幼稚部研究協議会

大阪府立堺聾学校

大喜多 くみ子

堺校は、大阪4校の中で他会場から離れている場所にあるにもかかわらず、北は山形県から南は沖縄県まで全国からたくさんの方々に御来校頂きました。

本校の公開授業は乳幼児教室から幼稚部全クラスで行いました。私たちは普段通りの授業を見て頂けるように心掛けましたが、とても緊張した気持ちでこの日を迎えました。

 私は写真係だったので、公開保育の時には全クラスの様子を見にいくことができました。子どもたちは、いつもと同じように担任と楽しく活動をしたり、お話をしたりしていたように思えました。

見学されている先生方もほほえましくご覧頂けたようで、とても和やかな雰囲気でした。見学された方々からはたくさんの保育の様子が見られてよかったという感想をいただきました。また、全クラスを見られた方から、「子どもたちは聴覚をよく活用していて、いい声が出ている。コミュニケーションをしたい、伝えたいという姿がよく見られていた。」というお声を頂戴いたしました。

 公開保育後の部別研究協議会では、まず、本校の幼稚部教育の基本的な考え方と現状についての話と、保育者から公開保育についての話がありました。

その後、質問を含めて先生方との意見交換を行いました。乳幼に関する質問や、各保育者に対する質問・感想等がありました。質問や応答、感想等のご意見を伺うたびに自分も考え、勉強になりました。なかでも、新生児スクリーニングで発見後、生後3ヶ月までに補聴器を装用し、母親との関係をきちんと育てていけば、効果が大きいでしょうが、実際はそのフォローの仕方、関わり方が難しいという話がありました。母親への支援の重要性を再認識しました。また、子どもの気持ちを受け止め、関係を大切にし、通じ合える保育のあり方や口声模倣について、言葉を育てる保育についてなど意見が述べられましたが、1時間という時間設定の中で十分な話し合いまでには至りませんでした。しかし、貴重なご意見を伺うことができたと思います。

 本校幼稚部も、全職員で全日聾研に向けて取り組めたことは私どもにとって、とても勉強になりました。時間は足りませんでしたが、研究会終了後、先生方からたくさんアンケートを書いて頂きました。ありがとうございました。全国から来て頂いたた先生方の貴重なご意見をもとに、これからも幼稚部全体で、聾教育の研究を深め、新たな課題を持って、日々研鑽していきたいと思います。