ご 挨 拶 

三重大会実行委員長

松本  傳夫

(三重県立聾学校長)

第38回三重大会がいよいよ間近に迫ってきました。大会実行委員長としてご挨拶させて頂きます。

昨年の神奈川大会は、私にとって初めての参加でした。その時の大会事務局皆様方のお心遣い、参加された皆様方の研修姿勢は真摯であり、合点のいく満たされた大会でした。前年の北海道大会、石川大会には出られませんでしたが、授業研究を中心に据えた教育実践と真摯な研究協議を積み重ねてきている本大会の伝統は引き継がれ、神奈川大会と変わらない取組だったと思います。

本校教職員そして私もこの意を汲み、愛知県、岐阜県の先生方のご協力とご支援を得ながら力を入れて大会準備に務めています。お陰様で準備は地道に進んでいますので、関係者の皆様にはご安心頂きたいと思います。中でも三重大会で発表を予定されている皆様、本校の授業を観てみようと心待ちにされている皆様、是非ともお出かけ下さい。皆様方の参加は、大会の伝統と特色を継承し、盛り上げ、目的の達成に繋げて頂けます。

全国の会員の皆様には、三重の津市や鳥羽市は一足遠くご足労をお掛けしますが、自然豊かな三重大会への参加を心よりお待ち申し上げています。

本大会三日目の記念講演は上農正剛様にお頼みしています。講師の貴著「たったひとりのクレオール」で、これまで学力保障とか、授業の指導方法とか様々な具体的教育実践を繰り返し議論されてきたが、まだ多くの課題を残している。 それは具体的実践を「家」に例えれば家のなかの目に見える部分の議論であって、目に見えない部分「土台」(障害認識という土台、つまり根本的な学力観、価値観、人間観、コミュニケーション観、言語観、平等観、身体観等々)に目を向けて来なかったからであり、改めて「家」を支える「土台」に目を向けざるを得なくなってくる。 そして、一番大事なことは「聞こえないという身体状況をどのような価値あるものとして理解するか」である。と言われています。


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