13.生徒指導・生活指導


愛知県立豊橋聾学校

山本  周平

第13分科会生徒指導・生活指導では、「豊かな人間性や社会性を身につけ、主体的に生きていく力を育てる生徒指導・生活指導のあり方について考えよう」をテーマとし、1つの研究発表と先生方が日頃疑問に思っていることや課題についての4つの柱を基にした討議がおこなわれました。当初は、午前は発表と討議、午後は他分科会の参観の予定でしたが、多くの先生方の熱い要望によって、午後も引き続き討議をおこなうことになりました。また、指定討論者の都立大田聾学校長、鈴木茂樹先生に討議の的を絞っていただき、本当に実りのある素晴らしい時間を過ごすことができました。

研究発表の「子どもたちの健康的な生活習慣の形成を目指して〜養護教諭としての指導を通して〜」(山形県立酒田聾学校)では、健康に関わる生活習慣の中の「歯の健康づくり」と「手洗い・うがい」の習慣化の実践について報告がありました。健康的な生活習慣の定着を意識し、聾学校の子どもたちにとって分かりやすい教材や掲示の工夫等を考えながら支援されている様子を話していただきました。

研究発表後におこなわれた討議では、(1)携帯電話の使用に関すること(2)頭髪、服装、いじめ、盗難、喫煙等の生徒指導に関すること(3)性に関する指導について(4)基本的生活習慣の確立についての情報交換や指導・支援の取り組みを話し合いました。

(1)では、学校での取り扱い方、携帯にまつわる諸問題、防災時に役立てられる携帯電話情報等の意見交換がなされました。便利ではあるが、やはり問題も多いことから、早い時期の指導や教員と生徒の話し合いを設けるといった意見等が挙げられました。(2)では、生徒指導の方面だけではなく、生徒会等で校則の変更を話し合うことや生徒自身がいろいろな機会を通じて、服装や頭髪について考えられるようにするといった意見が出されました。また、職員間の共通理解や学校での取り組みを保護者や地域の方に伝えられるような体制を取っていくことの大切さが語られました。(3)では、保健体育、自立活動の時間等、あらゆる面から進めていくこと、人間としての生き方を伝えていくこと等の意見が出されました。(4)では、家庭の協力、親からの指導が必要不可欠であることが重要視されました。まとめとして、あいさつや手伝いをする大切さや目上の人を敬う心をもつといった、基本的な事柄にもう一度振り返られるような指導・支援が必要であることが挙げられました。

初任者である私にとって、今回の研究発表や討議は実に勉強になるものばかりでした。この会を通じて聞くことのできた意見を、これからの教員生活に役立てられるよう日々努力していきたいと思います。鈴木先生をはじめ、この分科会に参加された先生方に心からお礼申し上げます。