活動風景

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1999年1月16日(土曜)
10時〜12時
新潟ふれ愛プラザ
(亀田町)
(1)読み上げソフト体験
(2)Windows95の起動・終了 体験

本日の会場は、亀田町にある「新潟ふれ愛プラザ」。
ここには新潟県点字図書館もあり、社会福祉のセンターとして利用されているところです。
ふれあいプラザ入り口の写真

雨も降っていたので、参加されたかたの多くは亀田駅から寄り添ってタクシーでやってきました。

今日参加された中で一番遠方から見えたのが関川村からお越しのかた。本当にご苦労さまでした。


本日のメニューは
1.音声読み上げソフトの体験
2.Windows95の起動と終了の練習です。

参加された視覚障害のかたが10名、パソコンボランティアが5名で、Windows95パソコン(NEC PC9821)1台を交代して操作しました。
パソコンはこれ以外にも数台あったのですが、操作を解説しながら行いましたので1台で十分です。

画面を見る必要がなく、キーボード操作がスピーカーから読み上げられますので、この人数でも十分でした。
よみともを説明する岩崎さん(奥で立ちこちらを向いているかた)

スキャナを使った読み上げソフトの体験

音声読み上げは「よみとも」というソフトウェアを使います(販売元アイフレンズ)。
普通のスキャナで活字文書を読み込み、そこから活字部分を識別して音声に変えて使うものです。これにより全盲の人でも普通の文書が音で聞くことができるようになります。
新聞をスキャンする岩崎さん、長谷川さん、佐藤さん スキャナを見えないかたが使うため、紙を上下逆さにおくこともあり得ます。
また、縦書き・横書きの区別を人間が指示することもできません。このソフトウェアはそうしたことを自動的に判定して読み上げてくれます。

操作の仕方になれて、いろいろな文書を読ませてみました。学校の給食献立表、年賀状、名刺、新聞、文庫本の小説、スーパーのレシートなどなど。私が予想した以上に正確に読み上げてくれました。

新聞では「自民・自由連立政権誕生」のニュースがあったのですが、「小渕恵三首相」を「こぶち けいじ くびかしわ(小渕恵二首柏)」と読んだときには爆笑!


FMケントさん来訪
新潟の地元民放ラジオ「FMケント」のかたが取材においでになりました。
さっそく名刺で実験。こちらも正確に読み上げることができました。
こちらのラジオでは社会福祉の紹介番組があり、その取材ということです。

個人事ですが、FM放送はFM新潟をよく聞いています。「FMケント」は視聴可能な地域が限られてくるためもあって聞くのは「J-WAVE」提携の番組です。さらに個人的な希望をあげると、あのジョン・カビラさんの朝7時〜9時の番組が聞きたいんですけど、武石さんよろしくお願いしますよ。

名刺を読み上げて大喜びの「FMけんと」の竹石さん

ひとりごと
さて、ざっとこういう感じです。
ボランティアは何をしているかというと、じっと視覚障害者のかたが操作しているところを見守るだけです。画面操作はWindows95でキー操作を読み上げてくれる「95Reader」というものがあるのですが、これが画面を読んでくれなかったり、補助して説明しないとわからない画面があることがあります。そういうときが私たちボランティアの出番です。
「画面はこういうふうになっていますよ」「このときは、こうすればいいですよ」というアドバイスをしていくのです。
これが説明が十分できないときは、自分自身がまどろっこしくていらいらしたりすることもあります。自分の勉強不足を感じるところもあるのです。

本日はこのあと障害者のかたとボランティアのかたいっしょになっての新年会でした。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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