Duskin Leadership Training in Japan

最終レポート

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イー・ティンザー・トゥンのファイナルレポート(チャプター2)

強くなった私

スキー

私は日本で初めて雪を見ました。スキーも初めての経験でした。2日間でスキーが滑れるようになりましたが、もっと上手になりたいので、もっともっと研修をしたかったです。

個別研修

1月に個別研修が始まりました。最初の約1か月間は、パソコンの研修をしました。ミャンマーではパソコンを習ったことがありませんでしたが、いろいろな技術を身に付けることができました。内田先生はいつも笑顔で私にパソコンを教えてくださいました。先生は高い技術力をお持ちで、私のいろいろな質問にも答えてくださいました。いつも私の気持ちを確認しながら教授してくださったので、楽しく勉強することができました。私は内田先生のようなパソコンの先生になりたいです。そして、いつの日かミャンマーの子どもたちにパソコンを教えたいと思っています。

プレゼンテーション研修

約3週間、日本ASL協会で研修を行いました。まずは、プレゼンの構成要素などを細かく教えていただきました。発表会が3月12日に決まり、私はそれに向けて準備を進めていました。しかし、3月11日、東日本大震災が起こったのです。ミャンマーで地震を経験したことがなかった私は、大きなショックを受けました。12日に開催できなかったプレゼンが日を改めて実施できたときは、本当に嬉しかったです。

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滋賀

東京から滋賀に移った私は、滋賀県ろうあ協会で青年部の活動について勉強しました。日本では青年部の活動が活発ですが、ミャンマーに青年部はありません。日本の青年部は、アジアの国々のろう青年の活動を応援しています。新たに青年部が設立されると日本からお祝いに駆けつけることもあります。また、青年部の活動のなかで私が最も大切だと思ったのは、仲間同士で悩みを共有できることです。私も青年部の集まりに参加しましたが、みなさんが時に楽しく、時に真剣に議論をしている姿を見て、とても感動しました。このような環境があるからこそ、互いに助け合い、そして学び合えるのだと思いました。ミャンマーでも若いろう者が集まって、青年部の立ち上げ準備を進めています。帰国後は私もそのメンバーとなり、日本で見聞きしたことをみんなに伝えたいです。そして、日本に負けない青年部をミャンマーに設立したいと思います。
また、滋賀で初めて盲ろう者と会いました。コミュニケーションをどう取ったらいいのか不安でしたが、触手話で楽しく会話ができました。その方から、ミャンマーに盲ろう者に会ったことがあるかと聞かれ、私はミャンマーには盲ろう者はいないと答えました。そうすると、ミャンマーにも必ず盲ろう者がいるはずで、ただ家から出られないだけだと言われました。

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