第45回全日本聾教育研究大会(長岡大会)を終えて

 

第45回全日本聾教育研究大会
長岡大会実行委員長
横田 敏盛
(新潟県立長岡聾学校長)

 

第45回全日本聾教育研究大会長岡大会は,10月12日から14日までの3日間,全国各地から多くの皆様のご参加をいただき,天候にも恵まれ,すべての日程を無事に終えることができました。これも,ひとえに,ご来賓の皆様をはじめ,指導者の皆様,大会を支えてくださったすべての皆様のおかげと深く感謝申し上げます。  長岡大会は,「生き生きと学び,考える,心豊かな子どもに育てよう」の大会主題の下,主管校の長岡聾学校をはじめとする北陸地区6校が力を合わせて,研究を深めるとともに,大会の準備,運営を行いました。当校では,大会主題を受け「生き生きと学び,よく考える授業」を目指し,日々の1時間1時間の授業を大切に,「チェックシート」を活用した授業改善,各教科の授業等で心がけることを実践の中からまとめた「授業ガイドライン」の作成などを行いながら,3年前から校内研究に取り組んできました。

1日目は,当校で授業公開を行いました。指定授業では,幼稚部はトピックス,小学部は近隣の小学校との交流及び共同学習の体育,中学部,高等部は,それぞれ英語,国語を行い,寄宿舎の公開もあわせて行いました。午後の授業研究分科会では,当校の研究や公開授業について,様々な視点からご意見をいただくことができました。また,研究テーマに沿って,全国各地の実践にかかわる情報交換も活発に行われました。2日目の研究協議分科会においては,現在,聴覚障害教育が直面する課題を正面から取り上げて,その解決に向けた取組についての発表があり,協議や情報交換をとおして,研究協議を深めることができたと聞いております。1日目,2日目の分科会におきましては,助言者の先生方から具体的で,そして,新たな視点を見いだすことができる的確なご指導をいただきました。さらに,3日目は,学力の基礎を築く言語発達にかかわって,廣田栄子先生より大変貴重なご講演をいただきました。

本大会をとおして,会員の皆様から,専門性の継承,共有,発展に向けた熱い思いを感じました。この熱い思いと本大会で得られた成果が,今後の研究大会につながるとともに,全国各地の教育実践に広がり,聴覚に障害のある子どもたちの力を着実に伸ばしていくことにつながっていくことを期待したいと思います。

結びに,改めてご参加いただいた皆様への感謝を申し上げますとともに,全日本聾教育研究会のますますの発展を心より祈念し,お礼の言葉といたします。


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