2 第44回全日本聾教育研究大会(北海道大会)大会実行委員長挨拶

 

第44回全日本聾教育研究大会(北海道大会)
大会実行委員長

全日本聾教育研究会副会長

(北海道札幌聾学校長)

荒木 広式

 

第44回全日本聾教育研究大会北海道大会の実行委員長として,一言ご挨拶を申し上げます。北海道はこのところ低温気味でしたが,5月下旬に入り,やっと札幌聾学校の校地内の桜が満開となりました。北海道もいよいよ躍動の季節を迎えました。

さて,今日,聴覚障害者を取り巻く社会環境の著しい変化とともに,聾学校には,聴覚障害教育の専門性の向上をはじめ,センター的機能の推進など,多くの課題の解決が求められていますが,このような折,第44回全日本聾教育研究大会が,雄大な自然とたくましい開拓精神あふれる北海道の地において開催されますことを,誠に意義深く思います。北海道の8つの聾学校は有意義な大会を目指して,札幌聾学校を主幹校として一致協力して運営に当たってまいります。

北海道大会では,山形大会のテーマ「聴覚障がい教育の専門性の継承・発展」を受けて,聾学校の命題である「いかに確かな学力を身に付けさせるか」に視点を据え,『子どもの確かな学力の向上を目指して〜一人一人の言語活動が充実した授業づくりをとおして〜』をテーマとして設定しました。

現在,北海道の各聾学校では,北海道教育委員会の方針のもと,聴覚口話法とともに手話を活用した効果的な授業の在り方について研究を進めています。特に,札幌聾学校では,一昨年より,保護者の教育的ニーズを踏まえ,子供たちのコミュニケーション手段に対応した指導グループ編制による教科指導を取り入れるなど,新たな取り組みに着手しています。授業公開,研究発表をとおして,多くの皆様の真摯なご指導,ご助言を賜りますようお願い申し上げます。

3日間に渡って開催される北海道大会において,確かな学力の定着・向上に向け活発な協議が展開されますとともに,講演等をとおして,聴覚障害教育の将来を見据え,聾学校としての不易の部分と流行の部分を検証する実り多い大会となりますことを期待しております。全国の多数の会員の皆様のご参集を心よりお願い申し上げます。

秋の深まる時節,時計台の鐘が響く札幌の街でお待ちしております。


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