こだま第337号(2006年6月号)



目次
視点・・・1
第40回総会報告・・・7
「東視協」会の名称変更について思うこと・・・15
(特集)楽しい旅の想い出(2編)・・・21
日本の秘湯「福地温泉の旅」・・・21
広島への夫婦旅行・・・24
音訳ボランティア全国大会が開催されました!・・・30
(連載29)AOK日本語ワープロと国語辞典・・・33
情報アラカルト・・・36
ありがとうコーナー・・・38
事務局だより・・・40
日程情報・・・42
編集後記・・・48

視点
 小泉純一郎氏が、4月26日に「自民党をぶっこわす」、「構造改革」を叫び、首相に就任して、今年で丸5年を迎え、佐藤栄作、吉田茂の両内閣に次ぐ、戦後歴代3位の長期政権となった。
 この間、勝ち組・負け組・格差社会・ライブドアの粉飾決算・耐震偽装などの言葉に象徴されるように、弱肉強食の経済社会を助長する規制緩和が次々と実施され、ぶちこわしたのは、医療・介護・年金などの社会保障と国民生活であったことは明らかであり、アメリカ言いなり政治を正すべく構造改革は、全く手を付けなかった。
 その社会保障のぶちこわしぶりを、私たち障害者福祉の後退を中心に追いながら見てみると、まず、国民の貧困化ぶりは、生活保護世帯は60万から100万世帯に、教育扶助・就学援助を受けている児童・生徒は6.6%から12.8%に、貯蓄ゼロ世帯は10%から23.8%にどれも激増し、ワーキングプアーの言葉に象徴される、国民生活の厳しい実態が、これらの数字に如実に示され、世論調査でも「所得の格差が広がっている」と感じている人が87%、「小泉内閣の構造改革で社会の格差が広がった」は59%に達している。
 これらの国民生活破壊が進む中、障害の種類や程度に応じ、福祉の行政責任を明確にし、全国同水準のホームヘルプやガイドヘルプサービス提供に重要な役割を果たしてきた「措置制度」を、「画一的な行政処遇」「時代遅れの制度」などとして制度を廃止し、2003年4月より、障害者が自らサービスを選び、事業者と契約して利用する「支援費制度」が、@利用者と事業者が対等の立場に立つことができる。A障害者が自由にサービスを選択することができるようになる。B障害者が地域で自立した生活を送ることができる。などのうたい文句でスタートした。
 ところが、その実態は視覚障害分野では、とりわけガイドヘルプ事業に不満の声があがり、「ヘルパーの利用時間が少なく設定された」などの多くの声と共に、点訳・音訳された契約書や資料の情報も皆無で、おまけに事業所も少なく、自由に選び契約できるどころではなく、主に国の負担軽減だけをもくろんだ制度は2年続いた予算不足で廃止の憂き目に合うことになるのである。
 そして、昨年新制度として「障害者自立支援法」が、「このままの障害者自立支援法案では私達は自立できません!7・5緊急行動」を中心とする多彩な闘いにおいて、ホームヘルプ・ガイドヘルプ・補装具給付などの障害者が生きていくための支援に、当面1割負担を強制する応益負担の導入反対を訴えてきたが、郵政民営化解散後の国会において成立し、この4月1日より制度運用が始められた。
 運用開始後まだ2ヶ月しか経過していないのに、施設利用者は、退所を余儀なくされたり、施設への補助金が利用人数と、日割りで支払われることによる経営困難と、利用数を上げるため、利用者からの外泊の自由を奪わざるを得なくなるなど、私たちが指摘してきたように、重度障害者ほど応益負担と施設利用上の困難が重くのしかかっており、障害の程度そのものが、勝ち組・負け組の格差社会を作り出しかねず、小泉内閣5年間の弱肉強食の社会が、容赦なく私たち障害者にも迫ってきているのではないだろうか。
(編集委員  野島 潔)

第40回総会報告
東視協 事務局
 東視協の第40回総会が、6月4日東京都障害者福祉会館を会場に開催され、56名(プラス委任39名)の会員が出席しました。
 総会では、2005年度運動のまとめと2005年度決算を承認し、私たちをめぐる情勢と2006年度予算を決め、2006年度役員を選出しました。
 加藤厚実さんと中丸忠次さんが議長となってすすめられた討論では、重度障害者職場介助者制度の適用の5年延長を勝ち取った運動についての発言があり、15項目をこえる要求を実らせるなどの運動と、例年より順調にすすんだ会費納入など2005年度の決算が承認されました。
 情勢と運動方針案についての午後の討論では、会の名称変更について、「生活と権利と守るという運動の方向を表した名前を変えるべきではない」との意見が出され、東視協運動と会の名称を考えるにあたって何を大切にすべきかについての議論をすすめることが確認されました。また、役員会の議論について会報で報告して欲しいなどの意見がありました。
 総会では、「私たちは世界の宝、憲法九条をこの手から絶対に放しません」と「ガイドヘルプ・日常生活用具給付事業の維持拡充と応益負担の中止を求める決議」の2つの特別決議と「第40回総会アピール」を採択し、以下の役員を選出しました。
 また、この総会に、市橋博(障都連事務局長)氏と古館和憲東京都議会議員(日本共産党)氏から連帯のご挨拶を頂き、東京コカコーラボトリング社よりお茶とカフェオレの寄贈を頂きました。心より御礼申し上げます。

 2006年度東視協役員(敬称略)
 会 長 鈴木 彰
 副会長 内田 邦子・田中 章治・西原 清松
 事務局長 織田 津友子
 事務局次長 栗山  健・山城 完治 
 会 計 高山 米子
 運営委員 稲垣 実・梅村 秀・織田 洋・小板橋 靖彦・沢 真由美・滝沢 由紀子・野島 潔
 会計監査 井上毅三・土井茂樹

レッツゴー!フレッシュ人
 第40回東視協総会に56名の方が参加しました。参加者の顔ぶれは、結成からの大先輩や、中堅どころ、そして新しく仲間に加わった人など様々でした。総会の後に、40名余の参加で、新入歓迎・交流会を行いました。新しい仲間4人の方に、総会・歓迎交流会の感想を寄せて頂きました。
 岩田利明さん:皆様、西部ブロックの岩田です。これからよろしくお願い致します。先日は総会の後の貴重なお時間に歓迎会をして頂きまして、本当にありがとうございました。私も楽しく参加させて頂きました。いやいや、それにしても、おつまみのカッパ巻きや、何かの魚の角煮、それにお豆さんたちの辛かったこと、いやぁ、何だかこれからの私の人生のようでした。
 塚原善晃さん:南部ブロックの塚原善晃です。今回初めての参加で東京中の仲間一同とお会いできて本当に楽しい総会でした。まだ入会して1年経っていなく組織の事を十分理解できていない中での参加でしたが、「雑草の会」など多様な活動を知ることができ、今後の運動に生かせるものと感じています。
 私は晴眼者なので、東視協運動に対して理解、感覚を発展させるには皆さんの活動以上の努力が必要です。自分自身が東視協の仲間と共生し、信頼し合って生きていけるように、精進していくつもりです。これからもよろしくお願いします。
 山中由紀子さん:東視協総会で、久しぶりに職能開発センター時代の仲間の内藤勉さんと話をしたり、皆さんと情報交換ができて、良い一時を過ごさせて頂きました。これからもよろしくお願いします。
 渡邊秀一さん:東視協と歓迎会はとてもよかったです。とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。下奥さん、田中章治先生、織田さんや穂苅さん、小林さん、風間さんをはじめ、色々な方と情報交換したいです。私は総会直前に入会しました。どうぞよろしくお願いします。

東視協 会の名称変更について思うこと
北部 織田 洋
 40回総会の中心議題のひとつであった規約改正「会の名称変更について」の討論について一言書きたいと思います。規約検討委員会の一人でもありますが、ここでは織田洋個人の意見を書かせて頂きますので、よろしくお願い致します。
 私は会の名称について、そのものズバリ「東視協」がいいと思っています。それは現在の正式名称は長すぎて活動上、事務上問題点があるということです。総会でも議論になりましたが、「生活と権利を守る」という言葉は、例えば議会に誓願を出した時、議員が会の名称を「生活と権利を守る」をみて、「この団体は共産党だから賛成できない」と言って議会の審議にもならなかったことを何度か体験しました。また、行政も「生活権利を守る」という言葉を見ただけで、意見を聞く際に「偏った意見だけは聞けない」という態度で行政との対等な話し合いにも載せてもらえないこともありました。事務処理の面でも「東京視力障害者の生活と権利を守る会」という名称は漢字カナ混じりで17文字、カナで31文字。銀行のATMでは振り込みをする際16文字しか入らず誰が送金したかわからない、郵便の差出人を書いてもらう時にひとつだけならよいが何通も書いてもらうのに代筆者に気が引けて頼みにくい、また若い会員は正式名称を知らない人も数人いるなど、名称に対する不利益は多々あるように思います。総会の議論の中で、名称変更に反対する皆さんは「生活と権利を守る」という言葉は運動の原点、「名は体を表す」そんな名称にこの会の名称はふさわしいと言われていました。活動の原点と言うことは私もそう思っています、が、総会でも言いましたが、今、東視協がやっていることは、単に要求運動で生活と権利を守るということに止まらず、障害者以外からの相談や学生の研究の手伝い、企業からの商品評価など多種多様な活動をしています。1960年代の人権回復の運動当時とはまた違った情勢があり、東視協の活動が多種多様となっています。
 「名は体を表す」ということについても、例は悪いかもしれませんが、皆さんライブドアという会社がありますね。今では毎日のニュースに出てこない日はありませんが、何をする会社かわかりましたか。毎日のニュースで会社の概要や悪行の数々が報じられることによって、この会社がどんな会社なのか理解できたのではないでしょうか。東視協も60年代70年代の活動を引き継ぎ、様々な成果を上げ、今日に至っていることと思います。その中で東視協という名称は東京都を始め、関係団体にも知られることとなりました。「名は体を表す」と言うような観念的な考えでなく、実践を通して名を得るべきではないか、そうなりつつあると私は思います。
 とはいえ、何が何でも名称変更したほうがいいとは思っていません。皆さんの合意が前提だと思っています。しかし、日々の活動で困難に直面していることも事実です。名称に反対の方ももう少し頭を柔軟にし、思いと現実のギャップがあることを理解して頂きたいと思います。大いに議論をし、よりよい解決を見出したいと思います。

(特集)楽しい旅の思い出(2編)
 5月の中旬より、うっとおしい天気が続いています。梅雨に入ってしまいました。うっとおしいこの季節、毎年恒例の旅行記をお2人の方に寄せて頂きました。皆さん読んで少し楽しい気分になりましょう。
日本の秘湯福地温泉の旅
西部 栗山 健
 私は8年ほど前から、「日本の秘湯を守る会」の温泉を巡る旅を楽しみにしています。
 「会」は、昭和50年に35軒で発足、現在は加盟軒150余、会員は約20万人とか。宿でスタンプをもらい、10枚たまると、その中から1軒選んで無料で宿泊(ご招待)できるシステムになっています。
 今回は、ご招待で福地温泉・湯本「長座」へ行ってきました。(5月12日)
 ここの特徴は、建物が奥飛騨独特の造りで、客室は昔の豪農の家を移築し、すべてに囲炉裏があり、ゆったりとしていること、食事処も囲炉裏を囲んで、イワナや椎茸などの串焼き、飛騨牛の朴葉味噌が味わえること。檜の内湯や河原を前にした露天風呂。「もらい湯」カードで他の宿で立ち寄り湯ができることです。
 この旅は、お祭りの旅で、夕食の時、獅子舞を見ることができました。
 難点は、アクセスがあまり良くないこと。(JRで松本まで行ってそこからバスで約2時間)新宿から高速バスで平湯温泉・高山も利用できます。

広島への夫婦旅行
東部 沢 禎浩
 5月3日から6日まで、3泊4日で広島方面へ夫婦で旅行に出かけました。天気にもめぐまれ、少し汗ばむぐらいの陽気でした。
 3日の朝、7時13分発ののぞみ7号に乗り、福山駅で下車。タクシーで鞆の浦(とものうら)へ向かいました。ここは江戸時代から「潮待ち・風待ちの港町」として栄え、古い町並みや史跡が多く残っているところです。おだやかな瀬戸内に仙酔島(せんすいじま)、弁天島などの島々が点在していました。観光鯛網を見に行きました。370年の歴史がある漁法を再現したもので、毎年5月中だけ行われます。渡船に乗り5分で仙酔島に渡りました。国民宿舎の前の浜から観光船に乗り込み漁師さんの船について行くと、勇ましい掛け声とともに網が引き揚げられ、桜鯛の大群が姿を現しました。鞆の浦へ戻り、渡船場近くの丘の上にある対潮楼(たいちょうろう)へ行きました。朝鮮通信使を迎えるための迎賓館として建てられたものですが、ここからの仙酔島の景色はすばらしく、通信使は「日東第一形勝(日本で一番美しい景色)」と賞賛したそうです。ホテルの夕食は鯛の料理が中心でしたが、大きな鯛の浜焼きまでは食べきれませんでした。
 4日は、鞆の浦の町歩きをして、タクシーで福山駅へ行きました。山陽本線のホームは電車が入る前に「百万本のバラ」のメロディーが流れます。市内の公園などにバラの名所があるとのことです。尾道駅で下車しました。駅近くのビルの2階にある尾道ラーメンの店に行きました。すでに20人以上並んでいましたが1時間以上待ってラーメンを食べました。こってりしたトンコツ味に少なめの汁でおいしかったです。尾道は坂と石段と寺の多い街で、映画のロケにもよく使われるそうです。午後はゆっくり時間をかけて古寺めぐりコースを上ったり下りたりして歩きました。ロープウェイで千光寺山へ上り、展望台や文学の小径を見て回りました。この日泊まった旅館は木造3階建ての落ちついた雰囲気で、ここでも映画のロケが行われたそうです。
 5日は、午前中は浄土寺へお詣りしました。33年に1度という本尊の御開帳が行われていました。タクシーで新尾道駅へ行きましたが、どこも道が渋滞していました。こだま号で広島駅へ行き、山陽本線に乗り換え、宮島口駅から宮島航路で宮島へ渡りました。有名な赤い鳥居が立っていました。さすがに人が多く、厳島(いつくしま)神社への参道には土産物屋やもみじ饅頭の店が並んでいました。もみじ饅頭はりんごやピーチ、レーズン、チョコ、抹茶などいろんな味があって、お店によってメニューも味も違うようです。人なつっこい鹿がのんびりと歩いていました。
 いよいよ最終日となりました。天気予報は曇りのち雨でしたが、紅葉谷からロープウェイで弥山(みせん)に登りました。獅子岩駅(ししいわえき)で降りると猿苑の猿がお出迎え。30分以上かけて山道を登り、大きな岩がゴロゴロしている所を抜けると山頂の展望台に着きました。ここから瀬戸内の島々が望まれました。弥山本堂の前で地元の女性歌手の奉納ミニコンサートが行われていました。弥山を下りて、広島駅に着く頃に雨が降り出しました。広島県の東から西へと移動した今回の旅行、多くの思い出が作れて、のぞみ42号で東京へ戻りました。

音訳ボランティア全国大会が開催されました!
南部 田中 章治
 さる5月29〜30日、東京のアルカディア市ヶ谷と日大会館において音訳ボランティア全国大会が初めて開催されました。主催は全国音訳ボランティアネットワーク準備会(藤田晶子代表)でした。当日はこの大会開催への期待が高かったせいか全国から800名参加し、熱気につつまれました。
 まず、第1日目は基調講演が2本ありました。1本目は三田誠広氏(日本文芸家協会常務理事、芥川賞受賞作家)から「音訳図書と著作権」と題する講演。2本目は天野繁隆氏(日点図書館制作部長)から「録音図書制作デジタルネットワーク化」と題する講演がありました。その日の夕方は懇親パーティーがあり、私も公共図書館の代表として招待され、挨拶をしました。
 第2日目は以下の4つの分科会に分かれて討議をしました。(1)今後のネットワーク化について−運営方法など、(2)著作権について−音訳者にとって著作権とは、(3)聞きやすい録音図書とは−利用者の立場にたった録音図書の制作、(4)音訳現場の悩み−会の運営やデイジー化への取り組み、など。
 最後に全体会があり、各分科会からの報告がなされました、参加者の感想として「新しい情報が得られて良かった」「色々な方とネットワークができて良かった」などの声を聞きました。今後音訳ボランティアとネットワークの確率が緊急の課題となってきたのが私の感想でした。

 (連載29)AOK日本語ワープロで国語辞典
北部 長谷川 貞雄
 もうひとつ、忘れられない実験に関係することがある。
 私は国語辞典を自動点訳したかったので、電子技術総合研究所電子計算機室長の矢田光治氏に相談すると、私の目の前で日本情報処理学会の淵一博(ふち かずひろ)先生に電話をかけて下さった。
 そして日本情報処理学会がデータ化した『新明解国語辞典』(三省堂、山田忠雄ほか)第3版があるから、それを点訳実験に使ってよいという了解を得て下さった。
 そして、その磁気テープは三省堂にあるから、そこの仲佐(なかさ)氏から受け取るようにと言われたので、すぐに神田の三省堂に行った。そして著者の許諾を得る手続きを取り、磁気テープ6巻を送っていただいた。
 これには、あの国語辞典として有名な『新明解国語辞典』の全データが入っていた。この辞書は数百万部以上売れた辞典類の大ベストセラーで、胸をときめかす出来事であった。
 このデータは後に日本職能開発センターの点字ディスプレイで引ける国語辞典となり、またAOK日本語ワープロVer2.4における「声の国語辞典」となるのである。
 これらは、視覚障害者が必要に応じその場で言葉が調べられる、初めての電子国語辞典となった。
 しかし、それにはなおこの昭和51年からAOK日本語ワープロに40メガのハードディスクが付くまでの、パソコンがやっと普及しはじめた約十数年以上を要したのである。

情報アラカルト
 1.象列車コンサートのお知らせ
 北部ブロックの鈴木清子さんは、川口象列車合唱団でコーラスを楽しんでいます。6月25日埼玉会館大ホールでコンサートが行われるそうです。午後2時30分開演、チケットは全席1500円です。詳しいお問い合わせとチケットの申し込みは6月18日までに、鈴木清子さん(03−3902−5637)まで。
 2.事業委員会からのお知らせ すっかりおなじみとなりました素麺の販売を開始しました。値段は、すえ置きで1,400円です。総会の時にスープ類を売りました。皆さんの反響がよかったら再度購入したいと思います。新茶千円もありますので、合わせてよろしくお願いします。お問い合わせは、新井康代(03-3650-2084)、織田津友子(03-3944-0736)まで。

ありがとうコーナー(省略)

事務局だより
 第40会総会以後初めての事務局便りです。2006年度の東視協事務局は、事務局長:織田津友子、事務局次長:栗山健・山城完治、事務局員:織田洋のメンバーで活動を開始します。事務局員は、増員したいと考えています。皆さんどうぞよろしくお願い致します。
 1.菅井茂子・孝雄さんの都営住宅転居がほぼ決まりました。
要求実現のために東視協も支援しました。
 2.ガイドヘルプ・日常生活用具給付事業の現行サービスの維持・拡充を求める誓願・陳情を会員の住む自治体に提出する運動に取り組んでいます。足立区、荒川区、葛飾区、江東区、新宿区、武蔵野市ですでに提出しており、江戸川区、品川区、豊島区、中野区でも提出を予定、北区では独自の内容を提出します。
 3.障館運営懇談会が6月20日に、27日は利用者の声を聞く会が行われます。障館のよりよい利用のための要求を訴えたいと思います。20日の運営懇談会には、東視協としてまとめて要求し、27日の利用者の声を聞く会では、要求の本人が発言することを基本にしたいと思います。当面、運営懇談会に向けて要求を受け付けます。電車のアクセス、駅から障館までの安全、館内の利用についての問題など要望を事務所または役員までお寄せ下さい。

日程情報
6/13(火)衆議院国土交通委員会バリアフリー新法審議傍聴、9時15分衆議院議員面会所集合、同新宿区議会でガイドヘルプ・日常生活用具給付事業の維持拡充を求める(ガイヘル等)審査
6/14(水)障害者自立支援法都議会行動、11時30分、JR新宿駅西口改札口の外集合、同バリアフリー新法衆議院国土交通委員会審議傍聴、9時15分衆議院議員面会所集合、同障館相談(担当:山城 完治)、同「こだま6月号」テープ版発行(予定)
6/15(木)「こだま6月号」活字版発行、事務局作業、同葛飾区議会ガイヘル等陳情審査、高山米子さん同委員会で陳述
6/16(金)品川区議会にガイヘル等誓願提出、同武蔵野市議会ガイヘル等陳情審査、小板橋靖彦さん陳述(予定)
6/17(土)事務局作業、同「ステッキーズ」レッスン、同青年学生部例会
6/18(日)東視協役員会、同東視協2006年度要求討議、午後1時、障館、同「かーなづーち」レッスン、午後6時
6/18(日)「手をつなごう集会」代表者会議
6/19(月)江東区議会でガイヘル等陳情審査
6/20(火)障館運営懇談会
6/21(水)障館相談(担当:鈴木 彰)、同事務局会議
6/22(木)事務局作業、同まちづくり委員会
6/24(土)事務局作業、同組織拡大行動
6/25(日)女性部例会、同教養講座「動き始めた障害者自立支援法とこれからの障害者福祉」講師:宗澤忠雄氏(埼玉大学助教授)、午後1時30分、障館教室
6/27(火)障館利用者の声を聞く会
6/28(水)障館相談(担当:栗山 健)、同事務局会議
6/29(木)事務局作業、同こだま編集委員会
7/1(土)「ステッキーズ」レッスン、同東部ブロック会、同北部ブロック会、駒込社教館
7/2(日)2006年度東視協要求書、会員名簿点字版・活字版発行、同西部ブロック会
7/3(月)点字民報編集委員会
7/5(水)障館相談(担当:織田 津友子)、同事務局会議
7/6(木)事務局作業
7/7(金)雇用をすすめる会
7/8(土)こだま7月号点字版発行
7/10(月)南部ブロック会
7/23(日)教養講座「笑いと健康」、午後1時30分、障館教室

編集後記
 総会も終わり、東視協の1年が始まりました。東視協初の女性事務局長の誕生です。皆さんで盛り上げて下さい。活字版の「こだま」について皆さんのご意見ご要望を編集委員会までお寄せ下さい。お待ちしています。(次号もお楽しみに!)