12.交 流 教 育


東京都立江東ろう学校

伊藤 昭子

認め合い、学び合い育ち合う交流教育のあり方について考える」というテーマで、3校からの発表がありました。10名の参加なので、落ち着いた雰囲気で、協議会が行われました。

はじめに、「4校交流の取り組みについて」北海道帯広聾学校から発表がありました。養護学校・盲学校・中学校との学校間交流だったので、どのように交流が進められているのか、非常に興味深く聞かせていただきました。地理的条件のよさ、部活動などのスポール交流がさかんであることを下地にして、「盲学校の訪問」「私の主張コンクール」「体験授業交流」「聾学校訪問」「クリスマス会」など行っている様子を知ることができました。「盲学校の円周走ってどうやるんだろう?」私たちにもわからないことがたくさんあります。きっと、交流した生徒たちは、様々な工夫をして日々学習している他校の様子を見て、いろいろなことを感じ取ったことと思います。

次に、「人やものとのかかわりを深め心とことばをはぐくむ」というテーマで、本校の交流の様子を発表しました。交流の必要性と手応えを感じ8年間交流に取り組んできました。しかし、北海道に向かう飛行機の中で、交流校でやったうまくいかなかった授業をしきりに、思い出していました。「これでいいのかな?」迷ってもいました。そんな様々な日頃の思いを話してしました。ここで少人数のよさが発揮され、みなさんの経験や悩んでいることや、心が熱くなるようなお話も聞くことができました。ここに書ききれないのが残念です。

三番目は、「たかめ合う交流をめざして」大阪府立生野聾学校からの発表でした。26年間の交流の積み重ねから、どちらの児童も「何かを得た」という実感がもてる対等平等な交流についての実践例が報告されました。補足資料の「交流の感想」「学年交流会の発表作文」「感想の手紙」などの作文の中に、子ども達の素直な言葉や交流することによって得たものが読みとれました。これは是非、学校に戻ったら報告しなくては、と思いました。

最後に、山形県立酒田聾学校の細谷先生にまとめていただきましたが、「子どもたちの声に耳を傾ける」という言葉が心に残りました。

冷たい雨が降る一日でしたが、気持ちは温かく、もう少し視点を変え肩の力を抜いて交流を考えていきたいと思いました。他校の先生方の熱意が、ひしひしと感じられよい分科会に参加できました。学校に帰ったら「認め愛、学び愛、育ち愛交流だ」と報告します。