ご 挨 拶

退任にあたって 

前全日本聾教育研究会 会長
前茨城県立水戸聾学校長  

 小沢 ひろ邦 
  

前全日本聾教育研究会長

 はからずも,前会長風戸伸也先生の後を受けて,平成10年度から3年間に亘り,皆様の御協力と御支援のもと,会長としての重責を努めさせていただきました。

 この間,第32回福岡大会,第33回愛媛大会,第34回福島大会,そして今年度開催されます福井大会の開催に関わって参りました。本会役員及び大会実行委員会,全日聾研事務局の筑波大学附属聾学校の先生方をはじめ,各地区の聾教育研究会,全国聾学校長会等の先生方には,全日聾研の運営及び大会開催等について多大なる御尽力や御支援を握りましたことに対し,厚く御礼申し上げます。
 とりわけ,研究大会主管校の校長先生や諸先生方には,大会開催に向けての譜準備や大会運営等のための長年に亘る御努力や御苦労に対し,深甚なる敬意を表するとともに,心から感謝申し上げます。

 全日聾研大会は,現在の日本の聾教育の実践研究の大きな拠り所であると共に,聾教育に関する最新情報の発進の壕でもあります。
 しかし,近年,大会参加者が1千人前後となり,大会予算も約1千万円を必要とする大きな大会となる一方,幼児児童生徒数の減少や聾教育の専門性等の問題,参加者ニーズの多様化,各地区の事情等々により,時代の変化や地域の実情あった研究大会の開催が強く求められるようになって参りました。

 そのため,大会の開催内容や研究協議分科会等の在り方については,これまでも理事会等での協議を通して,その改善に努めてきたところであります。
 今後は,さらに全日聾研大会の趣旨を見失うことがないように心がけながら,新世紀の教育改革の状況や時代の変化に応じた大会開催に向けてのよりよい方向性を探り出し,具体的な改善が図られますことを心から願うものであります。

 折しも,このような時期に会長職を札幌聾学校長の別府亮次先生に引き継ぐことになりましたが,先生は人一倍,聾教育に対する強い情熱と信念を持ち,教育理論はもとより,教育実践,人格・識見共に極めて優れた先生でありまます。
 今後は,新会長さんのもとに役員の皆様や会員の皆様が英知を出し合い,全日聾研大会のさらなる充実,発展をめぎして頑張ってほしいと願っております。

 最後になりましたが,本研究会のますますの発展と福井大会が盛会裡に開催されますことを祈念し,退任の挨拶といたします。


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