2018年     保健便り     6月号



歯周病や虫歯を防ぐ歯磨き術

歯垢(プラーク)は生きた細菌のかたまりで、歯周病や虫歯の原因になります。歯周病は放置すると歯がぐらついて抜けてしまうこともあります。歯周病や虫歯を防ぐためには、歯垢がたまりやすい場所を知り、正しい歯磨き法や歯ブラシの選び方、定期的な歯科受診で歯垢をしっかり取り除くことが大切です。

 

●磨き残しを防ごう

 日本では12回以上、歯を磨く人が増えていますが、歯周病の人の割合は増えているそうです。その原因に磨いていても実際はきちんと磨けていない人が多いと考えられます。磨き残しを防ぐためには、磨き残しが起こりやすい場所を知ることが大切です。

 一般に、磨き残しが起こりやすいところは、「利き手側の上下の歯の内側」です。他にも、「一番奥の歯の後ろ側」「歯並びの悪いところ」「詰め物やかぶせ物の周り」で起こりやすくなりますが、磨く順番を決めると磨き残しが減ります。集中力が低下しない最初のうちに磨き残しの多い場所から磨き始めましょう。例えば、@〜Eの順に一筆書きの要領で磨くと磨き残しが起こりにくくなります。


@   下の歯の内側を右から左へ

A   上の歯の内側を左から右へ

B   上の歯の外側を右から左へ

C   下の歯の外側を左から右へ

D   下の歯の噛む面を右から左へ

E   上の歯の噛む面を左から右へ


 

 歯ブラシは、親指・人差し指・中指の3本で鉛筆を持つように持ち、150200gの力で、一つの歯につき20回程度、小刻みに、1本ずつ丁寧に磨きましょう。歯周病予防のためには、歯に対して歯ブラシの毛先を45度に当て、歯と歯肉の境目を意識して磨きましょう。虫歯予防のためには、歯ブラシを歯と歯肉の境目に直角に当てて磨くと効果的です。

 

●歯ブラシの選び方

@   歯ブラシは大きすぎると口の中で上手く動かしにくいため、毛束が3列くらいのあまり大きすぎないものを選びましょう。

A   歯ブラシの毛は硬すぎると歯茎を傷つけることがあり、軟らかすぎると歯垢を落としにくいので、歯茎に当ててもあまり痛くならないくらいの硬さがよいでしょう。ただし、歯茎が腫れている場合は軟らかめの歯ブラシを選びましょう。

B   毛先が開いた歯ブラシは歯にきちんと当たらず歯垢が落ちにくいため、早めに交換しましょう。

C   歯と歯の間の歯垢は歯ブラシでは取りにくいため、歯磨きの後に「歯間ブラシ」や「デンタルフロス」を使うことも効果的です。

D   人によっては利き手や歯並びは違うので、歯科を受診して、自分に合った磨き方を指導してもらいましょう。

E   丁寧に歯磨きをしていても歯垢は少しずつたまります。36ヶ月に1回は歯科でチェックしてもらいましょう。


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