第36回総合リハビリテーション研究大会

総合リハビリテーションの深化を求めて

〜当事者の主体性と専門家の専門性〜

日時:2013年10月12日(土)〜10月13日(日)

会場:公益財団法人石川県文教会館(石川県金沢市尾山町10番5号) 会場地図

参加費:一般3,000 円、学生1,000 円

主催:公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会

後援:(順不同)
      内閣府、厚生労働省、文部科学省、国土交通省、経済産業省、
      社会福祉法人全国社会福祉協議会、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構、
      日本障害フォーラム、公益社団法人日本リハビリテーション医学会、公益社団法人日本理学療法士協会、
      一般社団法人日本作業療法士協会、一般社団法人日本言語聴覚士協会、全日本特別支援教育研究連盟、北國新聞社

生涯学習:日本理学療法士協会認定及び専門理学療法士履修ポイント取得可能(10ポイント)
       日本作業療法士協会生涯教育制度ポイント取得可能(1日1ポイント)
       日本言語聴覚士協会生涯学習ポイント取得可能




ICF研修会「総合リハビリテーションにいかすICF」

日時:10月12日(土)16:15〜19:15

講師:上田 敏((公財)日本障害者リハビリテーション協会顧問・元東京大学教授)

    大川 弥生((独)国立長寿医療研究センター 生活機能賦活研究部部長)

参加費:2,000円、800円(学生)当日支払い可 ※総合リハビリテーション研究大会参加者は、1,000円、600円(学生)

開催趣旨:
 新生総合リハビリテーション研究大会(第33回〜35回大会)では、「全人間的復権」としての総合リハビリテーションとその実践をテーマに、理念の確認と実践のあるべき姿を議論してきました。
今日のリハビリテーションに関わる各専門領域では専門性が細分化する方向にあり、実践にあっては各専門領域の知識と技術が当事者の思いやニーズに優先して提供される現状があります。この状況は、当事者を専門知識からしか見ない、障害による制約を受けつつ意思をもって活動し、成長し続ける生活主体として見ないことをもたらすと危惧されます。リハビリテーションが「全人間的復権」であるためには、益々、“総合”の意味が問われます。これより「全人間的復権」をめざすリハビリテーションと成るためには、専門家の視点からだけでなく当事者の視点を重視してリハビリテーションを再考することが急務の課題と言えます。
「新生」を掲げた当初の“当事者中心”であることを中核に据えて、その意味をあらためて問い、深め、これに基づく実践の具現化を求めたいと思います。当事者の自己決定を活かして、当事者には主体性を求め、これを支えるための専門知識と技術の活かし方を掘り下げることで、専門家には、これまで細分化されて蓄積された知識と技術の体系を、当事者の自己実現に向けてさらに有効なものへとなるように再構築することを求めたいと思います。

プログラム (予定・敬称略)
1日目:10月12日(土)

9:30〜9:35 開会挨拶 炭谷 茂((公財)日本障害者リハビリテーション協会会長)

9:35〜9:40 開催地挨拶 小山 善子(金沢大会実行委員長)

9:50〜11:10 特別報告 障害をめぐる動向 座長:小山 善子(金城大学医療健康学部教授)

国際動向:障害者をめぐる国際動向

       演者:松井 亮輔((公財)日本障害者リハビリテーション協会副会長、法制大学名誉教授)

国内動向:障害関連制度改革と障害者権利条約の批准

       演者:藤井 克徳(日本障害フォーラム 幹事会議長)

11:20〜12:40 講演T‐権利の保障と擁護の仕組みを地域でつくる‐

       座長:木村 伸也(愛知医科大学医学部教授)

       演者:井上 英夫(金沢大学名誉教授)

12:40〜13:40 休憩

13:40〜14:50 基調対談 総合リハビリテーションの深化を求めて−

       上田 敏((公財)日本障害者リハビリテーション協会顧問、元東京大学教授)

       吉川 一義(金沢大学人間社会研究域学校教育系教授)

15:00〜16:00 講演U‐障害者政策の動向:自立支援法から総合支援法へ−

       座長:吉川 一義(金沢大学人間社会研究域学校教育系教授)

       演者:遅塚 昭彦(厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課相談支援専門官)

16:15〜19:15 同時開催 ICF研修会「総合リハビリテーションにいかすICF」

       講師:上田 敏((公財)日本障害者リハビリテーション協会顧問,元東京大学教授)

           大川 弥生((独)国立長寿医療研究センター 生活機能賦活研究部部長)

2日目:10月13日(日)

9:00〜12:00 シンポジウム 第1部 「自己実現」を支える総合リハビリテーション−当事者の主体性を支える専門性の追究−

      座長:松矢 勝宏(東京学芸大学名誉教授)

      座長:阿部 一彦(東北福祉大学教授)

   パネリスト:河合 隆平(金沢大学人間社会研究域学校教育系准教授)

          杉江 哲治(石川県教育センター指導主事)

          永野 椎奈(金沢大学人間社会学域地域創造学類3年生)

          橋 美由紀(石川県立いしかわ特別支援学校教諭)

    指定討論:矢本 聡(仙台市泉区保健福祉センター障害者支援係長)

          木村 伸也(愛知医科大学医学部教授)

12:00〜13:00 休憩

13:00〜16:00 シンポジウム 第2部 よりよい総合リハビリテーションの到達点を求めて
                                 −専門領域の現状と課題から専門性の再構築−

       座長:大川 弥生((独)国立長寿医療研究センター研究所生活機能賦活研究部部長)

       座長:伊藤 利之((福)横浜市リハビリテーション事業団顧問)

    パネリスト:(職業)沖山 稚子(越谷市障害者就労支援センター所長)

            (医療)高岡 徹(横浜市総合リハビリテーションセンター医療部長)

            (看護)泉 キヨ子(帝京科学大学医療科学部看護学科教授)

            (介護)舟田 伸司(日本介護福祉士会常任理事)

            (工学)山内 繁((非特)支援技術開発機構理事長)

            (教育)吉川 一義(金沢大学人間社会研究域学校教育系教授)

16:00〜16:15 第37回大会(仙台大会)開催の案内

       阿部 一彦(第37回大会実行委員会準備会代表)

16:15 閉会挨拶

       松井 亮輔((公財)日本障害者リハビリテーション協会副会長、法政大学名誉教授)


●第36回 総合リハビリテーション研究大会 プレ企画●

 

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