HCC沿革

昭和41年、当時住友病院におられた故 高木二郎先生がベイラー大学(米国)への

留学から帰国され、向こうで既に行われていた難聴乳幼児の早期聴能訓練と両親

への教育を行う施設の設立をリオン株式会社へ提言されました。そこで直ちに、

日本初の難聴乳幼児の聴能訓練施設リオン・ベター・ヒヤリング・クリニックが

設立されました。

このクリニックの指導の中で、難聴乳幼児聴能訓練の方法と最も効果的な補聴器

適合について、昭和45年に医師、 教育関係者及び補聴器関係者が集まり、研究会

Conference)を開催致しました。以後、 毎月定例に研究会を開き、この会を

HCCと呼ぶようになりました。{実際には、 クリニックの設立と同時に研究会が

発足し、毎月行われておりましたが、記録が残っておらず、正式に記録を取り始め

45年を開催年としております}

そして、毎年会員数 を増やし、昨今ではクリニックの枠にととまらず、関西全体の

医学、難聴児教育及び補聴器に携わる方々の研究会へと発展していった次第です。  

クリニック自体は公立教育訓練機関の充実により、その役目を終えましたが、HCC

 47年目を迎え、難聴児教育及び補聴器研究の分野で研究実績を続けて参りました。

この研究会も今春には434回を数え、現在の会員数は約150名になります。さらに

会員の皆様と共に今後、発展することを期待しております。


→トップページへ戻る