こだま 2006年1月号(第333号)


−もくじ−
視点・・・・・・・・・・・・・・1
第7回駅ホーム転落事故ゼロの日報告・・・・・・・・・・・・・・・・5
「高田馬場」駅に可動柵設置・・・? 8
障害者バリアフリー化支援事業が終わりました!・・・・・・・・10
「温故知新〜教養講座に参加して」12
あなたのまわりの身近な差別・・14スキー体験!! ・・・・・・・・・16
連載25 発泡インク点字印刷が開発の目玉(2)・・・・・・・・・・ 18
情報アラカルト・・・・・・・・21
ありがとうコーナー・・・・・・23
事務局だより・・・・・・・・・24
日程情報・・・・・・・・・・・26
編集後記・・・・・・・・・・・29
視点

 1月18日石原都知事は、一般会計総額6兆1720億円(前年度比5.4%増、6兆円を超すのは5年ぶり)の東京都の2006年度予算原案を発表した。この予算原案と都議会に提案される今年度の最終補正予算を元に石原都政の姿勢と施策について考えてみたい。
 大企業の大儲けを反映して、東京都の税収は黒字だ。2005年度3000億円、2006年度2700億円合わせて5700億円と見込まれている。小泉政権の繰り出す増税と負担増から都民を守るために使って欲しい。これが都民の願いではないだろうか。
 しかし、石原都政の顔は、私達に向いてはいない。福祉予算は、一見すると増えてはいるが、国民健康保険・児童手当など国の制度改正に伴ういわば否応なしの増額を除けば前年度よりも減っている。老人医療費助成「(福)」の70億円削減、中小企業対策予算の削減(11年連続)は象徴的だ。高齢者介護の充実や子どもの医療費拡充など都民の切実な要求、全国の流れとなっている30人学級も頑なに拒否している。
それだけではない。東京都の保育水準を支えてきた都加算制度の廃止をはじめ、都民施策を切り下げると共に、25種類にのぼる公共料金値上げを行おうとしている。
 一方、再開発や幹線道路など大企業のための都市基盤整備にはまさに優先的に予算がつぎ込まれている。都市整備局予算が12%も伸びるなど、投資的経費は2年連続で増えている。
高速道路の建設や羽田空港の拡張など、東京都が負担する必要のない、大企業の利益にしかつながらないところに財政を投入しようとしている。開催の立候補さえ決まっていないオリンピック招致のために1000億円もの巨額の基金をつくろうとしている。100億円あれば、障害者自立支援法による負担が補えると言われるのだ。
 都民に痛み、大企業に旨味の石原都政の元でも都民の運動は確かにある。国の年金課税強化によって住民税課税となる約7万7000人のシルバーパス料金、1000円が据え置かれることとなった。障害者自立支援法の費用負担のうち、ホームヘルプサービスの費用負担を当面3%に軽減する措置がとられる。精神障害者通院医療費無料制度が継続される。社会福祉法人減免がNPOや企業などの事業者にも拡大される。また、障害者の福祉基盤整備のための新3カ年プランも予算化されている。
 東京都の借金は10兆円を超えると言われる。
臨海部開発や高速道路、大型建設優先の従来型の政治の産物だ。石原知事は、お金がないからと障害者と高齢者福祉を削った。そして今税収が増えても福祉は削られている。都財政を健全化するためにも、都民の暮らしと福祉を大切にする都政が求められているのではないか。(編集委員会)

第7回駅ホーム転落事故ゼロの日報告
北部  阿部正文
 東視協は、2000年から2月1日を「駅ホーム転落事故ゼロの日」としてこの日を中心に要請や宣伝などの行動を行っています。今年は24人(うち会員17人)が参加しました。
<東急が前田さん事故現場に柵設置を約束>
 東急要請の主題は、昨年11月、前田実さん(南部)が転落した蒲田駅の安全対策。まちづくり委員会が行った現場検証に基づいて要望した結果、東急は「事故現場に柵を設置する」と回答。しかし、前田さんが事故当時頼りにした点字ブロックは「ガイドラインに沿って敷設しているので撤去する考えはない」との回答でした。東急はガイドラインを誤認しているのではないかと思われ、引き続き理解を求めていく必要があります。
 また、車両内の点字シールの設置の要望については、「実施に向けて社内で検討中。相互乗り入れの各社とも調整中。具体的な実施方法を東視協と話し合いたい」との回答でした。
 改札の点字ブロックの要望には「有人通路のある改札でも最短距離で移動できるように無人通路に敷設している」などの回答でした。
「ガイドラインにも反するのではないか」「全国的に他社にはあまりみられない」などと再検討を要望しました。
<バリアフリー法改正を前に国土交通省要請>
 今の国会に「交通バリアフリー法」の改正案が提案される情勢の下、「視覚障害者の歩行実態を踏まえて、可動柵、人員配置、点字ブロックなどを法令にきちんと盛り込んで欲しい」と要請しました。
 国土交通省は、「法改正はユニバーサルデザインの考え方に基づいて行う」「『ハートビル法』と一本化することなどがポイント。そのためのパブリックコメントを募集する」などの説明がありました。また、「法律は基本的な考え方を示すもので、具体的な要望は政省令改定の際に検討する」「人員配置は各事業者に委ねる」などの回答でした。
 これに対して「交通バリアフリー法制定にあたっては、当会の意見も聞く機会を設けて欲しい」と要望しました。
 このあと、夕方6時から高田馬場駅で献花をしました。ここ数年、この運動に関わって頂いているフリーライターの森すぐるさんも駆けつけ、13人で行いました。また、恒例の交流会には上野孝司さんのお兄さん正博さん夫婦をはじめ、10数名の仲間が、今後の活動について色々な意見が出され、場が盛り上がりました。

 「高田馬場」駅に可動柵設置・・・?
北部 織田 洋
 2.1転落事故ゼロの日行動で、今注目されている西武線高田馬場駅の可動柵?を見てきました。まだ、新宿寄りの1/3ほどしかできていませんでしたが、どういう風になっているのか非常に興味がありました。駅員に説明を受け、いくつかわかったことがありますので、ここに報告します。
 説明によると、私達が考えているような可動柵ではないということ、4番線(降車口)に設置され、朝6時半頃から9時までの間、柵は開いたまま、いわゆる固定柵です。その時間以外は柵は閉じたままだそうです。所沢方面から朝の通勤時間帯のみ4・5番線から客を降ろし混雑緩和を狙ったものです。それ以外には4番線は利用しないため、単なる柵の役割を果たすようです。
 私はこの駅の可動柵設置という話に二つの疑問を持ちながら見に行きました。その一つは西武線全駅に可動柵をつけないで、なぜ高田馬場駅につけるのか、もう一つは、4番線の降車側のみにどうして設置するのだろうか、しかし、今回の説明でそれがよくわかりました。西武鉄道は視障者の転落事故を防止するというより、朝のラッシュ時に電車がスムーズに運行するために今回の柵を設置するのだと。私は、こういうことか、と少しがっかりもしましたが、まあ!考え方によれば昼間3番線の列車に乗る際、ホームを移動する時に4番線側を通れば落ちることはないので、少しは安全に歩けるのだと思い、今年春の完成を待つことにしました。

障害者バリアフリー化支援事業が終わりました!
 東京都はこの1月で、国の障害者情報バリアフリー化支援事業を終了しました。東視協でも10人以上の会員がこの制度を利用したことを事務局では確認しています。
 東京都は1月31日をもってこの制度の受付を終了ということで、広報等に発表しましたが、3月末までの制度をなぜ1月で終了するのかと事務局で問い合わせたところ、@申込者が当初の目標より少ないこと、A事務手続きに時間を要する、の二点をあげました。しかし、この制度利用にあたって、様々な問題があることがわかってきました。都が言っている利用者が少ないという点ですが、制度の手続きを都から委託されている都身連の担当者の対応が非常にまずく、あちらこちらから苦情が出ていることがわかりました。電話の対応が悪く、例をあげると「この制度を知らない人はパソコンを動かすことができない」「利用期限が間近なので手続きはしない」など横柄な態度といったら到底手続きを委託されている団体とは思えないほどの対応でした。東視協会員以外にも都にこの件で苦情が何件も入っているとか、このことはいずれ対都交渉等で都の姿勢を問いたださなければならないと考えています。
 ともあれ、視覚障害者にとってパソコン利用は情報障害を補う大きな手段として確実に広がっています。東視協会員でもメールアドレスを持っている人が50数人、携帯メールを合わせると60人は超えていると思われます。この秋からこの制度も日常生活用具の対象となるそうですが、自己負担や色々な制限を加えてくるのではと思います。私達に利用しやすい制度にするよう今後の運動が大切です。(事務局 織田 洋)

「温故知新〜教養講座に参加して」
東部 澤田和一
 大陸と日本は、海によって結ばれていました。高い山も深い谷もない海は、むしろ便利な交通路であったのです。紀元以前から多くの人々が、風や潮の流れにのって大陸から渡来し、様々な文化を伝えました。それらの文化は、長い年月をかけて日本の気候・風土に溶けこみ、固有の日本文化が形成され、今日まで発展・継承されてきました。あんま鍼灸もこの日本文化のひとつです。
 1月の教養講座は、長尾栄一氏による「あんま鍼灸の文化史」でした。日本への伝来以後、人々の生活のなかで、あんま鍼灸がどのように行われてきたかを、様々な文献から紹介され、それが技術革新や社会情勢・衣食住環境の変化などと深く関わりながら変遷し、発展継承されてきたことを私見をまじえながら講演されました。
 今日の競争社会では、働く人や学生ばかりでなく、子供たちまでもが強いストレスを抱えています。高齢化社会を迎え、介護を受ける人もそれを支える家族も苦悩しています。医療や介護制度はこれらに対応しきれていない現実があります。そしてあんま鍼灸も、これらの新しいニーズに答えられていません。そこに無資格者の跳梁を許す一因があると考えています。
 他者の苦しみを取り除くことは、最も人間的な行為です。この本質を壊すことなく、それを社会に向って執行していく工夫が私たちに求められています。治療すること癒すこと、開業などの業態のありかた、免許をもつということなど。あんま鍼灸が人々のためのものであり続けるために、先人が行った努力を現代の私たちも怠ってはならない事を考えさせられる講演でした。

あなたのまわりの身近な差別
東部 高山米子
 昨年、暮れも押し詰まった12月27日午前11時から葛飾ボランティアセンターで、まちづくり調整委員会が開かれ、そこに私も出席しました。障害者10名が参加(視覚・肢体)。
 新小岩駅南口にあるバスターミナルを一部北口に移転させるとの説明で、テーブルに大きな設計図を置き、各自にはその縮小版が配布されました。点字の資料はなく、その上、別に障害者には渡された資料に沿って説明があり、同じテーブルで全体の説明がされて大変聞きにくい思いをした。
 詳しく説明しないとわかりづらいと思いますが、JRの引き込み線の線路を区が買い上げて、その上に屋根付きの歩道橋を造り、北口の改札口はそのまま歩道橋3カ所にそれぞれ階段、エレベーター、エスカレーターを造る話で、バスターミナルのために上がったり下りたり、歩道橋がなくても別に困らないのです。出席者からあまり意味がないとの声で「考える」との回答。JRと2年越しで話し合っていますが、改札口は移動できない、事故を防ぐのにいっぱいで駅の改修は無理、とのことです。
 障害者のタクシー券は2年前から何の予告もなく1万円カット、高齢者のマッサージ50%値上げと、こんなにカットして、意味のないものにお金をかける腹の立つことばかりです。

スキー体験!!
北部 織田 津友子
 私は2月3日から5日まで群馬県嬬恋高原スキー場でのスキーツアーに野島さんと一緒に行ってきました。
 到着した時からずーっと雪は降り、雪道を歩くと、キュッキュッ!という音がしてなんだか嬉しくなりました。ゲレンデは小雪がちらつく感じなのにリフトで頂上まで登った野島さんが「吹雪いていたよ」と話してくれました。
 私は初心者グループに入り、まずスキー靴を履いて歩く、スキー板をつけて歩き回る、カニ歩きで斜面を上がる、ストックを使いながら移動することを教えていただき、練習しました。そして、いよいよ短い距離を滑り始めました。「止まれない!どこまで行くのだろう」と思ったところで先生が止めてくれました。最初はストックを使って滑り始めて、次に体重を左右に上手に移動させながらターンすること、スキー板をハの字にして止まることも教えてもらいました。簡単そうに思えるかもしれませんが、どれもなかなか大変なものでした。自由にならないスキー靴を履いてスキー板をかついでゲレンデまで移動するのも大変だったし、私の腕力・脚力体力不足を痛感させられました。2、3回転びましたが、自分では起きあがれず情けない思いをしました。でも、滑る楽しさもしっかり実感しました。
 次回はリフトで上の方まであがり、シューシューの音をさせながら気持ちよく滑れるようにワンランクアップさせるぞー! とても楽しいスキーツアーでした。

連載25 発泡インク点字印刷が開発の目玉(2)
北部 長谷川貞夫
 インクによる点字印刷法については、昭和47年に私が「自動点字翻訳の原理」(『言語生活』筑摩書房、1972年9月号)において、将来のコンピュータによるインクジェットプリンターで点字印刷できる可能性があると触れている。
 まだパソコンもない時代でインクジェットという印刷方式そのものが開発中であった。それでインクによる印刷法が、点字印刷に応用できるのではないかと関心があった。
 昭和47年当時、私はインクジェット印刷で、点字の点をいかにして厚く盛り上げるかということと、その厚く盛り上げた点字を、どのようにして高速に乾燥させるかが問題であると思っていた。
 高速乾燥については解決策がなかったが、点字を厚く盛り上げる方法については、インクに発泡剤を入れ、印刷後これを加熱・発泡させて、膨らませればよいというアイデアに落ち着いた。
 発泡させればインクは2、3倍の高さになるからである。
 そこでM氏に対して、その見せてくれたインクによる点字の点を発泡させればよいと、アイデアを提供した。
 それが縁で、後になって私が通産省の福祉機器開発に係わったのである。
 それから数カ月して昭和50年9月号の技術専門誌に、「新しい点字の印刷法」という表題で、発泡インクによる点字印刷法が発表された。
 発泡インクは特殊なインクではあるが、印刷材料としては以前からあり、印刷業の方には知られていた。
 これは、文字や模様を浮き上がらせて、凸形に表現するための印刷材料である。
 だが、それを点字印刷に応用することは、私に会って低い点字を発泡させるというアイデアを聞き、通常の高さの点字印刷が可能になって、はじめて発表できたはずである。
 私の所にM氏が訪れた時、外部に発表する際は、私の名前をアイデアの提案者として明記する約束であったが、その約束は破られた。
 インクを発泡させて点字を形成するアイデアは私から始まったのである。

情報アラカルト

 1.録音図書を貸し出します。向田邦子の作品をカセットテープに収めた、新潮カセットブックを、希望者に貸し出します。作品は「花の名前」加藤春子朗読、「かわうそ」奈良岡朋子朗読、「鮒」・「うそつき卵」黒柳徹子朗読、
「父の詫び状」渡辺美佐子朗読。聞きたい方は03−3207−6014東視協事務所までご連絡ください。
 2.食材無駄なし活用術・・・買っても少ししか使わないもの。
 @ 紅しょうがは、かき揚げの素材にうってつけ。軽く汁気を切った紅しょうがを、小口切りにした葱(青い部分もOK!)・桜海老とともに、衣に絡めて揚げれば香ばしく、色合いも良く味もついているので天つゆや、つけ塩も必要なし。おべんとうにもぴったり。
 A マーマレードは照り焼きチキンのタレにご利用を。マーマレードと醤油とミリンを、1対3対3の割合で合わせて鶏肉に絡めて焼いて見て!! オレンジの香りと甘みが、鶏肉との相性抜群。
 B 三つ葉は食べやすく切って和え物にします。葉も茎も食べやすい長さに切った三つ葉を塩こんぶや梅干、プラス鰹節、プラス焼き海苔の組み合わせで和えれば、シャキシャキした葉ざわりと香りを楽しめる1品に。簡単で味付けいらずの粋な和え物になります。

ありがとうコーナー(省略)

事務局だより
 1.先日お知らせしました2月19日の視覚障害者九条の会東京の結成は、準備の都合で延期し、憲法九条と九条を守る運動についての学習会とさせていただきます。ご了承下さい。
 1.東視協の2006年度の総会を6月4日(日)に予定しています。今回は第40回の節目の総会です。多くの会員の出席で記念の総会を成功させたいと思います。万障お繰り合わせて、ご出席下さい。
 2.第40回総会の議案を作るための役員研修会を3月18日(土)〜19日(日)に行います。東視協の活動や運動に対する意見や要望を各ブロック長・役員・事務局までお寄せ下さい。
また、ブロック長はブロック会で会活動や運動、会員の要求について話し合うよう工夫して下さい。
 3.南部ブロックの前田実さんの蒲田駅ホームからの転落事故を受けて行った東京急行電鉄要請の場で、前田さんの落ちた場所への転落防止柵設置が表明されました。十分な対策ではありませんが、転落防止対策について一歩前進させることができました。

日程情報
2/13(月) 雇用連厚生労働省要請
2/15(水) 障館相談(担当・鈴木彰) 同こだま2月号テープ版発行(予定)
2/16(木) こだま2月号活字版発行 同事務局作業
2/18(土) 事務局作業 同「ステッキーズ」レッスン 同日本障害者センター主催「落語とトークの集い」
2/19(日) 憲法九条問題学習会(障館) 同東視協役員会
2/20(月) 将来像委員会
2/22(水) 障館相談(担当・織田洋)
2/23(木) 事務局作業 同まちづくり委員会
2/25(土) 事務局作業 同青年学生部例会(予定)
2/26(日) 西部ブロック会 同教養講座「視覚障害者と公共図書館」(多摩スポセン)
2/27(月) 南部ブロック会 同「手をつなごう集会」代表者会議
3/1(水) 障館相談(担当・西原和子)
3/2(木) 事務局作業 同こだま編集委員会
3/3(金) 雇用をすすめる会
3/4〜5(土〜日) 東視協一泊旅行
3/8(水) 障館相談(担当・山城完治)
3/9(木) 事務局作業
3/11(土) こだま3月号点字版発行 同東部ブロック会
3/11〜12(土〜日) 全視協全国委員会
3/13(月) 「手をつなごう集会」春の要請行動
3/15(水) 障館相談(担当・鈴木彰) 同こだま3月号テープ版発行(予定)
3/16(木) こだま3月号活字版発行
3/18(土) 「ステッキーズ」レッスン
3/18〜19(土〜日) 東視協役員研修会
3/22(水) 障館相談(担当・織田洋)
3/23(木) 事務局作業
3/26(日) 教養講座「視覚障害者の戦争体験」
3/27(月) 南部ブロック会

編集後記
 この冬は12月から寒い日が続いています。皆さん風邪など引いていませんか。
 自立支援法の実施に向け、自治体から書類が送られてきています。いつもながら役所の書類はわかりにくく、各地で混乱を招いています。預貯金の公開や年金の支給など、とれるところから取ろうという国のやり方に改めて怒りを覚えます。各地で障害者向けに説明会が行われてきましたが、まだ制度が浸透していません。今こそよく知り、要望を自治体に出していきましょう。制度実施に向けこれからが勝負の時です。役員会としても資料の作成や学習など検討したいと考えています。がんばりましょう。