2005年 5月号 【324号】


   視 点
 76回目を迎えた今年のメーデーは、「働く者の団結で生活と権利を守り、平和と民主主義・中立の日本を目指そう。平和な暮らしを支える憲法」のスローガンのもとに、4万3 千余の人々が晴れた5月1日の代々木公園に集った。
 蛇足と思うがこのメーデーは8時間労働制を求めて、1886年5月1日の、アメリカのストライキがきっかけとなり、やがて世界の労働者の祭典となったもので、我が国では、1920年5月2日の日曜日に上野公園で初めて開催されたことは読者諸氏は既にご存知と思う。
 私たち東視協も約20人が障害者の列に集い、「障害者自立支援法による負担増反対」、「総ての学生無年金障害者に年金を」などのシュプレヒコールをビルに響かせ、メーデーは絶好調に達し、今回のメーデーほど「働く者の団結と権利」の尊さを教えてくれたデモ行進は、久しくなかったように思える。
 何故なら、我が東視協が目標の基本とする「能力を活かした就労」に関わるいくつかの会員たちの闘いが取り組まれているからで、その一つに、穂苅友未さんが、東京都住宅供給公社から就労継続を拒まれた際、東京労働委員会の斡旋で、公社の、障害者職員に対する助言や指導をしてこなかったことを認めさせ、雇用の継続を勝ち取ったことと、二つめは、点字印刷協同作業所「雑草の会」に勤務する内田邦子さんの、職場介助者制度がこの11月で満10年となり、助成が打ち切られることへの、制度延長の闘いと、更には、東視協の永年の夢であった、仲間の就労の場ともなる雑司が谷・鈴木治療院が業務を開始したことなどがあるからであろう。
 ところで、穂苅さんの雇用継続は実現したものの、今後就労に対する上司などからのいやがらせの報復の可能性もあり、その手を縛り、障害者の働く場の環境整備に力を入れさせることや、また、内田さんの場合も、今国会での障害者雇用促進法の見直し議論に併せて署名を積み上げ、期間延長を実現させることも、更には、障害者就労支援事業の活用などを含めた、治療院の経営を軌道に乗せることも、当事者を中心に東視協をはじめとする障害者団体や、労働組合などの更なる強力な支援が必要となることは明瞭である。
 この強大な支援の輪を築くためにも、また、これらの成果と運動のうねりを広げるためにも、東視協の第39回総会は重要である。会員拡大、財政問題、名称問題など重要な課題が山積しているが、会員の英知と創意を束ねれば前途は有望である。ブロックなどでの議案書討議を大いに進め、5月29日はこぞって総会に出席し、力強い05年度方針を練り上げようではないか。
            (編集委員会)

「江ノ島ピクニック ― はじめ天国、あと地獄」
                            西部 樽谷 明
西部ブロックのレクリエーションはこのところ充実しています。
昨年の大型連休には高尾山ハイキングをしましたが、今年は5月5日の子供の日に江ノ島ピクニックに行きました。参加者は12名、新宿に午前9時集合加藤厚実さんが元気に皆を先導し、一路江ノ島へと向かいました。
天気にも恵まれ、江ノ島は人、人で溢れていました。その中を一行はまず、杉山和一のお墓に行きました。皆さんもご存知のように杉山和一は江戸時代に針鍼を用いて鍼治療をする方法を考案された方で、特に私たち視覚障害者にとって偉大な先輩です。その故人のお墓が江ノ島にあったなんて今まで知りませんでした。それだけにお参りした時は何か感無量でした。
ただそのあたりには観光客は誰一人おらず、私たち12名だけでした。
 そのあと、江ノ島を歩いて縦断し船着場近くの岩場でお昼にしました。メンバーの多くはアルコール好きで、太陽の下でお弁当というだけではすみません。途中コンビニで買い込んだビールや酒、ワインをおつまみ片手に飲み始めました。海辺の酒盛りです。目の前では多くの釣り人が釣り糸を垂れていました。近くには恋人岬もあるというのに、誰一人としてそのようなロマンティックな所へは行こうとはしません。私たちはどうやら江ノ島であろうが、お花見であろうが酒とおつまみさえあれば何処でも同じなのです。その後船で海上散歩と行きたかったのですが途中で急に船のエンジンが止まってしまいました。どうやら面舵の方の綱がエンジンに絡みついたらしく船は少しずつ沖の方へ流されて行くは、エンジンはなかなか動かないは、皆いったいどうなるのだろうかとやきもきしましたが、しばらくしてやっとエンジンが動き出し、船は江ノ島の入口に到着しました。午後3時過ぎピクニックはこれで解散となりました。
 私を含めて5人は帰ることにし、二人は水族館へ、加藤厚実さんを含め残る5人は江ノ島アイランドスパ(エノスパ)へ遊びに行きましたが、そこで信じられないことが起こりました。女性従業員らしき人が当店は視覚障害者の入場はお断りしていますというのです。弱視の人がいるから大丈夫だといっても入場させてもらえません。
 この人ではらちがあかないということで、パラダイスリゾート株式会社支配人の岡本秀樹氏を呼びつけ入場を御願いしましたが、 @ 施設がバリアフリー構造ではない、安全が保証できないこと、A視覚障害者を介助するだけのスタッフがいないこと、B他の客からクレームがつく、等の理由から結局は中に入れてもれえなかったというのでした。今時このような時代に逆行した施設があるのだろうかと怒りに胸が震えました。
 折角の楽しい計画がこんな馬鹿馬鹿しいことで台無しになってしまったような気持ちです。ただ、加藤さんたちがそのあと行った磯料理のお店で女将さんの優しい接待を受け、胸がしみる程だったそうで、それは良かったなあと素直に思いました。


私たちの治療院がオープンしました!雑司が谷・鈴木治療院
                                織田 洋
 4月1日、雑司が谷・鈴木治療院が開業しました。東視協が作った初めての協同治療院です。スタッフは鈴木彰さん、黒岩瀧一さん、若宮康広さんそして織田の4名です。正式には視覚障害者サポート・ゆい「雑司が谷・鈴木治療院」です。この名称については来月号でご説明します。
 この治療院は、鈴木彰さんが昨年購入した自宅兼治療室を鈴木さんの厚意で協同治療院として開業することができました。建物は、2階建てに一戸住宅です。1階に治療室と待合室・トイレなどがあり、2階は、鈴木さんの住いです。
 この治療院は東視協として、数年前から視覚障害者の就労支援と仕事の確保など色々な夢を果たしたいということで、東視協の将来像委員会の中で検討されていたことです。
 この治療院を成功させ、第2、第3の協同治療院をつくり、仕事に困っている人、特にこれから三療を始めたいという人の支援ができればと考えています。といっても三療の現実は厳しいものがあります。開業者の晴盲の比が9対1ともいわれているこの東京、そう簡単にはいかないと思っています。そこで、一人で悩むよりみんなで色々知恵を出しながら協同で仕事をやれば道も開けるのではないかと考えています。幸いなことに私たちには多くの仲間がいます。都障協組や他の団体、労働者など按摩鍼灸を必要としている人は沢山いるように思えます。そういう人たちと色々話し合い、治療の機会を増やすことにより、お互いが助け合えると考えています。
具体的には訪問治療や局所治療、低料金サービスなど知恵を出せば何とかできるのではないかと考えています。東視協のホームページやインターネットも活用し、大いに宣伝したいと思います.
 夢は膨らみます。厳しい現実も味わいます。仲間で乗り切れる力もつけ、この治療院を発展させたいと考えます。
 これから毎月治療院の様子をおしらせしますので、ぜひ皆さんご協力の程宜しく御願い致します。来月は、この治療院の名称等についてお話しします。

穂苅さんの仕事と守った東視協と労組の運動・連携
                         事務局 山城完治
穂苅友未さんは、東京都住宅供給公社で働く非常勤嘱託員です。これまでの3年間、何らの問題も無く勤めてきました。ところが、この3月をもって突然「雇い止め」を通告されました。相談を受けた東視協は都庁職住宅局支部に相談、都庁関連法人一般労組と連携して運動を進めました。公社への団交に東視協も3人が出席、不当な解雇の撤回と視野視覚障害を持つ職員へのずさんな対応を改善するよう要求しました。
公社のいう解雇理由は、「仕事への意欲がない」、「定数の見直しによる人員整理のため」の二つでした。
しかし実態は、仕事について上司に提言するなど真面目に意欲的に働いていた実際の仕事振りとはまったく逆、根拠のないものでした。人員整理の問題についても穂苅さん一人だけを指名解雇しようとしていたことが判明しました。追い込まれた公社は遂に、自ら東京労働委員会に斡旋したいと表明し、異例な事態となりました。障害者への余りにも理解を欠いた公社当局のやり方に対して、さすがに労働委員会も、解雇しないように公社に強く働きかけました。この間東視協は、都市整備局と公社に解雇撤回を要請、全視協や肢体障害者の仲間が公社への抗議・要請を集中。そうした中で、穂苅さんの解雇期日が迫った3月28日、遂に公社は解雇通告を撤回しました。東視協と東京自治労連、支援者たちの迅速な連携行動が、短期間に見事に勝利解決を開いたのです。
その後も東視協は、穂苅さんの継続就労を雇用を進める会で議論し、東京労働局に支援を求めて懇談しました。ことが起きた時に立ち上がるのでは遅きに失することが予想されます。目標への道を歩む普段の取り組みが必要です。

いって来ました合羽橋へのお買い物
                            東部 神作悦穂
私は女性部の行事である「合羽橋道具街」の散策と買物に参加しました。今回はガイドヘルパーさんを御願いしました。このような利用目的でも引き受けて頂けるのか心配でしたが大丈夫だったので楽しかったです。
私は上野駅からどのように行くのかということも知りませんでした。でもみんなの話しを聞いて何となく合羽橋がどの辺にあるのかが想像できました。ガイドヘルパーさんも始めてのようでしたが、ガイドマップを持ってきて下さいました。
そこは、私が想像していた場所とは全然違いました。売り物は商売道具が殆どで、一部日常生活用品でした。私はこれといって欲しいものや親から頼まれたものもありませんでした。ただ何となくお店の商品の説明をして貰いながら、「合羽橋商店街」の中におみやげ物屋さんがあって、家にお土産が買えてほっとしました。「こういう道具街もあるんだなあ」という具合に、教養を深められたと思います.よい経験でした。そしてお天気にめぐまれて何よりでした。他の皆さんは何やら色々と買物をされたようです。
 帰りにお茶を飲みながら話し合いをしました。女性部はこれから目覚めて動き出すそうです。これからも教養を深められそうな行事もやるそうです。これからも皆さんと一緒に活動して行きたいと思います。参加者は会員11名、ガイドヘルパーさん6名でした。こんなに沢山参加されて皆さんびっくりしていました。

貴方の周りの身近な差別
                            北部 松本広子
 4月の教養講座で「障害者自立支援法」を学習しました。お金の無い障害者は福祉制度が使えなくなりそう!私は「障害者を差別する支援法」にしか思えませんでした。そんな大変な時期に私はこのコーナーでお芝居について能天気に書きます。私はお芝居が大好き!
 視覚障害者には、就労・移動・文字の読み書きの三つの不自由があります。お芝居の場合も、一人で劇場まで行けない。チラシもパンフレットも読めない。出演者さえ知らない。舞台背景や役者の動き、たとえば「窓を覗き込む男」なんかが芝居の鍵になるのにそれが分からない。それでもチケットは「一般」料金。
 私が芝居好きになったのは、劇団「スバル」に出会ってからです。ここは殺気のようなわけがわからないシーンに音声ガイドをつけます。これは録音済みの解説をFM電波で観客がイヤホンで聞くものです。最初の頃(10年前)は、解説がうるさくて芝居どころではなかったけど・・・。こうなると他のお芝居も見たくなります。意外に点字パンフ(薄いけど)はありました。
 視覚障害者の多くは、ヘルパーの分のチケットも買って劇場に行きます。だから年に何度も行けません。
 「スバル」には、ガイドボランティアグループ「ハートライン」があります。このグループが他の劇場でも活用できれば、駅の案内は駅員にしてもらえるので、観劇の機会が増えます。「ハートライン」は、車椅子使用者にも便利です。地下鉄駅で地上までエレベータのある所は少ない。遠くてもJRを使うので迷います。車椅子用トイレは大きな劇場にしか、車椅子席は大抵一番後ろの隅っこ。プレイガイドなどで「悪いお席になります」と確認される場所です。障害者サービスに心を砕いている「スバル」でさえそうです。音声ガイド付き公演は年に2度に減ってしまいました。字幕付きは1度だけです。趣味を謳歌して人生を楽しむには、改善して欲しいことが沢山あります。
 私は、20代で東視協に入会して自分の要求は先頭に立ち主張し続けることを学びました。そこで「観劇のバリアフリーを求める障害者の会・雪割草」を作りました。
 これまで点字パンフの普及や劇場のバリアフリーを求めてきた方々がいます。その知恵と力を借りて一緒にやりたいと思います。
 「スバル」の6月公演は『アルジャーノンに花束を』音声ガイドつきです。晴眼者の方も、今まで利用したことのない方もぜひ体験して見てください。パンフを完全収録したフロッピー版もあります。より読みやすいものにするためにも買って見て下さい。
 「スバル」にできることは他の劇団でもできる筈です。活動は楽しくやらなきゃ。


(読者の投稿2)
1.「書残して置きたいこと」(2)
                          北部 井上毅三
 北朝鮮による日本人の拉致監禁は絶対にあってはならないことで、いま尚未解決のままで日が過ぎています。
 私はその交渉過程を見て思うことがあります。それは日本は、北朝鮮の拉致監禁を責める資格がないということです。日本は、1910年から1945年まで朝鮮半島を植民地として支配しました。領土ごと、民族ごと拉致監禁しました。日本名を名乗らせ、日本語を使わせ民族の尊厳を踏みにじりました。
日本に来ていた朝鮮の人たちは日本人との付き合いは余りなく、いつも格下の扱いを受けていました。戦前のオリンピックで朝鮮半島出身の孫基禎選手がマラソンで1位になりましたが、日本はその1位を日本の取った1位として日本の誇りにしました。当時私は子供でしたが、子供なりに普段は朝鮮の人たちをぞんざいに扱っておいて1位になったらそれを日本の手柄にするなんて随分勝手なものだと思いました。日本人の私がそう思ったのだから朝鮮の人たちはなお更だったでしょう。
 拉致監禁の解決がぎくしゃくしています。非は何処までも北朝鮮側にありますが、日本側代表が歴史的植民地支配への反省がないまま、交渉にあたっているのでしたら良い結果は得られないと思います。
☆お詫び:先月号のこの欄でP22。4行目の「日本では上の者が下の者を殴るという・
・・感覚は全くありませんでした。」と続いていますが、正しくは日本では上の者が下の者を殴るということが良くあったのでそれが罪になるという感覚は全くありませんでした。」と続きます。1行抜け落ちていました。井上さんにはご迷惑をお掛けしました。
 
2.聴衆を魅了した和波さんのバースデーコンサート
                            南部 西原清松
 去る4月の1日の金曜日東京港区のサントリーホールにおいて和波たかよしさんの60歳を祝うバースデーコンサートが開催されました。久しぶりに和波さんの演奏が聞けるということで楽しみにしていました。ホールはほぼ満員だったと思います。和波さんの演奏もさることながら、曲と曲の間のスピーチもユーモアを交えたスピーチで改めて和波さんの違った一面を垣間見たような気がしました。当日演奏された曲目はモーツアルトのディベルトメントニ長調バイオリン協奏曲第3番ト長調。そしてその後わなみさんの60年間の歩みが映像を交えて紹介されました。日常的にパソコンをフルに活用されている様子なども紹介されました。また後半には若手作曲家の鷹羽弘晃さんによる「軌跡ーバイオリンとピアノのための」という新曲も紹介されました。
 素晴らしいコンサートでした。橋本さんありがとうございました。

[連載20]
「国産点字ラインプリンターの開発競争と今日の点字ラインプリンター」
                           北部 長谷川貞雄
 昭和51年4月頃だったと思う。当時の都立工業技術センターの平塚尚一氏(ひらつか しょういち)が点字プリンター試作と、点字ラインプリンター構想の発表を行なった。
 平塚氏の点字プリンターの特長は前に紹介したが、点字ラインプリンターにも独特なアイディアがあった。 それは船底式(ふなぞこしき)というものであった。 点字1行を1度に紙に凸点として印刷するには、瞬間的に非常に大きな力が要る。 そのため音も衝撃的となり大きくなる。そこでピンの受け側を船底形にし、往復に転がし、小さな力で静かに点字印刷を高速に印刷するという構想であったと私は理解している。
 平塚氏の点字ラインプリンターは、最終的には、今日の、点字プリンターメーカーであるJTRのESA300として結実した。 それは点字の上・中・下段の1行分を印刷するようになっているから、点字1ページの印刷速度が約5秒と極めて高速である。 現在、国産の最も高速の点字プリンターになっている。そして船底式でなく動いているようである。 1行分を印刷する力と騒音の問題は、別の方法で解決したのであろう。
 専用の点字ラインプリンターについては、岡崎氏も昭和51年頃から開発を進めていた。それは私の提案によるものであった。 前にも述べたが、以前から点字ラインプリンターの必要性を日点の本間先生にも申し上げてきた。 私が考えていた方法は、点字の点の横1列、すなわち1、4の点の32マス分の64点を同時に印刷するものであった。 それを3回動作することにより1行の点字になるのである。 また行間を空けなければ凸点の点字図形が描けるのである。
 そして、この方法で開発された点字ラインプリンターが、昭和51年度中に、金沢工業大学と筑波大学学術情報処理センターに納入された。 だから専用の点字ラインプリンターとしては、岡崎氏のものが国産の最初と言える。 しかし、これらは非常に音が大きく、また点の出し方の力が弱いなど、かなり改良を必要とするものであった。
 岡崎氏は試作は速かったが、製品の完成度が低かったのが惜しいところである。発明家タイプの人であった。 そして、この岡崎式点字ラインプリンターを改良されたものが、ESA点字ラインプリンターになったものと私は思っている。
 岡崎氏と平塚氏は、よい意味でライバルであり、それにより日本では今日の点字ラインプリンターが使われているのである。

  情報アラカルト
1. コンサート情報
(1)シュイ・クウさんの「スーパーニ胡」、  5月28日東京文化会館大ホール、午後2時と6時開演、全席指定4500円
(2)ひろしピアノリサイタル:6月5日東京文化会館大ホール、午後4時開演、S席
4500円、B席3500円、C席2500円
(3)モンゴル音楽祭:6月10日カメリアホール、午後6時30分開演、3500円。(全席自由)
 チケットの申し込みと詳しいお問い合わせは労音03−3204−9933まで。
2. 視覚障害者用音声ガイド付き公演
「アルジャーノンに花束を」のお誘い
松本広子さんご推奨の表記の演劇が行われます。手術によって天才になったチャーリーの見たものとは・・・人生を見つめ、現実を見つめた時チャーリーは!感動のドラマです。
日程:6月9日(木)〜7月1日(金)
料金:一般4900円を4500円、学生2500円
場所:300人劇場(都営三田線「千石」駅そば。)
お問合わせ等は03−3944−7071スバルチケットセンターまでお願いします。
3. 値段が変わりました。
 母親シャボンの商品の値段は内税となり、値段が変わりました。洗濯用洗剤、お風呂やトイレを掃除する洗剤、治療室で利用されている手洗い石鹸など変わりました。「東視協」といって購入されると、還元金が事業委員会の方に入ります。これから女性に欠かせないUVクリームも大好評です。商品の注文と詳しいお問い合わせは母親シャボン03−3230−1973まで。

事業委員会からのお知らせ
 昨年の秋からこの春までチョコレート・お茶・カレーの販売にご協力頂きありがとうございました。日常的に皆さんにお買い上げ頂いたことをはじめ、今期の特徴的なこととして、杉田さんの10万円以上のチョコレート販売、西原清松さんのお茶60本の販売、栗山さんの役員会に来られた時に必ずチョコレートを7,8個買って帰られたことです。  そして都民集会でもメーデーの時にも販売し、完売となりました。本当にありがとうございました。
 さて、夏バージョンの商品を販売始めます。素麺1箱20束入り1400円、新茶100g入り1000円です。東視協総会で、まず販売しますので宜しく御願いします。併せて9月までこの商品をバンバン売りますので、皆さん贈答品として、ご家庭用としてもどうぞ宜しく御願いします。
                       (新井康代・織田津友子)

  ありがとうコーナー(省略)

   事務局だより
(問い合わせは、03−3207−6014、070−6647−9320事務局まで)
 1.東視協総会を5月29日に港区勤労福祉会館で午前10時から午後4時まで行います。ぜひご出席ください。総会成立のためには過半数が必要です。また、昼食を会で用意しますので、出欠及び委任を所属ブロック長まで連絡して下さい。
 2.会員及び賛助会員の皆さんのところには第39回東視協総会議案書が届いていると思います。お読み頂き、1年間の運動のまとめと決算、運動方針と予算に対するご意見を寄せて下さい。総会では、発言によって議案をより豊かなものにして行きたいと思います。
 3.東視協会費の納入が遅れています。未納の方には既に請求書と振替え用紙を発送しています。総会に出席される方は当日、参加できない方は振替え用紙をご利用下さい。
会員の要求実現はもとより全都の視覚障害者の暮らしと社会参加への東視協の役割は年々大きくなっています。この運動を支えているのが会費です。納入頂きますよう御願いいたします。なお、不明な点は、会計の高山米子さん(03−3697−7403)または事務局までお問い合わせ下さい。
 4.5月12日に開催された日本障害者協議会主催の「障害者自立支援法を考えるみんなのフォラム」は、日比谷野外音楽堂と日比谷公会堂の二つの会場に併せて6600人の参加がありました。障害者のこの種の集会では史上初めてではないでしょうか。私達の参加(25人)した3500人で膨らんだ日比谷野外音楽堂では、障害者・施設関係者19人からの発言、シンポジウムを通じて応益負担導入の不条理や福祉の根幹をゆるがす制度を障害者の生活実態と声を聞かずに変えようとする極めて強引なやり方などへの怒り・不満・不安が溢れていました。政府・自公内閣は、今国会での成立を強行しています。私達は、この自立支援法の廃案を求めて国会要請や厚生労働委員会の傍聴(水曜・金曜)などに取り組みます。参加される方は待ち合わせの都合がありますので。事務局まで連絡下さい。

    日程情報
 5/16(月):特養マッサージ師の仕事と身分を守る会、福祉保健局要請
  同:ヒューマンアシスタント制度適用延長を求める衆院議員要請
 5/18(水):障館相談(担当・鈴木彰)
 5/20(金):東京都・障害者団体連絡協議会
 5/21(土):歌声サークル「ステッキーズ」レッスン
  同:ヒューマンアシスタント制度適用延長問題対策会議
 5/22(日):教養講座
  同:水泳サークル「かーなづーち」レッスン
 5/23(月):南部ブロック会
  同:視覚障害者サポートゆい(東視協が主体となって就労の支援など視覚障害者の社会参加を支援する事業を行う組織、NPO法人を目指しています)設立準備会
 5/24(火):ヒューマンアシスタント制度適用延長を求める参院議員要請
 5/25(水):障館相談(担当・織田洋)
 5/26(木):交通バリアフリー法への要望について国土交通省と懇談(街づくり委員会中心に)
 5/28(土):青年学生部例会
 5/29(日):第39回東視協総会10時から16時、(港区勤労福祉会館)
 6/1(水):障館相談(担当・西原和子)
 6/2(木):こだま編集委員会
 6/3(金):雇用を進める会
 6/4(土):歌声サークル「ステッキーズ」レッスン
  同:北部ブロック会
  同:東部ブロック会
 6/5(日):女性部会(午前)、有志お洒落なハンガー作りを学ぶ(午後)
 6/6(月):視覚障害者サポート「ゆい」
設立準備会
  同:点字民報編集委員会
 6/8(水):障館相談(担当・山城完治)
 6/11(土):こだま6月号点字版発行
 6/12(日):西部ブロック会
 6/13(月):「視覚障害者サポートゆい」
設立総会
 6/15(水):障館相談(担当・鈴木彰)
 6/18(土):歌声サークル「ステッキーズ」レッスン
 6/19(日):東視協役員会
  同:水泳サークル「かーなづーち」レッスン
  事務局作業:
 5/19,21,26,28日
 6/2,4,9,11,16,18,23,25日

    編集後記
 5月も中旬なのに時々寒い日が続きます。風邪などひかないで下さい。
 自立支援法反対のみんなのフォーラムには東視協から25名が参加しました。今まで作り上げてきた福祉サービスを根底から覆すような悪法が今国会で決められようとしています。引き続き国会の傍聴行動を行うとの連絡が入っています。参加したい方は、事務所の阿部さんまで日程等を聞き、積極的に参加して下さい。
 第39回東視協総会が29日に行われます。東視協の名称問題が話し合われる予定です。みなさん色々な思いで活動していることと思いますので、ぜひ総会に参加して、またこの「こだま」を通じて意見を出して下さい。会の名称については来年の総会をめどに決めたいと考えています。
 憲法改悪や自立支援法など、問題が山積しています。手を抜かず勝利するまで共に頑張りましょう。