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第37回全国盲人文芸大会入賞者

日本盲人会連合(笹川吉彦会長)主催の第37回全国盲人文芸大会の入選者が決まりました。

今回は全国から短歌54人(160首)、俳句85人(225句)、川柳67人(200句)、随想・随筆12人(12編)のご応募をいただきました。

審査員は短歌が佐佐木幸綱先生、池田はるみ先生、黒岩剛仁先生、俳句が松林尚志先生、松井国央先生、川柳が川端六点先生、石部明先生、随想・随筆が竹村實先生、当山啓先生で、厳正な審査の結果入選作品が決まりました。

そのうち各部門第1位から第3位までの入賞作品をご紹介します。(敬称略)

【短歌】

カッコ内は読み方

第1位  厚生労働大臣賞  日盲連会長賞

凩の襷リレーか沿道の 我を煽りて風力募る
  (こがらしの  たすきりれーか  えんどうの  われを  あおりて ふうりょく  つのる)

野中  利秋  (福岡県)

第2位  日盲連会長賞

眉をひき紅をさしたり嫗われ のっぺらぼうの顔がほころぶ
  (まゆを  ひき べにを  さしたり おうなわれ のっぺらぼうの かおが  ほころぶ)

立石  幸子  (長崎県)

第3位  日盲連会長賞

携帯のエリアメールの鳴る度に すっくと立てり吾が盲導犬は
(けいたいの エリアメールの なるたびに すっくと  たてり わが  もうどうけんは)

上林  洋子  (新潟県)

【俳句】

カッコ内は読み方

第1位  文部科学大臣奨励賞  日盲連会長賞

雁供養津波に消えし人の数
  (かりくよう つなみに  きえし ひとの  かず)

山影  俊典  (大阪府)

第2位 日盲連会長賞

絶叫の形に吊され干鰯
  (ぜっきょうの なりに つるされ ほしいわし)

山口  等  (三重県)

第3位 日盲連会長賞

目をつむり南部風鈴選りにけり
  (めを  つむり なんぶふうりん よりにけり)

寺門  勇治  (茨城県)

【川柳】

カッコ内は読み方

第1位 NHK会長賞 日盲連会長賞

お日様の下で物干しよくしゃべる
  (おひさまの  したで ものほし よく  しゃべる)

本間  光子  (新潟県)

第2位 日盲連会長賞

太陽に感謝ふっくら干す布団
  (たいように かんしゃ ふっくら ほす ふとん)

藤岡  健次  (愛媛県)

第3位 日盲連会長賞

相撲甚句父は鼓膜に生きている
  (すもうじんく ちちは こまくに いきて  いる)

村上  参吉  (熊本県)

 

【随想・随筆】

カッコ内は読み方

第1位 日盲連会長賞

「約束」
(やくそく)

海野  久夫  (札幌市)

第2位 日盲連会長賞

「好きこそものの上手なれ」
  (すきこそ  ものの  じょうずなれ)

立石  幸子  (長崎県)

第3位 日盲連会長賞

「塗師矢の神様」
  (ぬしやの かみさま)

横山  博一  (福井県)