全国脊髄損傷者連合会 山形県支部 脊損山形

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《(社)全脊連第9回総会広島県大会》 参加報告

支部長 小林光雄

 今年度の全国総会は広島県支部担当で、6月10日~12日に広島市で開催され、山形県支部からは私を含み会員5名、付き添い3名の計8名で参加して来ました。

 私の居住地鶴岡市から広島までの移動手段は、車、電車、飛行機など色々考えられましたが、金銭的、自由度などから財務部長の羽角さんの車で行くことにしました。

 但し、6月10日午後4時からの代表者会議に間に合わせるには、高速道路利用のルート検索でも1,100K、15時間以上かかることから、前日に出発し、途中赤穂市に泊まり、広島に入ることにしました。

 6月9日朝、6時に羽角さんは山形の自宅から、私は鶴岡から出発し、私の車を新潟空港駐車場に置き、一路広島へ。

 途中や広島での観光、帰路の様子は【会員のページ】《広島旅行記》で報告します。

 6月10日16:00~の代表者会議には私が出席しました。

 会議では広島県支部より「45支部中33支部の出席と本部理事15名、総会参加総数126名である」と報告がありました。

 総会には1号から6号までの議案がありましたが、一番大きな議事が『公益法人移行問題』で、代表者会議でも多くの時間をこの問題に対する考え方の説明に終始していました。

 その中でも、支部により大きく違う会計処理の仕方をどうするが大きな問題で、 次年度総会までに、会計処理も含み各県支部、ブロック等で検討し、熊本大会で公益法人移行の決議をすることを確認しました。

 その後、慣例により総会の議長に高森広島県支部長を、副議長に次年度開催熊本県支部の松川さんを推薦し総会に臨む事としました。

 6月11日は9時50分から式典が始まり、広島県社会福祉部長の鹿田氏や秋葉広島市長その他多くの来賓の挨拶があり、長年、連合会や支部の発展に尽力された方々に対する感謝状の贈呈などが行なわれました。

 その後、7月に予定される参議院議員も近いこともあり、顧問や特別招待で来られた政治家の方々の熱弁に圧倒されながら、無事式典は終了しました。

 休憩の後『家庭でできる褥瘡予防と最新の治療方法』と題するシンポジウムが開催されました。

 講師は広島県で活躍する有名な先生方の講演で《褥瘡》は我々脊損の人たちが背負った宿命的症状ですが、特に目新しい話がなかったのが正直な気持ちでした。

 午後からは副理事長で障がい者制度改革推進会議委員である大濱さんの基調報告『推進会議での1次意見と今後の方向』がありました。

 大きな方向としては《損傷》と《障害》を明確に区別する『医学モデル』から『社会モデル』への考え方の転換。

 すなわち、『障壁解消の責任は障害者個人でなく社会の側にある』という考え方で、『《物理的障壁》だけでなく《情報や文化、法制度》から《市民の意識上の障壁》も含まれる』というものでした。

 約1時間の基調報告の後、総会本会議が始まりました。

 内容については今後《脊損ニュース》に紹介されると思いますので省略します。

 記念撮影の後はお楽しみの交流懇親会。 顔馴染みになっている方々との1年ぶりの再会は、豪華な!?料理を食べる時間がないほどに談笑し、お互いの健康を気遣い、熊本での再会を祈願し散会しました。

 高森支部長始め、広島県支部の皆さんには本当にお世話になりました。 そして、ご苦労様でした。