はがき通信ホームページへもどる No.75 2002.5.25.
Page. 1 . 2 . 3 . 4 .

前ページへ戻る

ひとくちインフォメーション

◆パソコンの給付が可能となりました

 日常生活用具給付等事業において、平成14年度より従来の給付品目である「ワープロ」の代わりに「パソコン」の給付が可能となりました。(ただし、パソコンについては、すでにワープロの給付を受け、給付日より6年に満たない方は、当分の間、原則として給付対象外となります。)
●給付対象者
1.身体障害者
  上肢障害2級以上又は言語、上肢複合障害2級以上の方(文字を書くことが困難な方に限ります。)
2.身体障害児
  身体障害者手帳の交付を受けた児童であって、当該手帳に身体上の障害(上肢機能障害又は言語、上肢複合障害に限ります。)の程度が1級又は2級であると記載された文字を書くことが困難な方で、原則として学童児以上の方
●基準単価/118,500円
[問い合わせ・申請先]お住まいの市町村福祉窓口まで(事務処理の準備などにより、実施期日は各市町村によって違います)

◆日本初の食事支援ロボット

 「マイスプーン」380,000〜436,000円、個人向けは月額6,100円〜のレンタル方式。
 手が不自由な方を対象に、自分のペースで食事ができるようにサポートする食事支援ロボット。利用者が、あごでジョイスティックを操作し食べたい物を選ぶと、自動で食べ物をはさみ、口元に運ぶ。それに口を触れると、フォークがスライドして食べ物を離し、口に入れるとアームが遠ざかり待機状態になる。寸法、幅28cm×奥行37cm×高さ25cm(本体のみ、収納時)。重量約6kg
 セコム㈱ TEL: 03-5775-8210
 URL:www.secom.co.jp/

◆すわったまま体全体を温める家庭用シャワー

 「全身浴シャワーN−SH1」48,000円
 本体と腕部にそれぞれ働きが異なる3種類(旋回・広角・扇)計16個の湯が噴き出すノズルを設けた。約7分間の利用で、入浴と同じくらい温まるという。水圧による心拍数の上昇は入浴の半分程度で身体的負担も少ない。軽量・コンパクト設計で、お使いの水栓に簡単接続でき、今までお使いのシャワーも使えます。外形寸法、幅340(アーム開時最大840)×奥行110×高さ630mm。重量約3Kg。
 松下電器産業 TEL:06-6331-5738
 URL:http://www.national.co.jp/product/hhc/live/hut/shower/index0.html

◆意思伝達装置にインターネット操作機能などを追加、拡充

 「伝の心(でんのしん)」500,000円(日常生活用具、重度障害者意思伝達装置の購入補助限度額)
 ALS(筋萎縮性側索硬化症)患者向け意思伝達装置。新たに電子メールの送受信とホームページ閲覧の機能を追加して7月1日より販売。
 日立ケーイーシステムズ TEL:03-5471-8918
 URL:http://www.hke.co.jp/products/dennosin/denindex.htm

◆身体障害者補助犬法案

  同伴保証の法案、衆院可決 10月施行へ

 障害者が身体障害者補助犬(介助犬、盲導犬、聴導犬)を同伴して社会活動するのを保障する議員立法「身体障害者補助犬法案」と福祉関連の3法の改正案が11日、衆院本会議で全会一致で可決された。参院に送られ、今国会(6月19日まで)で成立、10月に施行される見通し。
 10月の施行後、国や自治体が管理する施設のほか、電車、バスなどの公共交通機関は補助犬の同伴を拒めなくなる。ホテルや店舗など不特定多数が利用する民間施設は、1年の猶予期間を設け、来年10月から受け入れが義務付けられる。関連法改正で、補助犬訓練を第2種社会福祉事業とし、都道府県の貸与事業も定めるなど、絶対数が不足している補助犬の普及に公的な支援ができるよう条件整備も進める。
 90年代に国内で育成が始まった介助犬や聴導犬は、当初からペット扱いされ、飲食店や電車に同伴するのを断られるケースが相次いでいた。毎日新聞が98年から兵庫県宝塚市の車椅子の障害者、木村佳友さん(41)とその介助犬シンシアを中心に公的な認知を求めてキャンペーンを展開。地元の宝塚市や兵庫県が認知したのをはじめ、99年7月には100人以上の超党派の国会議員が「介助犬を推進する議員の会」を結成し、議員立法を進めた。【山本真也】

(情報提供:毎日新聞 平成14年4月11日)


◆1台で機内まで移動車いす、主要空港に配備 日航


 日本航空は車いす専業メーカ−の松永製作所と共同で、フルリクライニング機能付きの車いすを開発、国内主要8空港に配備する。空港カウンターから機内まで、機内専用車いすやストレッチャーに乗り換えることなく移動できるのが特徴。同タイプの車いすの導入は国内の航空会社では初めて。19日から比較的重度の航空利用者を対象にサービスを始める。

(情報提供:日刊工業新聞 平成14年4月10日)





【編集後記】

 電動車イスで出かけられるシーズンになりました。片道1時間圏内(時速6Km)の外出先は、電動車イスで行くようにしています。車で10分の所を電動車イスで1時間かかっても自分の意志で行けるので気分的に楽です。何か自分でできることはないか探している毎日です。
 次号の編集担当は、瀬出井弘美さんです。

 (編集委員・藤田 忠)



………………《編集委員》………………
◇ 藤田 忠  福岡県 E-mail:fujitata@aioros.ocn.ne.jp
◇ 瀬出井弘美  神奈川県 E-mail:h-sedei@ma4.justnet.ne.jp
………………《広報委員》………………
◇ 麸澤 孝 東京都 E-mail:fzw@jcom.home.ne.jp
………………《編集顧問》………………
◇ 松井和子 東京都清瀬市国立看護大学校 zmatsui@mb.infoweb.ne.jp
◇ 向坊弘道 福岡県 E-mail:zi5h-mkib@asahi-net.or.jp

(2001.9.25.時点での連絡先です)

発行:九州障害者定期刊行物協会 TEL&FAX;092-623-1696〒812-0062 福岡市東区松島2-2-43 樋口ビル103


このページの先頭へもどる


line

HOME ホームページ MAIL ご意見ご要望