ご 挨 拶 

全日本聾教育研究会 
会長 別府 亮次 

   (北海道高等聾学校長)

 この四月から、小学部、中学部は新しい学習指導要領が全面実施されました。

 会員のみなさまにおかれましては、特色ある学校づくりへの意欲をもち、幼児児童生徒の生きる力をはぐくむ教育活動にご努力されておられるここと拝察し、敬意を表します。

 新しい学習指導要領では、「生きる力」をはぐくむためには基礎・基本の着実な定着、豊かな心の涵養を図ることが大きな柱として謳われています。

 聾教育においては、言語力や学力の向上、社会性を身に付けることなどを目指して実践的な研究を積み重ね、日常の教育活動に大きな成果を上げてきました。このことは、今求められている教育のあり方を先駆けて実践してきたと言っても不遜ではないでしょう。しかし、今後ますます変化の激しい社会にあって、幼児児童生徒に「生きる力」をはぐくむ教育が期待されていることから、この教育に携わる教師は聾教育にかかわるさまざまな課題を知悉し、それらを解決する研鑽に努めるとともにその成果を教育活動に積極的に生かすことが肝要であると考えます。このためにも、全日本聾教育研究会の果たす役割はきわめて大なるものがあると確信しております。

 本会の事業であります研究大会の開催は、全国各聾学校の会員が実践的研究の成果を披瀝し合い、これからの聾敬育のあり方や教育実践上の諸問題について研鑽を深める格好の機会であります。多数の参加のもとに聾教育のますますの充実、発展への手がかりを見いだされますようにと願っています。

 平成14年度の研究大会開催地区は北海道です。主管校である北海道高等聾学校を中心に充実した大会となるように鋭意、準備を進めております。多面的、根源的に研鑽が深めら  ることを願って、指定授業を中心とした、授業研究会、基調講演、20の研究分科会、シン  ポジウムを設定しております。一人でも多くの参加をと心待ちにしているところです。

 結びとなりましたが、会員のみなさまのご健勝とますますのご活躍をご祈念いたしまして会報発行のご挨拶とします。


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