第47回全日本聾教育研究大会(愛知大会)を終えて

 

第47回全日本聾教育研究大会<br> 高知大会実行委員長 
三宅 聡 
(愛知県立岡崎聾学校長) 

 

第47回全日本聾教育研究大会(愛知大会)では、台風26号の影響で、1日目の授業公開や授業研究分科会が中止となり、全国からお越しの皆様に御迷惑をおかけしたことをまずもってお詫び申し上げます。

大会本部では、大会開催の数日前から、日に日に近づく台風の進路に目をやりながら、開催に関する判断をどうしていくか、思い悩む日が続きました。

全国からおみえになる皆様の混乱を少しでも避けるため、どのような対応策がよいか。大会本部で検討を重ね、最終的に大会前日の正午をもって、1日目の開催について判断することとしました。そして迎えた大会前日、台風の接近に伴い、県内の聾学校で早々に翌日の休校が決定したことを受け、1日目の授業公開や授業研究分科会を中止とする決定を下しました。

自然の力には勝てないと分かってはいるものの全国からお集まりの皆様、また、大会のために何年も前から御準備いただいた先生方、そして何より、全国からおみえになるお客様を迎えるために、それぞれの学校で頑張ってきた子供たちのことを考えると、苦渋の決断となりました。

さて、そのような状況で始まった大会ですが、開会式に先立ち行われた映像アトラクションでは、キラキラ輝きを放つ県内聾学校の子供たちが映し出され、その後の、大会運営を力強く後押ししてくれる思いでした。

大会2日目は12の分科会に分かれ、研究協議が行われました。今大会から「国際教育・国際交流」分科会も加わり、各会場において先進的な実践報告がなされるとともに、活発な意見交換が行われました。各分科会において御助言をいただいた先生方には、適確な御教示をいただき、研究協議の深まりと多くの学びがありました。 

最終日は、宗次コ二様に御講演いただきました。経営者としての豊富な経験をもとに、「人を育てる・人が育つとは」という演題で、御講演いただきましたが、ユーモア溢れるお話で、参加された皆様も聴き入っていました。「お客様第一」「夢を持つな、目標を持て」等、御示唆いただいた内容は、教育にも通じることであり、教育者としての姿勢について、改めて考える機会となりました。

台風の影響で1日目の予定を変更せざるを得なかった第47回全日本聾教育研究大会でしたが、参加された皆様方の御協力で無事閉会を迎えることができました。大会を通して、運営面で至らない面が多々あり、全国からお越しの皆様にはいろいろ御不便をおかけしたことと思いますが、何卒、御容赦いただきたいと思います。

近年、気象状況に変化が見られるようになってきました。次年度以降もイレギュラーな状況が発生する可能性は十分にあります。今大会の課題・反省等をしっかりまとめ、次期開催地区に引き継いでいきたいと思います。

最後になりましたが、全日本聾教育研究大会がますます充実・発展することを願うとともに、大会に参加された方々が全国各地で御活躍されることを祈念いたしまして、お礼の言葉といたします。

ありがとうございました。


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