平成17年度総会を終えて
全日本聾教育研究会

会長 秋谷 義一

(東京都立立川ろう学校長)

 過日開催されました平成17年度定期代議員総会には、校務ご多忙な中、全国各聾学校よりご出席いただき誠にありがとうございました。また、理事・常任理事・監事の皆様方におかれましても、本研究会の円滑な運営にご尽力いただき、深く感謝申し上げます。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
 総会におきましては、昨年度の事業報告、決算報告等のご承認をいただきました。また、平成17年度役員並びに事業計画や予算等につきましても、すべて提案どおり承認され、決定することができました。ご協力いただき誠にありがとうございました。
また、事務局を担当していただいております筑波大学附属聾学校の先生方には、会議の諸準備並びに当日のお世話等に当たっていただきました。本当にご苦労様でした。
さて、新役員を代表いたしまして、一言ご挨拶をさせていただきます。昨年度に引き続き会長を務めさせていただくことになりました東京都立立川ろう学校長の秋谷義一です。どうぞよろしくお願いいたします。
本研究会は、聾学校教育の充実・発展を心から願う教育実践の現場にいる教職員で構成されております。今年度は、全国の国公私立聾学校本校・分校をあわせて106校の約5,200名の会員で組織されています。全国の教職員数は約5,850名ですから、実に9割近い方の加入をいただいております。
 毎年1回開催されております全国大会は、昨年度は三重県で行われました。台風襲来の悪天候の中ではありましたが、予定通り最後までやり遂げられました。今年度は10月に近畿聾教育研究会が主管地区となり、大阪府で20の研究協議分科会を設定した第39回全国大会が開催されることになっておりますが、成功を心よりご祈念申し上げます。今年の大会は、来年度予定されております第9回アジア太平洋地域聴覚障害問題会議のプレ大会ということになりますので、国際会議に発展的につなげられることを強く希望するものであります。第40回大会は附属聾学校での授業を中心にした研究協議会、椿山荘を主会場に、筑波技大学でも繰り広げられる研究協議分科会、文京シビックホールでの全体会等、盛りだくさんの内容になります。主管校の筑波大学附属聾学校、主管地区の関東地区聾教育研究会の先生方、どうぞよろしくお願い申し上げます。国際会議の組織委員会、実行委員会は、本研究会をはじめ関連する諸団体とで構成されております。準備進捗状況等については、理事会で報告、会報等でお知らせしてまいります。
 さて、これまで長年にわたって本会とは独立して活動してきました全国職業教育研究会が、昨年度の秋田大会をもって閉会し、今年度より私たちの研究会と統合して研究活動をしていくことになりました。新たに本研究会の会員として多数加わっていただきますようお願いいたします。私の勤務校でも高等部で職業科を担当されていらっしゃる先生方に参加を呼びかけ、本会会員となっていただきました。聾学校教育の中でも「職業教育・進路指導の充実をめざすこと」は大きな課題の一つであります。この分野につきましても、これまでの研究協議分科会と同様にきちんと設定し、実践研究成果の蓄積を継続していけるようにしてまいりたいと思っております。
 本研究会は、言うまでもありませんが、乳幼児教育相談の段階から、幼稚部、小学部、中学部、高等部、専攻科までの年齢幅が広い教育と寄宿舎の生活指導等も含め、聾学校教育のすべての領域を網羅しております。教育界を取り巻く社会は、特殊教育から特別支援教育へ転換を図るように求めてきておりますが、これまで長年にわたり多くの先人達が積み上げてこられてきた聴覚障害教育の専門性の継承とこの教育の発展のためには、今後とも私たちの研究会を確かな形で研究実践を存続させていく責任と使命があるものと自覚しております。
 終わりになりましたが、今年度も会員の皆様方のご協力とご支援をいただき、本研究会の円滑な運営に努めてまいりたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。


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