第44回全日本聾教育研究大会(北海道大会)を終えて

 

第44回全日本聾教育研究大会
北海道大会実行委員長
荒木 広式
(北海道札幌聾学校長)

 

第44回全日本聾教育研究大会北海道大会は,平成22年10月13日から15日までの3日間,全国各地より多くの皆様方のご参加のもと,無事終了することができました。これもひとえに,文部科学省をはじめ関係諸機関,助言者の皆様,並びに本大会を支えていただいた皆様,そしてご参加いただいた多くの皆様方のご支援ご協力の賜物と深甚より感謝とお礼を申し上げます。

札幌聾学校が主管校として,この大会を引き受けて以来,様々な教育的ニーズへの対応に取り組むとともに,道内の聾学校と連携して本大会への準備を進めてまいりました。

第1日目の授業公開は札幌聾学校と高等聾学校を会場に実施されましたが,「確かな学力の向上を目指して」のテーマのもと,特に札幌聾学校では,北海道教育委員会の方針のもと,聴覚口話法とともに手話を活用した効果的な授業の在り方について研究実践を進めており,このたびの授業公開では,新たな取り組みとして,子供たちのコミュニケーション手段に対応したグループ編成による教科指導を公開いたしました。

第1,2日目の授業研究分科会,研究発表分科会をとおして,熱心に協議が進められ,特に参加者の皆様から,真摯な意見や提言が数多く出され,また,助言者の先生からは,具体的な貴重なご助言をいただきました。さらに,第3日目の講演では,新たな視点から,授業研究と授業改善について千々布敏弥氏に示唆に富んだお話をいただきました。

本研究大会をとおして,聾学校の教育の不易の部分の継承・発展が再確認されますとともに,聴覚障害教育の今日的課題への新たな取り組みの機会となりますことを念じております。来年の北陸大会のさらなる成果に期待しております。

むすびに,全国各地の聾教育が今後益々充実し,全日本聾教育研究会がさらに発展することを心より祈念し,お礼のご挨拶といたします。


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