こだま 第340号 (2006年9月)


  目次
 視点 ・・・ 1
 障全協活動者学習会に参加しました ・・・ 5
 女性部埼玉大会報告 ・・・ 9
 新しい職場に4ヵ月!! ・・・ 16
 「ゆりかもめ」を点検してきました ・・・ 18
 「合宿そして駅伝」 ・・・ 21
 教養講座に参加して ・・・ 23
 【読者投稿】 東京都三宅島の生活について ・・・ 28
 活動を開始 ― 皆さんのご協力を ・・・ 32
 情報アラカルト ・・・ 38
 ありがとうコーナー ・・・ 41
 役員会だより ・・・ 42
 日程情報 ・・・ 46

  視点
 2016年オリンピックの国内立候補都市に東京都が選ばれた。8月30日、私たちが対都1日要請行動を終えた午後5時頃のことである。今回は、オリンピック招致と私たちの福祉について考えてみたい。
 記者会見で石原知事は、「世界一コンパクトな大会をめざす」と胸をはったという。
 東京都が5月に公表した「東京オリンピック基本方針」には、「オリンピックをてこに都市と社会を変革する」「(オリンピックまでの10年間で)3環状等の道路整備を加速」が明記されている。これに呼応して6月には、沿線住民の反対で30年以上も凍結していた東京外郭環状道路(外環道)建設に踏み出した。住民との協議を頭越しに。外環道などいわゆる3環状道路をはじめ幹線道路や、中央区晴海に建設予定のメインスタジアムなどの会場施設、東京駅などのターミナルからメインスタジアムに10万人の観客を輸送する公共交通を整備するという。その投資総額はなんと7兆円を大きく超えることになるというのだ。
 浪費と無駄、都民と都政に耐え難い借金を負わせている臨海部開発と大型道路建設。追及されて困っていた石原知事にオリンピック招致は格好の口実となっている。
 「障害者自立支援法をはじめ福祉が切り捨てられて私たちは困っている、オリンピックどころではない、福祉に予算を回してほしい」「都電のホームに柵を付けて視覚障害者の転落事故を防いでほしい」「障害者特別採用制度で点字試験を実施してほしい」「東京都障害者福祉会館パソコン室の20年ほど前のパソコンを新しくしてほしい」など私たちは、視覚障害者の切実な要求を東京都に訴えた。しかし、東京都は、私たちの願いをまっすぐにみようとはしない。その一方、今年度予算で「オリンピック開催準備基金」1千億円を積み立て、オリンピックに向けて毎年同額を積みます方針だ。
 2016年東京オリンピックの可能性はあるのか。アジアでのオリンピックをみてみよう。1964年(東京)、88年(ソウル)、2008年(北京)。ほぼ20年に1度の開催だ。2008年北京の後、8年後のアジアでの開催はあり得ない。これが道理だ。
 国連では、今年中に障害者差別禁止条約が制定されるという。都民をないがしろにするオリンピック招致ではなく、都民が主役の都政、障害者の平等と社会参加の推進を大きく大きく掲げて私たちは歩もう!
  (編集委員会)  山城完治

 障全協活動者学習会に参加しました
 副会長 田中 章治
 第24回障全協活動者学習会が8月26、27日、札幌の定山渓温泉のホテルで開催されました。わたくしは初参加でしたが、次のような講演があり、大変有意義な学習の場となりました。
 @ 「生活保護の現状と課題」 北星学園大学の木下先生。
 A 「アイヌ民族として生きて」 千歳アイヌ文化伝承保存会会長 中本ムツ子さん
 B 「北海道の取り組みについて」 障道協事務局次長 黒沢さん
 C 「自立支援法施行後の実態と課題」 大阪障連協 事務局長 塩見さん
 D 提案交流「秋からの運動課題について」 障全協 事務局長 白沢さん

 この中で特に注目を浴びたのは、木下先生の講演でした。「格差社会」という言葉がマスコミ上でみられますが、この間9兆円の法人税減税を行う一方、生活保護受給世帯は95年の65万世帯から05年の106万世帯へと激増しており、貧困率はアメリカ並になったそうです。今後、国は生活保護基準の大枠のみを決め、都道府県や自治体によってばらばらの適用がなされることになります。そしてその先にはアメリカ型の生活保護受給のシステム、すなわち社会福祉事務所をNPO法人や営利企業が経営し、生活保護制度の利用者を減らせば減らすほど儲かる経営手法の導入が待っているとのことでした。
 塩見さんのお話で印象的だったのは、自立支援法施行後、利用を手控えたり、施設利用を取りやめたりする事例があるが、政府のねらいは「利用をあきらめさせる」ことにあるとずばり指摘されました。
 10月から実施の地域生活支援事業については、必要な支給量を保障させることが大切で、市町村は上限を決めざるをえないだろう。多くの自治体ではまだだが「支給決定基準」や「自治体の障害者計画」を策定させる取り組みが今後重要であると締めくくられました。

 女性部埼玉大会報告
 女性部長 沢 真由美
 8月18日全視協女性部代表者会議、19、20の2日間全視協第14回女性部埼玉大会が奥武蔵の「あじさい館」でありました。
 お天気にも恵まれ東視協からは講師としての田中章治さん、歌声のピアノ伴奏として田中禎一さんを含め10人の仲間の参加がありました。
 参加者の感想を一言ずつ寄せていただいたので次に書きます。
 内田邦子さん:大会では久しぶりにいろいろな人に会えて、懐かしくもあり嬉しくもありました。今回の大会では役員さんが忙しいということもあるのでしょうが、議事の進め方など準備不足を感じました。また、各地の活動報告が報告されなかったのは残念でした。分科会では東京の「在宅福祉」のテーマで30名以上の参加で「自立支援法」のよい学習になりました。分科会というより「記念講演会」とした方がよかったかもしれませんね。
 岡村晴朗さん:今回の女性部大会は、埼玉の仲間より近くに住むわたくしとしては、ぜひとも参加しなくてはという思いで初めて出席しました。
 まず愕いたのは、参加者の多いことと、一人一人のパワー。女性ならではの話題もごみ分別収集で盛り上がるなど、生活密着。こういうテーマも大切にしている大会に心惹かれる2日間でした。
 織田津友子さん:女性部大会は大成功で本当によかった。会場のあじさい館と露天風呂もグッド! 閉会終了後の「みんなで歌おう」は大変よかった。
 小原寿賀子さん:自立支援法の分科会に参加し、勉強になりました。その反面、自分ももっと勉強しなきゃと思いました。あじさい館の露天風呂は気持ちよくリフレッシュすることができました。
 杉田直枝さん:女性部大会に参加して、私はあじさい館に近い住人で、うれしい事に往復の交通費は600円でした。分科会は、指編みに興味があったので、こちらに参加しました。マフラーを編んだのですが、あっという間に出来上がりました。夜は入浴の後、内田さんが誕生日というので、ビールとジュースでお祝いをしました。中西さんとは、初対面でしたが、もっとお話出来たらよかったのになー。帰りのバスで、加古さんが隣に座ったので、いろいろお話出来てよかったです。皆さん、お疲れさまでした。
 田中章治さん:わたくしは雇用就労の分科会の講師として女性部大会に参加しました。分科会は参加者が12、3名。みなさん大変真剣にかつ熱心に討議をしていました。わたくしも大変勉強になりました。ただし同じ埼玉県なのに2時間以上かかり、遠いなあと思いました。
 中西陽子さん:雇用の分科会に出ました。その中で全盲の人を雇用し、次に弱視者を雇用するということに疑問を感じました。
 西原和子さん:女性部大会の感想二つあります。一つ目は分科会で司会という任務があったので、早くその日が過ぎてしまわないかなあと思いながら参加しました。しかし白沢さんのお話は充実していて、私がしゃべることはそんなになくてほっとしました。もう一つ、加古さんの講演は後でテープで聞かせてもらいましたが元気の出るいいお話でした。
 平井久子さん:西武線飯能駅からバスで40〜50分、山の奥に入って行く感じでしたが、あじさい館はなかなか瀟洒な建物でした。ボランティアさんも皆さん、行き届いたお世話ぶりで感心しました。
 沢真由美:私は神奈川大会以来2回目なのに、分科会の東京担当があったり議長があったりして、なかなかゆっくりした気分にはなれませんでした。その中で二日目の午前中、時間があったので同じ部屋の人たち5人であじさい館の周りを散歩したりしてストレス解消になりました。東京が担当した自立支援法の分科会は白沢さんの充実した話でした。分科会にするのではなく、もっと多くの人に聞いてもらえる講演会の方がよかったのではないかなあと思いました。
 2008年には奈良で女性部大会がありますので、今回行かなかった人も今からお金を貯めてみんなで行きましょう。

 新しい職場に4ヵ月!!
 南部 大楽 スミヨ
 「あなたの採用が決まりました」と電話をいただいたのは3月半ば、私の年齢は採用ぎりぎりの56歳のときでした。
 東京大学に新設される「ヘルスキーパールーム」のマッサージ師として、4月から働くことになりました。
 私と一緒に採用されたのは、新卒弱視の男性です。なにもかもが初めてのことで、どうなるかと心配でしたが、4ヵ月経って振り返ってみると、トラブルもなく順調にきたように思います。
 マッサージの稼働率も、常に6割を下りません。私の苦手なパソコンもローマ字キーに変更し、同僚と共有しながら、予約管理、名簿管理、カルテ管理をしています。
 学内・所内の連絡は総てメールです。長い文章を書くときは、6点入力が恋しくなりますが、今が我慢のしどころと自らを励ましています。
 通勤は、渋谷から井の頭線で二つ目の駒場東大に職場があり、けっして楽なものではありません。1度は白杖を折られました。でもそれ以上に、働くことの喜びを実感しています。60歳の定年までは働き続けたいと思います。そして、私の採用が全盲にとっても、高齢の方にとっても、希望が持てるものになればと思っています。

 「ゆりかもめ」を点検してきました
 まちづくり委員 西原和子
 なんとなくまちづくり委員会に所属している西原和子です。
 皆さんは、視覚障害者を介助していた女性が、「ゆりかもめ」のドアに手首を挟まれた事故をご存知ですか? まちづくり委員会としても他人事ではなく、検証してきましたのでその報告をします。
 新交通システム「ゆりかもめ」は6両編成で自動運転(運転士も車掌もいません)です。停車時間は25秒くらい。ホームはホームドアが設置されており、駅員はいくつかの駅を掛け持ちで回るそうで、通常は、ホームにはラッシュ時間以外いないそうです。困った時は呼出しボタンを押すしかありません。
 私の感想としては、@「ゆりかもめ」のドアは、2センチ以上の物が挟まると、再びドアが開くようになっているそうですが、今回の事故の場合、乗客が非常ボタンを押し1分近くたって、やっとドアが開いたそうです。なぜでしょうか? Aホームドアができて、命を落とす心配がなくなったことはうれしいことです。でも視覚障害者は、呼び出しボタンをさがしてくれる人を見つけることから始めなければならないので、ホーム上や改札口には駅員を配置して欲しいなあと思いました。

 「合宿そして駅伝」
 南部 野島 潔
 私の最近の夏の締めくくりは、栃木県那須高原でのクラブ恒例のマラソン合宿と、それに続く滋賀県の琵琶湖のほとりで行なわれる全国視覚障害者駅伝大会です。今年も8月の最後の土・日に、標高1060メートルの宿舎を出発し、すり鉢状の底にある温泉神社から約400メートルを上がった茶臼岳ロープウェー入口まで、往復約16キロを走りました。このように書くと、つらく厳しい学生時代の部活の合宿を思い出された方もおられるでしょうが、確かにかなりきつい坂の上り下りは、ハーハーゼイゼイなのですが、これが終われば地獄が天国と化し、あとは私の大好きな温泉と一杯が待っています。翌朝も同じコースをオオルリの声を聞きながら、トンボと併走し高原の朝の風を胸いっぱい吸い込んで、リフレッシュして帰路につきます。
 そして、翌週は新幹線で琵琶湖に行き、ハーフ(21.0975キロ)のたすきを5人で繋ぎます。私は2区を走り、当横浜ベイブリッジは23位中17位でした。これが終わると虫の音とともに、私にとってちょっと寂しさを覚える秋がやって来ます。

 教養講座に参加して
 「沖縄の自然と文化に学ぶ」
 西部 中丸 忠次
 幾分秋めいてきた曇り空の8月27日(日)、国立の多摩スポーツセンターで、沖縄の文化について貴重な勉強をさせていただきました。参加者は、約30数名だったかと思います。講師の先生は、法政大学沖縄文化研究所の屋嘉宗彦先生で、文字どおりの沖縄出身の大変柔和で親しみ深さを感じさせる方でした。
 沖縄県人の特徴は、物事にあまりとらわれない親しみと優しさを感じさせるタイプで、「山城さんも私もそのタイプではないでしょうか」と屋嘉先生自ら言われ、私も思わず納得してしまいました。
 1600年前後ぐらいに琉球王朝は成熟したようで、その頃の江戸時代の日本文化とは、かなり違った独自の文化を確立させたという事でした。その特徴は、儒教の影響を受けず、士農工商の身分制度にもあまりとらわれない、つまり特別な形式や型にはまらない独自な温和な島社会にあったようです。日本本土と中国と言う地勢的な特徴の中で、どちらにも気を遣いながら争わずに平和を維持させ、独自に温和な文化の地味な花を咲かせてきたユイマール(共同体)文化とでもいう事ができるでしょうか?
 沖縄の琉歌や踊りもあまり型や形式にとらわれない民衆が自然発生的にその温和な気候風土の中から、言葉や囃子言葉を素朴に歌い継いできたもので、それが中国から伝わって来た楽器、三線(さんしん)に乗って何ともいえない温かみのこもったメロディーに結実してきたのだと思います。異才を放ったあの芸術家の岡本太郎さんも、沖縄を訪れた時に、物事にとらわれない、型にはまらない沖縄の文化の特徴を見てとったそうで、芸術とは、爆発だ!!と言ってはばからなかった太郎さんも、本土とは異質な沖縄の文化に感心したそうです。私たち関東・東京の風俗習慣、文化伝統は、ほとんどが江戸時代の鎖国の時代に確立されたもので、強固な身分制度と一定の形式に基づいた形式美のような文化の花が咲いたともいえるのではないでしょうか。言わば沖縄と江戸とは、相対的な文化に対する違いがあるようです。
 私たち東視協でも、3年前に沖縄旅行の企画があり、私も参加させていただきましたが、いっぺんで沖縄が好きになってしまいました。暖かな南国独特の気候もその魅力の源泉ではありますが、やはり、形式にとらわれない沖縄の人たちの温和な人柄や感情が、私たちにやすらぎのような癒しを与えてくれるのではないでしょうか。私も、できればもう一度沖縄に行って、その癒しを満喫してみたいと思っています。
 講座終了後に、西部の有志で西国分寺の駅前の沖縄料理「馬路音(ばろーね)」という居酒屋さんで、沖縄料理と泡盛を満喫いたしました。本当に充実した沖縄デーの一日でした。

 【読者投稿】 東京都三宅島の生活について
 南部 日野久
 こんにちは、初めて「こだま」に寄稿させていただきます。
 私たち、縁があって三宅島で生活することになりました。
 私たち夫婦は、今年の7月に来島しました。島に来て2ヵ月が過ぎようとしています。三宅島で2ヵ月間を生活し、三宅島のことでわかったことを紹介します。
 〈三宅島について〉
 @ 東京竹芝から三宅島(東海汽船)186km南方、乗船時間6時間30分
 A 乗船運賃障割を使って半額(2等〜特等)
 B 三池港、錆ケ浜(さびがはま)港
 C 人口約2500人ぐらい
 D 島の1周36km
 E ホテル1軒「海楽」他民宿多数
 F 5ヵ村 ― 阿古、坪田、伊ケ谷、伊豆、神着(かみつき)から成り立っている。
 G 有名な人物 ― 元社会党 浅沼稲次郎、江戸時代の英一蝶、小金井小次郎など
 H 名産 ― くさや、牛乳煎餅、アシタバ(このくらいかな)

 〈島の良い点・悪い点〉
 (良い点)
 @ 年間平均気温22度
 A 海がきれい
 B 朝は鳥のさえずりで起きる
 C 人間がのんびりしている
 (悪い点)
 @ 物価が高い
 A ガスがたまに出る
 B 交通の便が悪い。特に船便が1日1本、バスは1日4本(タクシー、レンタカーもある)
 〈私たち夫婦の生活と仕事〉
 生活面では週1回スーパーで買い物をし、後は村の行事があれば参加し、島の散策をして過ごしています。
 仕事面では、宿舎から仕事場までは車で10kmぐらい、仕事は9時から5時30分。週休2日あり。
 私の仕事のことを話しますと、今まで三療師しかやったことがないので、今は違った仕事をしているので楽しくけんかもしたり毎日仕事に行くのが楽しく、今日は何があるのかなと思って行っています。
 失敗したらすぐあやまる。だけど、相手がミスをしたら10倍ぐらい文句を言います。その後にみんなで飲みに行きます。そして発散して(お互いに)新たな気持ちで仕事をしています。
 妻も看護師として働いています。
 いろいろ書きましたが、私たちはスローライフをエンジョイし、将来は船舶の免許を取って伊豆7島巡り、また全国離島巡りをしたいと思っています。

 活動を開始 ― 皆さんのご協力を
 特定非営利活動法人 視覚障害者・サポート ゆい
 代表 織田 洋
 皆さん こんにちは。視覚障害者・サポートゆい(以下「サポートゆい」という)です。
 サポートゆいもNPOの認可を受け半年が過ぎました。あまり大したことはやれていないのですが、せっかく作った私たちの会です。何かやらなければと思い、下記の事業を始めたいと考えています。東視協会員の皆さんのご協力をお願いし、共に支えていただければと思います。
 1.「どこでも割引治療券」の発行について
 サポートゆいでは視覚障害者の就労支援の一環として、上記の事業を計画しました。これは東視協会員の小日向さんから提案され、会としても新たな事業として行うことになりました。
 この事業は東視協開業者の皆さんにサポートゆいの賛助会員になっていただき、上記治療券に治療院名等を書いたチラシを作り、各種集会や労働組合などに配布するというものです。そのチラシを持ってきた患者さんは治療の1割引き、治療院は3ヵ月に1度(予定)チラシを持ってきた患者×200円をサポートゆいに払うというものです。
 この事業のねらいは、開業者は宣伝とビラ作成をサポートゆいに依頼し、サポートゆいは開業者の皆さんにいただいた賛助会費と一人200円のバックでビラ作成と配布を担当するということです。開業者は待っていて患者さんが増える、サポートゆいは就労支援と事業拡大ができるというわけです。
 開業者の皆さんのご協力をお願いいたします。
 ― 記 ―
 登録希望の方:治療院名、電話番号、治療科目、料金等をサポートゆいまでお知らせください。
 治療券のシステム:患者さんは「どこでも割引治療券」を持って治療院に行く。治療院では治療費の1割を割り引いて治療する。3ヵ月に1度、治療院はサポートゆいに治療券を持ってきた人数×200円を支払う。
 ☆ 宣伝の苦手な私たち視覚障害者ですが、民主団体や労働組合にその治療券を持っていき、近くの開業者に治療に行ってもらうという画期的なシステムだと思います。そのために、開業している皆さんの登録が必須です。ぜひ登録をお願いいたします。
 なお、登録や詳細については雑司が谷・鈴木治療院(03−5952−5519)、視覚障害者サポートゆいまでお願いいたします。
 2.学校等への講師派遣事業の実施について
 もう一つの事業、小中学校・各種学校等への講師派遣(点字や視覚障害者を知らせる活動)事業を始めたいと考えています。皆さんの中にも地元の小中学校などに呼ばれ、いろいろな話をされているかとも思いますが、これらの講演について、サポートゆいが講演のマニュアルを作成したり、視覚障害者用グッズを用意したりと系統的なお話ができるよう皆さんのお手伝いをしたいと考えています。事業として成り立つかどうかまだ未知数ですが、多くの方々に視覚障害者のことを知らせる絶好の機会にしたいと考えています。そこで協力いただける皆さんを募集したいと考えています。
 登録していただける方に集まっていただき、この事業の説明会を10月はじめに行いたいと思っていますので、ぜひ登録の方よろしくお願いいたします。
 詳しいことは、織田洋(03−3944−0736、090−1423−0978)までお電話でお問い合わせください。

 情報アラカルト
 1.コンサートのお知らせ
 毎年 芸術の秋に行われる「障害者週間 東欧音楽家支援 日本・ブルガリア文化交流演奏会インターナショナルミュージックフェスティバル」が、11月9日(木)芸術劇場大ホール午後7時開演で開催されます。演奏曲目は、モーツァルトのフルート協奏曲第1、ピアノ協奏曲第20番、ブラームス交響曲第2番、指揮者・及川光悦、ピアノ・アレクサンダー・ライチェフ、フルート・高弘幸子、演奏は モーツァルト・ヴィルトゥオーゾ祝祭管弦楽団。
 希望者にチケットを配布いたします。連絡先は織田洋(03−3944−0736、090−1423−0978)まで。
 2.商品紹介
 はさみ形シュレッダーは情報漏洩を防ぐために、領収書や明細書を手軽に細かく切れるはさみです。このはさみは、刃が五つ並んだ構造になっています。そのため1回はさみで切れば、いっきに5回分の効果を発揮します。縦に切ってから横に切れば、約3.5ミリ角程度まで細かく切れます。1800円。送料と代引き手数料を負担すれば取り寄せできます。お問い合わせは「王様のアイディア」03−3878−3808まで。

 ありがとうコーナー(省略)

 役員会だより
 8月の役員会は、女性部大会と重なったためできませんでした。
 1. 7月27日から行った対都要請行動は、9月6日に終了しました。要請先は総務局・人事委員会・産業労働局、都市整備局、福祉保健局(福祉・あはき・その他)、建設局、交通局、教育庁、財務局、病院経営本部、生活文化局、選挙管理委員会、都議会警視庁、都議会事務局、知事室でした。参加者は延べ約100名でした。最も参加の多かったのは、8月30日の1日行動の17名、少なかったのは都議会事務局と知事室要請の5名でした。今年もがんばりました。この行動は願いの実りにつながるでしょう。
 2. 建設局要請を受けて、内田邦子さんと野島潔さんの要求について確認し、要望が実るとの連絡を受けています。要求書には、東京都以外のものも多くあります。区や市、鉄道事業者やバス会社などへの働きかけにも要求を出している皆さんと一緒に取り組んでいきます。
 3. 全視協 東日本交流集会開催のお知らせ。
  日時:11月11日(土)14時から12日(日)15時まで。
  会場:新潟市総合福祉会館(025−248−7161)
  宿泊先:万代シルバーホテル(025−243−3711)
  参加費:1万5千円
  内容:(1)自立支援法と私たちの運動、(2)分科会 「災害と障害者」「バリアフリーとまちづくり」「私の趣味」「新潟の自然探訪」、(3)交流会、(4)講演「自分への挑戦」(大里晃弘さん)
 申込み:東視協でまとめます。9月30日までに織田津友子(03−3944−0736、080−1027−9836)までお願いいたします。

 日程情報
 9/13(水) 障館相談(担当・山城完治)
  同 事務局会議
  同 こだま9月号テープ版発行(予定)
 9/14(木) こだま9月号活字版発行、事務局作業
 9/16(土) 事務局作業
  同 「ステッキーズ」レッスン
 9/17(日) 東視協役員会
 9/18(祝) 北部ブロック「タンデム車でサイクリング」
  同 西立川駅 「もしもし券売機『Kaeruくん』(かえるくん)」点検行動
 9/20(水) 9月都議会開会日行動
  同 障館相談(担当・鈴木彰)
 9/21(木) 事務局作業
 9/23(土) 事務局作業
  同 青年学生部カレーライスパーティー
 9/24(日) 女性部例会
  同 教養講座「炊飯器でクッキング」、午後1時30分障館教室(2階)
  同 「かーなづーち」レッスン
 9/27(水) 障館相談(担当・栗山健)
 9/28(木) 事務局作業
 9/30(土) 全視協関東事務局長会議
 10/4(水) 障館相談(担当・織田津友子)
  同 事務局会議
 10/5(木) 事務局作業
  同 こだま編集委員会
 10/6(金) 雇用を進める会
 10/8(土)、9(日) 全視協文化の集い(岩手)
 10/11(水) 障館相談(担当・山城完治)
  同 事務局会議
 10/12(木) 事務局作業
 10/14(土) こだま10月号点字版発行
 10/15(日) 東視協役員会
 10/18(水) 障館相談(担当・鈴木彰)
  同 事務局会議
 10/21(土) 青年学生部例会
 10/22(日) 教養講座「音楽体操」、午後1時30分障館教室
 (次号をお楽しみに)