ご挨拶

全日本聾教育研究会
会長 四日市 章
(筑波大学附属聴覚特別支援学校)

このたび平成20年度総会にて、前会長・秋谷義一先生の後を引き継ぐことになりました筑波大学附属聴覚特別支援学校の四日市章と申します。教育実践の場からは長く離れており、不慣れのため行き届かない点もあるかとは思いますが、どうかよろしくお願い申し上げます。

さて、秋谷義一前会長には、平成16年度より4年間にわたって本会の充実と発展のためにご尽力頂きました。また先生の柔軟で包容力のあるお人柄によって、大変円滑に本会の運営をされてこられました。ここにそのご業績に対して心より感謝と敬意を表する次第です。

本会は、全国の聾学校および聴覚障害児の教育を行う93の学校から、約5,000名の教職員と大学や研究機関等の、聴覚障害教育担当者から構成されており、この教育に対する我が国で最大規模の研究会であります。特別支援教育制度が施行され、聴覚障害教育の継承発展について論議される中で、これだけの規模の研究会を構成しうることは、大変喜ばしいことと存じます。本研究会は、昭和42年に第1回研究大会を開催して以来、今年度で42年目を迎えることになります。

これまで、聾学校教育ならびに聴覚障害教育の発展に向けて、多くの教員によるより良い授業のありかたや指導法の改善、また教材の工夫開発など、多くの実践的な研究を重ねることにより、この教育の充実発展に大きく貢献して参りました。この会の基盤を支えているのは、いうまでもなく各校、各地区の研究会活動が基本でありますが、全国規模での研究推進を目指して、今後も全国聾学校長会ならびに全国公立学校難聴・言語障害教育研究協議会との連携・協力を緊密に保ちながら取り組んで行かなければならないと思っております。

全ての障害種を包み込む、特別支援教育の大きな波が広がりつつある情勢の中で、少数である聴覚障害児のための専門的な教育と活動の基盤を継承し発展させていくためには、各校、各地域の一つ一つの研究活動が手を携え、全国規模での大きな研究組織として維持発展することがこれまで以上に重要であると思われます。本会会長として、この教育に携わる多くの先生方が力を合わせ、心を合わせて研究や実践を展開していけるよう、微力ではありますが、尽力させて頂く所存です。会員各位のご指導ご支援を頂きたく、よろしくお願い申し上げます。


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