〇回答8
 JAWSですが、私の感じではビジネスユーザー向けのように思います。
 グループウェアのソフト、「ノーツ」は他のスクリーンリーダーでは音声が出ませんが、JAWSは音声化してくれます。また他のどんなアプリケーションでも音声化はしてくれるようです。
 一般的なワードやエクセルなどはスクリプトと呼ばれる、アプリケーション用のいわゆるプログラムが付いていますので、簡単に音声が出ます。また、スクリプトの付いていないアプリケーションも自分でスクリプトを作れば音声化できます。ただし、この場合は専門知識が必要のようです。


 また、エクセルなどに貼り付けてある円グラフやその他のグラフを音声で読んでくれたり作製できたりする点や、タスクリストその他の画面表示などをあれこれ読んでくれる点は、他のスクリーンリーダーより優れているところだと思います。
 それから、JAWSの最も大きな特徴として、ジョーズカーソルという特殊なカーソルが画面上を自由に動いてくれ、他のスクリーンリーダーでは、絶対に読まない領域まで音声化してくれることです。

 ただし、JAWSを入れたパソコンの動きが非常に不安定になる場合があります。JAWSとPC-Talkerなどの切り替えを頻繁にしたり、PC-Talkerを終了せずにJAWSを起動すると、フリーズが起こってしまいます。
 JAWSを使う場合には、他のスクリーンリーダーを終了させる必要がありますし、他のスクリーンリーダーに戻す場合はJAWSを終了させなければいけないようです。つまり、JAWSと他のスクリーンリーダーは共存できないということのようです。
 また、JAWSを終了したあと、すぐにJAWSを起動すると、やはりエラーを起こします。これはJAWSを終了してもメモリが開放されていないためです。つまり、メモリの中ではJAWSが2つ存在することになり、メモリ不足を起こすようです。
 私の感じではJAWSを終了したあと1時間くらいしてからなら、ふたたびJAWSを起動できる状態になるようです。パソコンを再起動すれば大丈夫ですけど、・・・

 さらに、他のアプリケーションとの相性もあります。解決方法として構成マネージャの設定で回避できるようですが、購入した時に付いていたカセットテープを聞いたり、IBMのMLからの情報を頼りに今それを研究中です。

 そんなJAWSなんですが、エクセルやワードなど一般的なアプリケーションは95ReaderやPC-Talkerのほうがいいかな、と思います。JAWSは少し反応が遅いようです。

※ ページ中の主なパソコン用語:ソフト アプリケーション カーソル フリーズ メモリ 再起動