18.職 業 教 育


大分県立聾学校

栗林 敏勝

第18分科会職業教育では「社会の変化に対応し、生きる力を育む職業教育のあり方にっいて考える」をテーマとして、4木の実践事例が発表されました。

北海道高等聾学校からは「自立のための就学体験における指導」について発表がありました。将来に備えた就学体験を実践的な取り組みで、働くことを実際に体験することにより、実社会について理解を深め、職業人としての自覚をさせ総合的学習の実践報告。同じく北海道高等聾学校の「クリーニング実習を通して」生徒が将来を意識しながら自己の課題を解決できるようにクリーニング実習を通して生徒自身が持っている資質や能力を引き出し、積極的に取り組む意欲や態度を育てることが進路実現に結びつかせる指導実践報告の発表がありました。

次に、北海道高等聾学校の「歯科技工科における今日までの実践と課題」についての発表。国家試験に全員合格を目指して、個に応じた教科指導や技術指導を平常授業の他に補習体制を組み対応し、在学3年間で87名全員が歯科技工士の免許を取得させた実践報告。最後に千葉聾学校からは「千葉聾学校高等部における福祉教育の取り組み」についての発表。少子高齢化の現在社会の進展に伴い、平成11年度より本科に福祉科目を設定。平成13年度から専攻科課程の選択教科に「福祉」を設定し、訪問介護員2級養成研修を導入された報告。 それぞれの実践に基づき討議の柱として『職業教育の目的と職業科の目標達成のための課題について』@職業教育(職業科)本来のねらいと「教育課程」編成上の課題についての観点からの論議。A生徒への意識付け、学習の動機付けと「進路指導」上の課題について、賢明な職業観、勤労観の育成と職場適応能力、人間関係調整能力の育成の観点からの論議。B職員の指導力の向上と関係教職員の連携及び「教職員研修」」二の課題について、社会の変化に対応した指導力とカウンセリングマイドの向上の観点からの論議。C第3者(保護者や事業所、行政機関等)の連携・協力の在り方と「現場実習(就業体験学習)」実施上の課題について、障害者の離開・啓発や障害認識・障害受容と就労・定着支援の観点からの論議。D学習環境・施設・設備・備品、教材・教具などの充実整備について、学校や地域、生徒の実態などの特性及び情報処理能力育成の観点からの論議を行いました。

これからの子ども達が10年後どのような生き方をするか、特に学校の中では基礎、基本を徹底した指導。物づくりでの人間形成をどのように行うか、もう一度原点に帰ってこれからの自己教育論(卒業してから企業へ入社しても、ついて行ける力の育成)情報社会に対応できる力が求められている。これからは私達自身の指導力の向上や資質の向上をはかる必要が求められている事などでまとめられました。

最後になりましたが、この分科会の運営に当たつてくださった北海道高等聾学校の先生方、手話通訳者(ノートテイク者)、加藤進一氏前千葉聾学校校長先生が座長を努めていただき会を円滑に運営いただきました事は誠に有り難うございました。