2012年     保健だより     2月号


脳卒中が起こったら・・・発症時の対処法


 脳卒中(脳梗塞や脳出血など)は日本人の死亡原因の第3位で、冬場に多く発症しています。“何か様子がおかしいな”と思ったときに迅速に対応できるよう、脳卒中の症状や発症時の対処法を知っておきましょう。


“顔、腕、言葉”に異常があれば、すぐに救急車を呼びましょう

 「脳卒中」が起こると、血流の不足や出血によってさまざまな症状が現れます。発症した部位にもよりますが、「脳梗塞」や「脳出血」では、主に「体の片側の麻痺」や「言語障害」「感覚障害」などが起こります。「くも膜下出血」では、「激しい頭痛」が起こるのが特徴です。


脳卒中の主な症状

 ◇体の片側に起こる麻痺                      
 ◇体の片側に起こるしびれ、感覚の鈍さ、痛み
 ◇体がふらついて、うまく立てない
 ◇言葉が出てこない、理解できない
 ◇言葉がうまく話せない  
 ◇ぼーとしたり、意識がもうろうとする            
 ◇物の使い方がわからない
 ◇物が認識できない
 ◇激しい頭痛
 ◇物が二重に見える
 ◇視野の片側が欠ける
 ◇見えているのに視野の片側を認識できない 


簡単にすばやく脳卒中に対応する方法、「ACT(行動) FAST(早く)」

 
F・・・「Face(顔)」、顔の片側がゆがんでいないか、麻痺の有無をチェックしましょう。
 
A・・・「Arm(腕)」、両腕が同じように動かせるか、腕の麻痺の有無をチェックしましょう。
 
S・・・「Speech(言葉)」、しっかり話せるか、言葉の異常をチェックしましょう。
 
T・・・「Time(時間)」、“顔、腕、言葉”のうち1つでも当てはまれば、すぐに救急車を呼びましょう。


救急車を呼ぶ時は

 脳卒中では、発症からの経過時間によって治療法が変わることがあります。119番通報をした時は、「現在地、年齢、性別、具体的な症状」とともに、脳卒中らしいことを簡潔に伝えましょう。
 救急車を待つ間は、脳への血流低下を防ぐために、患者さんを寝かせてください。吐き気や嘔吐がある場合は横向きに寝かせます。

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