局までご連絡ください。 JANNET障害分野NGO連絡会  〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1 公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会内 【JANNET事務局直通】 TEL:03-5292-7628 FAX:03-5292-7630 URL: http://www.normanet.ne.jp/~jannet/ 以上