すさまじい爆風(ばくふう)と熱線(ねっせん)と放射(ほうしゃ)線(せん)を出(だ)しました。厚(あつ)い雲(くも)におおわれ大地(だいち)は暗(くら)くなり、爆(ばく)心地(しんち)付近(ふきん)では、長崎(ながさき)の人(ひと)、外国(がいこく)の人(ひと)も、馬(うま)、牛(うし)、犬(いぬ)、猫(ねこ)も、小鳥(ことり)、虫(むし)も、花(はな)、草(くさ)、木(き)も、燃(も)えるものはすべて火(ひ)を吹(ふ)きました。沸騰(ふっとう)して泡(あわ)立(た)った瓦(かわら)、焦(こ)げて黒(くろ)くなった石(いし)などが、その激(はげ)しさを物語(ものがた)っています。