第39回全日本聾教育研究大会

大阪大会を終えて


第39回全日本聾教育研究大会大阪大会
実行委員会委員長
長谷川 雅幸
(大阪府立生野聾学校長)

 第39回全日本聾教育研究大会大阪大会は、平成17年10月18日から20日までの3日間、清々しい秋空のもとで、大阪において800人を越える参加をいただき、以下のような日程で無事終えることができました。参加していただきました皆様、ありがとうございました。
 平成16年12月1日に、中央教育審議会から「特別支援教育を推進するための制度の在り方について(中間報告)」が出され、これからの盲・聾・養護学校制度や小・中学校における制度的見直しについての提言が出されました。これからの聾教育を考える上での、まさに、大きな変化の中での研究大会になったのではないかと思います。
 第1日目午前中は、大阪4校で公開保育・授業、部別研究協議会と大阪府立堺聾学校で通級に関する意見交換会を開催しました。部別研究協議会では、授業の説明と各部の取組について説明の後、時間を超えて熱心に協議がされました。
 午後からは、大阪市立中央公会堂において、オープニングとして大阪市立聾学校の生徒による躍動感あふれる太鼓の演奏と卒業生のパントマイムの後、開会式を行いました。その後の記念講演では、兵庫教育大学 鳥越隆士教授から、これからの聴覚障害教育について、現在変わろうとしているスウェーデンの聴覚障害教育を通して、国際的動向を踏まえての講演をしていただきました。
第2日目は、20分科会に分かれて、研究協議を行いました。大きな混乱もなく、分科会が運営できたのも、近畿地区の聾学校に各分科会の運営をお願いして、司会、記録、機器係などが助言者と一緒に念入りに準備してきたからだと思います。
 最終日は、5人のパネラーによるパネルディスカッションを、記念講演等をふまえて、「聾学校の専門性と今後への期待」として特別支援教育について討議をしていただき、これからの聾教育の在り方についての方向性について提起していただきました。聾学校としての集団の確保と専門性を深めることの大切さが確認されたのではないでしょうか。アンケートでは、もう少し時間が欲しかったとの声が多かったと聞いています。
 参加された皆様におかれましては、分科会で討論された内容や課題、また、パネルディスカッションで出された課題等について、各学校でもご報告いただき、来年度の国際大会に引き継いでいただけるように、よろしくお願いします。
 沢山の方に参加していただき、無事大会を終えることができましたのは、貴重な実践や研究報告を提供してくださいました諸先生方、ご後援をいただきました文部科学省をはじめ、各行政機関等の方々のお力添えと参加していただいた皆様のご協力であったと厚くお礼申し上げます。


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