20121225():つくば市教育委員会

 本日付でつくば市教育委員会の教育委員長に任命された。「教育日本一」をスローガンに掲げてきたつくば市の教育行政に深く関わることになる。責任が重い。来る1月に京都で開催される今年度の「小中一貫教育全国サミット・京都」に次いで、来年度事業として11月にはつくば市が「小中一貫教育全国サミット・つくば」を主催する。



20121223()ATACカンファレンス(東大安田講堂)で講演

 東大のシンボルの一つである安田講堂の演壇に立って講演するという機会はそう滅多にあるものではない。「ATACカンファレンス2012東京」(主催:NPO法人e-AT利用促進協会)が安田講堂を会場に開催された。先端研の中邑賢龍教授からの依頼で私も演者に加わり、人工内耳とバリアフリー・コンフリクトについて講演することになった。私の他に4人の演者がそれぞれ下記のような刺激的なタイトルで興味ある話をされた。1925年(大正14年)に建造され登録有形文化財となっている安田講堂(東京大学大講堂)。この格式高い雰囲気の中で革新的な議論が展開されたことは大変に印象深い。最後に全員で「バリアフリー・コンフリクトから考えるこれからの福祉社会」をテーマにディスカッションした。会場からは私が「人工内耳は安定的に実用化の時代になった」と述べたことに対して、「人工内耳の失敗についての言及がないのはおかしい」との反論をいただいた。何を持って失敗とするか。耳鼻科外科学的な失敗、音声言語治療的な失敗、教育上の失敗など、人工内耳を適応した一人一人の発達と生き方をよく見ていかなければならない。

●「点字ブロックや開けやすいパッケージは必要か? バリアフリー化やユニバーサル・デザイン(UD)が産み出すコンフリクト 」(中邑賢龍/東大)

●「書けない人が入試にワープロを用いたら? 入学試験におけるコンフリクトと合理的配慮」 (近藤武夫/東大)

●「障害者が罪を犯したら? 免責制度が産み出すコンフリクト」

 (星加良司/東大)

●「人工内耳で聴覚障害者が聞こえるようになったら? 工学技術の進化が産み出すコンフリクト」(大沼直紀/東大)

●「遺伝子治療や再生治療技術は何を産み出すのか? 身体変容によって生じるコンフリクト」 (熊谷晋一郎/東大)



20121215():松山ケンイチの来訪

 私が50歳前後の教授時代には、テレビ番組にもよく出演していたので映画俳優やマスコミ関係の有名人なども比較的よく知っていた。ある時、みのもんた司会の昼のバラエティー番組に出演した。聴覚のテーマから急に耳の健康に効く食品の話題に強引に内容を作っていくやりかたが納得できず、それ以来テレビ局からの依頼には軽々にのらないことにした。そしていつの間にか、映画人や演劇人、芸能ニュースなどには大変疎い人間になってしまった。「AKB48 」など何のことやらさっぱり分からない。大河ドラマも見たことがない。

 「松山ケンイチが東大先端研のトライアングルに興味を持っているらしい」といきなり言われても私には誰のことか見当もつかない。ところが、一般法人トライアングル金山記念聴覚障害児教育財団(理事長:児玉眞美。私も役員として運営にかかわっている)のクリスマス会に「松ケン」が顔を出すということになって初めて、奥様が「小雪」という女優さんだと知った。そういえば神戸に嫁いだ長女に生まれた初孫に「こなつ」と名付けたとき「こゆき」という有名人がいることは認識していた。

 トライアングル卒業生や聴覚障害児の親御さんが沢山集まったクリスマス会に人気俳優の参加というサプライズがあった。東大先端研を訪問することになった縁にはいろいろなことがあるのだが、松山ケンイチさんがトライアングル発行の「おたより」(編集長は黒澤明監督映画の俳優、油井昌由樹氏)の読者だったからである。



20121213():東大教養部での授業

 東大の教養部が開講する全学自由ゼミ「バリアフリーをアカデミックに考える」で「人工内耳と聞こえのバリアフリー」の講義をした。授業終了後に出席点呼の代わりに回収した感想票は皆「初めて難聴のことが分かった」「手話口話論争が興味深かった」と好評だったが、一人だけ「聴能主義に偏っている」「明晴学園についての説明がいい加減だ」と手厳しい意見を連ねた学生がいた。これほどの受講生ならば互いに踏み込んだ議論を続けてみたいと思ったが、残念ながら学籍番号も氏名も書いてない。卑怯ではないか。



20121211():大塚ろう学校を見学

 東京都立大塚ろう学校(校長:伴亨夫)を訪問し、授業参観と担当者との懇談を通して聴覚障害児の早期教育と保護者相談の実情等について情報交換した。



2012123():日本聾話学校を見学

 日本聾話学校(校長:西海昭延)とライシャワ・クレーマ学園を訪問し、授業参観や担当者との懇談を通して聴覚障害児の早期教育と保護者相談の実情等について情報交換した。



2012122():今井秀雄先生を囲む会

 恩師・今井秀雄先生を囲む会を、埼玉県ふじみ野市の和食店で開催した。今井先生の薫陶を受けた10名(富田香織先生、佐藤洋子先生、中村公枝先生、吉野公喜先生、斎藤捷彦先生、間根山祥行先生、須藤正彦先生、長南浩人先生、濱田豊彦先生)が馳せ参じてくれた。



2012121():全難聴福祉大会

 第18回「全国中途失聴者・難聴者福祉大会in埼玉」が浦和で開催され、第6分科会「聴覚障害者用会話支援機の現状と将来」のパネラーを務めた。音声認識技術の応用と実用化にはまだ残された課題が多い。難聴者と対話する一般の人の話し方の要領やマナーを改善していくことで認識率が大きく向上するという側面がある。「話し方のバリアフリー」という観点でアプローチすることも必要だとコメントした。




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