「人工内耳」って?

人工内耳というのは、手術で内耳の蝸牛に細い電極を植え込み、聴神経を電気的に刺激し て、それを脳に伝えて聴覚を取り戻すという画期的な医療です。
耳にかけたマイクから音を拾って、スピーチプロセッサという機器で音を電気信号にかえ、内耳の電極に無線で送ります。

日本では1985年12月に第一号の手術が行われ、1994年度から健康保険適用になって、装用者が増え、手術病院が約100ヵ所、装用者は6,500人を超えたものと想定されます。
                                            (2010年11月現在) 

さらに詳しいことは下記へ。


●人工内耳あれこれ 5-1.0版(最新) 

最新2023年2月版(PDF)はこちら
監修:西山 信宏 先生
東京医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科 聴覚・人工内耳センター長
発行:(一社)人工内耳友の会ACITA

冊子の配布について

●残存聴力活用型人工内耳
 2014年に承認・保険適用となりました。
 ◆一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会による人工内耳適応基準 こちら
 ◆厚生労働省 こちら


●知ってください「人工内耳」のこと

手術に関する疑問や費用について


●難聴児童生徒へのきこえの支援
  −補聴器・人工内耳を使っている児童生徒のために−

装用児の学校生活に役立つ冊子が、財団法人日本学校保健会から発行されましたのでご紹介致します。 詳細はこちらをご覧ください。

・体裁: A4版43頁
・価格: 1,000円
・2004/12/25発行。


●各種統計

 ・人工内耳装用者数

M社製を除く2社の合計概算(2010年10月31日現在)

世界173,000人 日本63000人

⇒日本は、人口の多さ及び高度医学の普及度に比し、人工内耳の事例が少ないと思われる。(認知度が不足している。)
⇒日本では、今後とも「小児」の事例が特に増加し、世界並の小児の比率へ向かうと思われる。

 ・手術病院 の情報は こちら


●人工内耳のQ&A

ACITAは「人工内耳の質問と回答集」(人工内耳友の会−東海− 編)を発行・頒布しています。
内容(抜粋)は、人工内耳友の会−東海−のホームページでもご覧になれます。


●人工内耳装用者からの要望・苦言

「人工内耳装用者からの声 −自助活動の一環として−」

  • 東京医学社の雑誌 Johns, 20巻1号(2004年1月)より許可を得て転載。

  • [ACITA]小木会長執筆の記事で、人工内耳装用者の実態調査V([ACITA]編)から、病院関係者などに対する人工内耳装用者の要望・苦情をめとめたものです。


●人工内耳の種類

現在日本で使用されている人工内耳は下記の2社の製品です。

コクレア社 [オーストラリア、(株)日本コクレア

アドバンスト・バイオニックス社 [アメリカ、(株)日本バイオニクス

メドエル社 [オーストリア メドエル ジャパン]

※機器については、「人工内耳あれこれ−Ver5」の中でも、ご紹介しています。
 「11)日本における人工内耳機器の取り扱い」をご覧ください。



Facebookフェイスブック(一社)人工内耳友の会ACITA
  人工内耳Facebookグループとしてコミュニケーションの場「人工内耳友の会ACITA」も開設。
  皆さまのご参加をお待ちしております。


小児メーリングリスト

ACITAでは、装用児に関する情報交換を目的として小児メーリングリストを運営しています。
問題の性質を考慮して、[ACITA]正会員・賛助会員の装用児・難聴児のご両親専用のクローズドなメーリングリストとしています。
ACITA会員の装用児・難聴児のご両親は、是非御参加下さい。


中高大学生社会人(オレンジデイズ)メーリングリストのご案内

ACITAでは、青少年用のメーリングリストを、開設しております。
参加者は人工内耳装用の若者たち本人です。
人工内耳の仲間は全国に散在しており、なかなか身近に話し合ったりできないものです。
そこで、学校の授業やクラブや行事のこと、友達のこと、進路、アルバイトや仕事のこと等、報告・相談したいこと、同じ人工内耳の仲間だからこそ話し合える、分かり合えることなどを、全国どこにからでもパソコンまたは携帯メールを使い情報交換を行っております。


●広めて欲しい... 人工内耳の手話表現と要約筆記の略記号


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