〇回答13
 声の国語辞典は既にインストールしてあるという前提として書きます。

 まず、次の事項について確認してください。
 MYWORDを起動させたとき、「マイワード 新規 1の1」という音声が出ると思いますが、それに続いて「国語辞典起動」という音声が聞こえますか?
 もしも「国語辞典起動」という音声が出ないようでしたら、次のような設定を行ってください。

(1)MYWORDを起動させてください。
(2)Altキーを押してメニューを表示させ、左または右矢印キーを何回か押して「環境 トップメニュー」という音声が聞こえるところまで移動します。
(3)次に上または下矢印キーを何回か押して「オプションソフトの設定 ウィンドウ」という音声が聞こえるところまで移動します。
(4)ここでエンターキーを押すと「起動時に国語辞典を起動する」という音声が聞こえ、すぐに「チェック」とか「チェックなし」と聞こえると思います。
(5)スペースキーを押す度に「チェック」と「チェックなし」が切り替わりますので、「チェック」にしてからエンターキーを押してください。
(6)すぐに「設定」という音声が聞こえたら、そこでエンターキーを押してください。これで設定は完了です。
 もしも「設定」と聞こえずに他のソフト名が聞こえるようでしたら、下矢印キーを押して「設定」というところまで移動してからエンターキーを押してください。

 MYWORDをいったん終了させてから起動すると、「マイワード 新規 1の1 国語辞典起動」という音声が聞こえるようになると思います。
 この設定を行うことによって、MYWORDと国語辞典を連動させて使うことができるようになります。


[声の国語辞典に読み方を入力して調べる方法]

 操作方法にはコントロールキー・シフトキー・ファンクションキーなどを組み合わせて行うフルキー方式もありますが、今回は点字方式の六点入力の方法を中心にして説明します。

(1)無変換キーと点字のコを押します。(国語の「コ」と覚えるといいですね。)すると「国語辞典 読み方」というメッセージが出ます。
(2)調べたい語句の「読み方」を入力してから、エンターキーを押します。例えば「はな」という読みを入力してエンターを押してみてください。
(3)「見出し語 3件」という音声に続いて、読みに該当する見出し語が見出し語一覧に表示されて1件目の内容が読み上げられます。「はな」で検索した場合には、「草花の花」「寝入り端の端」「顔の中央にある 鼻」の3件が表示されますが、音声では1件目の「草花の花」の内容が読み上げられます。もしも「見出し語がありません」というメッセージが出た場合には、読みの文字を修正してからエンターキーを押してください。
(4)スペースキーを押すか上または下矢印キーを押して2件目・3件目に移動すると、それぞれの内容が読み上げられます。
(5)書かれている漢字や用例などをじっくり調べたいときには、エンターキーを押してください。解説画面に移動するので連続読み・段落読み・1行読みなどの方法で読み上げさせたり、矢印キーを使って1文字ずつ確認することができます。
(6)別の語句を調べたいときには、前回調べた語句をバックスペースキーなどで削除してから新しい文字を入力し、エンターキーを押してください。
(7)国語辞典の状態からマイワードの返習画面に戻るには、スペースキーと点字の6の点を同時に押します。スペースキーと点字のメを同時に押すか、ESCキーでも戻ることができます。


[MYWORDで日本語入力中に表示される漢字の候補などを利用して調べる方法]

(1)日本語入力をオンにして、半角モードで読み方を入力し、スペースキーを押して変換します。
(2)変換候補が表示されますので、スペースキーなどを使って漢字などの文字を選びます。
(3)漢字などの候補が表示されている状態で、スペースキーを押しながら点字の コ を押します。
(4)該当する見出し語があれば「見出し語3件」などの音声が出て、見出し語が表示されます。
(5)国語辞典に入ってからの操作は、上記で書いた方法と同じです。矢印キーで見出し語を選び、内容をゆっくり読みたいときはエンターキーを押します。国語辞典から抜け出したいときはスペースキーと点字の6の点を同時に押します。


[カーソル位置から始まる文字や単語を調べる方法]

 この方法はMYWORDなどで文書を読んでいるときに、「この言葉の意味はなんだろう?」とか「音声ソフトの読み上げはなんだかへんだけど、正しい読み方はなんだろう?」などというときに使うと便利な方法です。
 日本語入力をしているときに、既に確定した文字などを調べるときにも便利です。
 また国語辞典の解説画面を読んでいるときにも使うことができます。
 「私は高校野球の放送を聞いています。」という文を例に説明します。

(1)調べたい言葉の1文字目にカーソルを合わせます。高校野球の最初の「高」の文字にカーソルを合わせたと仮定します。
(2)スペースキーと点字の コ を押します。「見出し語4件」などのメッセージに続いて「高等学校」などの見出し語が表示されます。
(3)国語辞典に入ってからの操作は上記の方法と同じです。矢印キーで見出し語を選び、内容をゆっくり読みたいときはエンターキーを押します。国語辞典から抜け出したいときはスペースキーと点字の6の点を同時に押します。


[範囲を指定して調べる方法]

 「カーソル位置から調べる方法」は、言葉の範囲を国語辞典が自動的に判断して見出し語を表示するのに対して、これは調べたい言葉などの範囲を自分で指定して調べる方法です。文書を読んだり書いているとき、国語辞典の解説画面を読んでいるときなどに使えます。
 「生命保険」という言葉を例に説明します。

(1)無変換キーと点字の ユ を押します。(誘導検索の「ユ」と覚えるといいようです。)「国語辞典で検索 文字 どこから」というメッセージが出ます。
(2)調べたい言葉の1文字目にカーソルを移動させてエンターキーを押します。生命保険の「生」という文字にカーソルを合わせてエンターキーを押します。「1の1の1から どこまで」というようなメッセージが出ます。これは検索を開始する文字の位置を示すものです。
(3)調べたい言葉の最後の文字にカーソルを合わせてエンターキーを押します。生命保険の「命」にカーソルを合わせてエンターキーを押します。
(4)「国語辞典で検索 1の1の1から1の1の3まで 確認」というようなメッセージが出ますので、もう1度エンターキーを押します。このようにすれば、生命保険の「生命」について調べることができます。
(5)国語辞典に入ってからの操作は上記の方法と同じです。矢印キーで見出し語を選び、内容をゆっくり読みたいときはエンターキーを押します。国語辞典から抜け出したいときはスペースキーと点字の6の点を同時に押します。

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