ご 挨 拶 

全日本聾教育研究会 会長 別府 亮次 
   (北海道札幌聾学校長)

全日本聾教育研究会 会長

 21世紀始まりの年度、各学校では教育改革の趣旨を十分に生かし、充実した教育活動を推進していることと思います。

 さて、総会における皆様のご推挙により重責を担うことになりました。小澤前会長におかれましては、3年間にわたり本会の充実、円滑な運営に多大なご尽力をされました。ここに、そのご業績に感謝と敬意を表します。

 本会は、これまで、教育全体の動向を見据えたり社会の状況を判断したりして創意工夫して運営してきました。しかし、各学校においては、幼児児童生徒の減少化、併せ有する障害のある児童生徒の在籍、言語力・学力の向上、進路指導上の問題、家庭教育への適切な支援のあり方など多くの課題を抱えており、これまでの教育内容、教育方法では対応しきれない面もあろうかと思います。

 いろいろな課題に直面している昨今ですが、障害による種々の困難を改善・克服し、自立して生きたいという子供のニ−ズに応えるために私たち会員一人一人が、子供のありのままの姿を見、遠くを観る目と広く、深い視野をもって着実に教育実践を積み重ねることが肝要であると考えています。

 本会の一大事業であります研究大会は、各地区、各校の会員が常に子供の豊かな成長に教育内容、方法等を照射し、これまでの課題を解明しようとした実践的研究を披瀝し、お互いが学び合う場であります。

 既にご案内がありますように、第35回全日本聾教育研究大会(福井大会)に多数の会員が参集し、本会の目的である「聾教育の向上発展」について真摯に研鑽し合いたいと考えます。福井聾学校の先生方には、開催準備に多大なご尽力をいただいておりますことに心から感謝申し上げます。5000人に近い会員一人一人が21世紀幕開けの研究大会に期待いたしておりますし、成功への気持ちを結集しなければならないと考えています。

 会長就任としましては、舌足らずの挨拶となりましたが、本会の目的を図るべく、役員、事務局員の方々と連携を密にし、微力ながら努力を惜しみません。


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