20141221():「高齢者介護のための聞こえの基礎知識と補聴器装用」を刊行(テクノエイド協会)

 高齢者介護に関わる従事者が聞こえの問題を理解し、補聴器装用について十分な知識を持っていれば、聞こえに不自由を感じる方々の意志や意欲を重視した介護がもっと良くなされるのではないかと考えていた。幸いにも、公益財団法人テクノエイド協会がこのことに着目し「福祉用具シリーズ」の第19巻に聞こえと補聴器を取り上げてくれた。

 私が編集委員長の任に当たり「高齢者介護のための聞こえの基礎知識と補聴器装用」を刊行することができた。教育オーディオロジーの研修会等で馴染みのある図表やイラストもたくさん入れて編集した。補聴器業界3団体(日本補聴器工業会、日本補聴器販売店協会、日本補聴器技能者協会)の代表も執筆者に加わり、2ページの冊子であるが中身は濃いものだと自負している。下記に問い合わせると入手できるので活用していただければ嬉しい。

●公益財団法人テクノエイド協会 試験研修部 担当:飯室様・矢沢様

e-mail shiken@techno-aids.or.jp



2014128():福島智教授と附属校を見学訪問

 難聴が早期に発見された後の療育・教育機関をどのように決めたらよいのか、聴覚補償の方法として人工内耳や手話をどのように考えたらよいのか、聴覚障害幼児を育てる親は誰しもが重要な選択に迫られ悩む。聴覚障害児とその親の育ち方・学び方・生き方をどのように支援したらよいかを探ろうとする私たち(福島智、児玉眞美、大沼直紀)の文科省科研による「クリティカル・パス研究」が3年目の最終を迎えようとしている。これに関係する調査研究として、これまで日本聾話学校、明晴学園、田中美郷教育研究所ノーサイドクリニックなどを訪問してきた。次の調査研究の対象は筑波大学附属聴覚特別支援学校である。

 本日は聴覚障害教育福祉協会が秋篠宮家の皇族をお迎えして開催する「聴覚障害児を育てたお母さんをたたえる会」との予定がかち合ってしまい、恒例の会の方には出席がかなわなかった。今回の附属校訪問は、東大先端研の福島智教授と福島研スタッフ、トライアングル金山記念聴覚障害児教育財団の児玉眞美先生など総勢7名である。原島校長、橋本主幹教諭、各部主事から教育内容を丁寧に説明いただいた。乳幼児相談から高等部までの授業参観を通して附属校の実力と伝統を改めて認識した次第である。今後も年度内に何度か訪問し、我が国唯一の国立聾学校としての役割とクリティカル・パスにおける位置づけについて協議する機会をもつことになる。




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