第39回全日聾研大阪大会閉会式挨拶

次期開催ご案内


全日本聾教育研究会副会長
斎藤 佐和
(筑波大学附属聾学校長)

大阪大会が成功裏に終了し、閉会式を迎えましたことをお喜び申し上げ、主管校を始め関係の皆様方のご尽力に深く感謝申し上げます。さて次回大会は関東地区聾教育研究会の担当になりますが、来年度主管校の筑波大学附属聾学校から皆様にご挨拶申し上げ、参加の呼びかけをさせていただきたいと思います。
 次回大会は全日本聾教育研究会としても40回目の記念すべき節目の大会ですが、皆様ご承知の通り、この第40回大会は第9回アジア太平洋地域聴覚障害問題会議、英語ではAsia-Pacific Congress on Deafness、略してAPCDと共同で開催することになりました。数年前から、この大きな大会に向けて、全日聾研をはじめ関係諸団体が力を合わせて計画を進めてきました。昨年結成されたAPCD2006日本組織委員会は、山東昭子聴覚障害者教育福祉協会会長を大会会長、秋谷全日本聾教育研究会会長、林全国聾学校長会会長を副会長として、またこのたび4年制大学となった筑波技術大学の大沼学長を実行委員長としており、我が国の聾教育関係者が総力を挙げて取り組んでいると言えます。関東地区聾教育研究会、また主管校である筑波大学附属聾学校では、これまでの全日聾研の教育実践を大切にする伝統を国際大会の中に反映させていけるように、大会まで1年を切った中で、それぞれ準備を進めております。
 大会は2006年10月9日から12日までの4日間開催され、1日目は開会式・全体会、2日目は研究協議分科会と歓迎レセプション、3日目は筑波大学附属聾学校での授業、授業研究会ならびに筑波技術大学での見学と高等教育関係の研究協議分科会、4日目は全体会・閉会式という日程です。会場は1日目と4日目は東京都の文京シビックセンター、2日目は椿山荘、3日目は附属聾学校あるいは筑波技術大学のいずれかを選択していただくことになります。  大会のテーマは「聴覚障害教育の専門性の継承・革新・共有」ですが、現在、特別支援教育体制への転換に備える中で、改めて聴覚障害教育の専門性を継承するとともに絶えず革新し、その成果を互いに共有していくという意味で、たいへん時宜を得たテーマではないかと思います。これまでアジア・太平洋地区で開催されてきたAPCD大会の多くが、どちらかと言えば医学モデル的内容に傾きがちであったのに対し、聾学校での授業を重視し、教育実践に力点を置いたプログラムになっており、これこそ全日聾研の伝統を活かした、アジアに向けて発信すべき内容であると考えられます。
 アジア太平洋地域から100人程度の参加者と国内から参加者を合わせて1000人を超える大会になることを期待していますが、そのためには是非とも全日聾研の会員の皆様方に全国各地から数多く御参加いただきたくことが必要です。ポスターもできておりますので、学校にお帰りになりましたら、ぜひ同僚の皆さんにもお伝えいただけますよう、よろしくお願い致します。来年、秋、東京で、市川で、筑波で、数多くの全日聾研の皆様方と再会できることを願って、次期主管校からのご挨拶を終わらせていただきます。ありがとうございました。


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